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17

中に入るとそこは洞窟だった。


周りを見渡すと終わりが見えない。どんだけ広いんだよ。


「10階までは雑魚ばっかりだから一気に行くわよ」


リューネが全員に何かしらの魔法をかけた。


そしたら俺達は地面から足が浮き


「行くわよ」


「おい、まさかあの早さで…」


俺の言葉は最後まで言えることはなかった。


凄い勢いで進む。


前、魔族と戦うために草原を駆け抜けた時以上だ。


「あばばばばば」


高さは人の高さより高く飛んでいる。


ダンジョンなので冒険者がいる。


この広い洞窟にも入った時何人かいたのを見た。


「団長さん。下に下がるには階段だけかしら?」


「ええ、そうですね。基本階段です。ただ20階からは階段が無いらしいです。行ってみないと分からないです」


なんで、この早さに慣れて普通に話してるの団長さんは!?


エミリアなんか白目向いて気絶してる。


「階段ね…あ、あこかしら」


リューネが何かに気付き速度を緩める。


俺はリューネが向かってる場所を見ると確かに階段があった。


「このまま行くわよ」


階段も浮いた状態で降りて行く。


そして2階にたどり着いた。


2階も同じくただただ広い洞窟だ。


1階同様空を飛んで突っ走る。


途中飛んでいた魔物がいたがぶつかった瞬間死んだ。もう魔物が可哀想だわ。


この調子であっという間に9階まで突き進んだ。


9階フロアは依然洞窟なんだけど魔物の種類が1階と比べてだいぶ変わった。


オーガに首が2つある犬とか角が二本ある熊とか。


ランクで言うとDからCランク相当の魔物がいる…らしい。団長の話を聞いた限りでは。


まあ、一瞬でリューネの魔法で死んでくからあまり俺には意味が無い。


「ん?…なんかデッケェ扉があるんだが」


進む方向の先にオーガ三体以上は軽く入る扉が見える。


「あの扉が10階のボスに繋がる扉です」


「わざわざあんなに大きくしなくても大丈夫じゃね?」


「私にはよく分かりません。ダンジョンの事はダンジョンしか分かりません」


ま、そうだよな。


意味があるかって言われたらあるものはあるが無いものは無い。無駄に考えるのはよそう。


扉の前で俺達は地面に降りた。


周りには冒険者はいない。


「8階ぐらいから冒険者達がいなくなったよな?」


「オーガが8階から現れるのでそれを嫌がって7階で稼いでると思います」


やっぱりオーガは冒険者からしたら嫌われもんなんだな。俺も嫌いだ。


「因みに聞くがこの先にいるオーガキングはどれくらい強いんだ?」


「オーガキングはBランクの魔物です。オーガよりは格段に強くなっています」


うげぇ。


オーガキングって名前だからやっぱり強いのかなあと思ったら名前通り強いんかよ。


「さっさと行くわよ」


リューネが扉を開け中に入る。


その後にブラック、団長、気絶から目が覚めたエミリアが続き最後は俺だ。


扉を開けると黒い渦巻きがあり皆んなはそこに入ると消えた。


俺も決意し中に飛び込んだ。


黒い景色はすぐに消え洞窟ではないところに来た。


広いただただ広い部屋の角に柱が4本立っており、その真ん中にあたる所にオーガとは比べもにならないくらいの大きい魔物がこちらを睨んでいる。


「あれがオーガキングです。個体差はありますがアレは中々大きいです」


団長が剣を抜きオーガキングに対して構える。


オォオオァァォァァア!!!


オーガキングはこちらに咆哮しオーガの高さはあるであろう黒い棍棒を握り走り出した。


それに対して団長だけが動いた。


「今回は私めが対応させていただきます」


そう言って団長の体がブレた。


「剣乱舞」


ブレた団長は一瞬でオーガキングに辿り着き上下右左に縦横無尽に残像を残しながら切り捨てる。


カチン


と、団長が剣を鞘に入れる。


オーガキングは同時に体全身に線跡が出来、バラバラになった。


「グロいなっ!!」


「私は剣を使うので仕方ないです」


「仕方ないって…あれ?」


オーガキングは消える事なくバラバラの状態で存在してる。


「消えないんだけど何で?」


「Bランク以上の魔物は消えないです。魔物自身が貴重な素材だったりします」


「へ~」


バラバラなオーガキングは触りたくないな。


「リューネ、悪いけどあれ全部燃やして」


「良いけど取っておかないの?」


「流石にあの状態で触りたくはないな…」


リューネに頼み全部燃やした。


と、燃え尽きたと同時に真ん中に黒い渦巻きが現れた。


「どうやらまた渦巻きに入れば11階に行けるみたいね」


リューネがそう言いまた魔法をかけて、今度は全員で渦巻きに入った。


黒い景色が開け見えた景色は…


「ここ、ダンジョンだよな?中に入ったよな?」


俺がそう言って上を見る。


上には綺麗な青空が広がっていた。


そして今まで洞窟だったのがガラッと変わり見渡す限り草原だ。


「場所により草原だったり洞窟だったりするみたいですね…。流石にビックリです」


団長も今いる場所に困惑してる。


「面白いのぅ」


ブラックは腕を組み感心してる。


「私、ついて来たの間違いだったかも」


何か悟った顔をしてるエミリア。


だから、俺は辞めておこうと言ったのに。


「まぁいいわ。さっさと行きましょう」


「通常運転かよ!つか、俺ダンジョン入ってからずっと気になってることがあるんだよ!」


「あら、何かしら?」


「ダンジョンと言えば宝箱だろ!その宝箱が見当たらないのは何でだ?」


「1階から9階までの宝箱は昔から冒険者達に見つかっているのでほとんどありません。ですが11階からは多少はあるんじゃないんでしょうか?」


なるほどなるほど。


そりゃあ昔からあれば宝箱とか見つけてるわな。


と、なると…


「宝箱は30階から探そう!恐らく見つかってない宝箱とか絶対あるはずだ!」


「マサキがそうしたいなら私達は問題無いわ」


楽しみが増えた。


「それならこの階からも飛ばして行くわよ」


フワッと浮き、急加速して進む。


「だから、急に速くするなァァォァァア!!」


☆☆☆☆☆


現在、16階まで来ている。


草原は広い。


しかし、リューネの魔法は圧倒的な速さで移動する為1階1階が多分30分はかかってない。


ダンジョンの醍醐味なんか無視してる。


「あー美味い」


一旦昼休憩をする事にした。


昼なんかよく分からんがこのエリアは快晴だし良いんだよ。


リューネが作ってくれてた飯を俺のアイテム袋に入れて食べたい時に出す。


アイテム袋さまさまだよ。


「飲み物です」


「ありがとう」


団長から飲み物を貰い口の中に残っていた食べ物を流し込む。


ああ、平和だ。


こういうのを俺は望んでいたんだよ。


「あ、また来た」


エミリアが見た場所に、このエリアからいる魔物がこちらを襲おうと走ってきてる。


その魔物はサーベルタイガーそのもの。


しかし、速い。巨体なのが嘘みたいに速い。


「ま、俺には関係ありません」


サーベルタイガー(名前は合ってるか知らない)はブラックの一撃により死んだ。


何故ブラックが戦っているかというとブラックが食べていた肉をサーベルタイガーがさっきから狙っているのだ。肉を食べているのはブラックだけなんだけど。


で、ブラックは「我の食べ物を狙うとは愚かな…。全滅させてやろうではないか」とか言ってわざわざ肉を囮にして殺している。


ただ、その囮にかなりかかる。


サーベルタイガーはBランクの魔物らしく消えない。なので、山の様に積み上がってる。


「アレを誰が袋に入れると思ってんだよ…」


そう思い思わずため息をついてしまう。


サーベルタイガーとブラックとのやりとりはサーベルタイガーが現れなくなるまで続いた。


「ふぃ~疲れた~」


サーベルタイガーをアイテム袋に入れる作業が今終わった。数は100から数えてない。


「行くわよ」


「スパルタすぎやろ!って、また急にぃぃぃい」


アイテム袋に全部入れたのを確認したリューネが急加速で進める。


「エミリア様、あれが…」


もう慣れたもんで団長はエミリアに魔物の名前や特徴などを教えてる。エミリアもエミリアで気絶しなくなった。つまらん。


ブツブツ言いながら俺は流されるまま体を預けた。


ーー19階


19階に来て今まで草原だったのが急に洞窟に戻った。何なんだこのダンジョンは。


しかも魔物も一気に変わった。


見渡す限り一種類しかいない。


が、これまた強烈な魔物だ。


二本足で立っており顔の半分は1つの目玉が占めている。体は全身茶色の毛で覆われている。


気持ち悪。


「アイデビルですか…。厄介ですね」


団長が魔物を見て顔をしかめる。


「厄介?てかアイデビルって名前なんだ」


「アイデビル…奴らは単体じゃ弱いんですが集団だと集団魔法を使います。その集団魔法が厄介で…。幻術を見させるんですよ。その幻術にかかってる間に殺されるんですよ」


魔物が魔法を使うのか…。


しかも幻術魔法とか厄介どころか最悪じゃねぇか。


「なら、こうしましょう」


リューネが一旦空中で止まる。


「消えなさい」


右手にバスケットボールぐらいの火の玉を出現させ下に向かって放った。


ドォォオォォォ


地面に触れた途端この洞窟を全部覆う様に火が広がった。暫く轟々と火が燃えたぎっていた。


数分後、火は消え地上は焦げた地面が広がっており魔物は全滅してた。


「相変わらず…」


「相変わらず…なに?」


「いえ、ナニモアリマセン」


バケモノっていう単語は禁止だったな、そう言えば。


ここも9階と同じででっかい扉があり、俺達は扉をくぐった。


そこは、前のオーガキングと戦った場所よりは狭いが戦うには充分広い。


そして、前回と違うのは地面に何個も剣や斧が突き刺さっている。


「で、あれがミノタウルスか」


俺たちの目の先にいる魔物がただただこちらを睨み立っている。


顔は馬みたいな顔をしているが頭に角が二本生えている。胴体は人間でメッチャムキムキ。


下半身は馬なんだが足が6本ありどの足元ムキムキ。


大きさはゆうに人の倍はある。


「ミノタウルスはSランクの魔物です。知恵もあり非常に厄介な魔物です」


団長が剣を抜き構える。


と、その時ミノタウルスが地面に刺さっていた斧を抜き投げた。


ーー速い。


矛先は団長だ。


キーーーン


「ック!?」


団長は剣で何とか防いだが防いだ拍子に後ろに吹き飛んだ。


「ケール!?」


「大丈夫ですエミリア様」


エミリアが近寄ろうとしたが団長が止めた。


「ーッ!!エミリア!!」


エミリアが団長の方を見た瞬間ミノタウルスはエミリアの方に走り一瞬で距離を縮め持っていた剣を振り下ろす。


間に合わねぇッッ!!


ドォォオォォォンッ


エミリアーーじゃなくミノタウルスが吹き飛び壁にあたり壁が壊れる。


「うるさいのぉ」


「ブラック!」


エミリアを助けてくれたのはブラックだ。


「マサキよ。さっさと進むのだろう?なら我に命令でもすれば我は僕だから言うことを聞くしかない」


「いや、まあそうなんだけどさ…」


完全に関係を忘れていたわ。


だがーー


ヨロヨロと立ち上がるミノタウルスを見て


「ブラック、あいつを倒してくれ」


「あい、分かった」


カツカツとミノタウルスに歩いていく。


ミノタウルスはヨロヨロになりながらも刺さっている剣や斧を次々と投げてくる。


しかし、ブラックに当たる前に全部消えて無くなる。ブラックはあの黒いオーラを全体に包みながら歩いてる。


「グモォォオ!!」


力を振り絞りブラックーーではなく俺たちに向かい距離を縮めようとするが…


「つまらんのぅ」


ミノタウルスの顔に距離を縮めたブラックが殴る。


ミノタウルスはそのまま吹っ飛び壁に激突し動かなくなった。


「え?終わった?」


「一瞬じゃ。本当につまらんかった」


ブラックがガッカリしてる。


いや、つまらんじゃねぇし。


俺はミノタウルスに近づいた。


うわぁ…。顔がグシャグシャになっており足も手もありえない方向に向かって曲がってる。


こりゃあ死んでるわ。


「マサキそれアイテム袋に入れないの?」


リューネが聞いてくるが…


「入れたくねぇ~。団長さんよこれ必要?」


「ミノタウルスは特に無いですが角が薬に使われるので角だけ取れば大丈夫かと」


そう言って団長はミノタウルスの角を切り落とす。


それをアイテム袋に入れて…


「よし、次行くか」


早くここから出たい。


ミノタウルスを倒したことにより魔法陣が現れた。


「これに魔力を流せば次に行けるみたいね」


リューネが魔法陣を触りそう言う。


リューネの近くまで全員集まりリューネに魔力を流して貰う。そうすると魔法陣は輝き出し俺達は部屋から移動した。


景色がガラッと変わり今見える景色はーー


「今度は密林かよ」


木々が生い茂り、空には魔物が飛んでいる。


「とりあえずどうするマサキ。空飛んで行くのが一番なんだけど…」


「あんなに魔物いるのに空を飛んでいたら心臓がもたないわ!歩いて行こうぜ。いや、もう帰ろうぜ!」


「なら、さっさと行くわよ」


俺の願いは無視され走るより速いスピードで地面の上を滑るように進む。


ここに出てくる魔物は虫やら鳥やらが出てくる。今までと違って見た目が気持ち悪い。特に蜘蛛とかムカデとか大きさは人並みで小さいのでゾワゾワするのにこんなに大きいともう立派に凶器だよ。


リューネのお陰で近づく魔物は一瞬にして燃え死ぬ。アイテムとか落とすんだけど無視無視。


現在24階なんだけどキャンプをとることにした。各エリアには魔物が来ない場所が存在する。その場所でキャンプをとるのが冒険者達には当たり前なことらしい。


「一日で進みすぎじゃね?」


野菜のスープを飲みながら皆んなに質問する。


「こんなもんよ」


「普通はここまで来るのに1ヶ月ぐらいかかりそうな距離だよ?こんなもんよ、じゃねぇし。まあ進むに関しては早い方が俺も助かるけどさ」


こんなダンジョン早く出るに越したことはない。


「まあまあマサキ殿。進まれたエリアよりまだ誰も足を入れてないエリアに早く行って頑張りましょう!」


「俺は頑張りたくないんだよ!ったく、あ、エミリアお前の肉なんかでかくね?交換しようぜ」


「お代わりがあるんだからお代わりしなさいよ!」


と、いつも通り過ごしその日は寝た。


☆☆☆☆☆


「んんん?」


現在28階。


相変わらずリューネの魔法で速さ以外は快適にボケーッとしていると目の前の真っ黒な山みたいな大きい塊が見えた。


近くまで来るとその黒いのがわかった。


人よりふた回り大きいゴキブリが重なっているのだ。


「うぇぇええ!?気持ち悪いぃぃぃい!!」


その声と同時に黒い塊が一気に動いた。


全部こっちに向かってきてる。


「リューネ!!火!火!早く!」


「うるさいわね。キブリを見たくらいで…」


「あれは生理的に合わないんだよ!!」


やれやれ、とリューネが肩を上げゴキブリ全部に火を纏わせた。ゴキブリは悶えながら死んでいった。死ぬ時までやっぱり気持ち悪りぃ。


しかし、これでゴキブリが全滅したわけではなかった。この階全体にあの大きい塊が沢山と立っていた。


この階を抜けるまでに俺は精神的に死ぬかもしれんな…


「もうゴキブリを見たくない」


現在29階。


あの、ゴキブリ軍団(ここではキブリという魔物らしい)をリューネが全部焼きはらってくれた。意外にエミリアや団長は平気らしく俺だけがギャーギャー騒いでた。


「マサキは本当に情けないわね。キブリぐらいで」


「ウルセェ!!嫌いなもんは嫌いなんだよ!」


全く。ゴキブリを好きな人間なんて特殊な人間以外、いないんだよ。分かってくれ。


「それにしてもボス前のエリアは必ず洞窟なのか?」


「絶対とは言えませんがこれで3回目ですしその可能性はありますね」


そう29階も洞窟なんだよ。


さっきまで普通に木々が生い茂っていたのにガラリと景色が変わった。


「で、さっきから此方に攻撃してくる魔物はなんなん?」


俺達は空を飛んでいるんだがそいつは空を飛びながら此方に紫の煙を吐いてくる。


「この魔物はスカイスネークです。Aランクの魔物で特徴はこの紫の煙。これは毒煙です」


「おもいっくそ喰らってるけど!?おい大丈夫なのか?」


「だから何回も言ってるでしょ?これぐらいの雑魚に私の魔法が破られるわけないでしょ」


ちょっとムッとしながらリューネが答える。


いや、リューネの魔法は凄いのは分かっているが、こう攻撃されてたら心配になるんだよ。


「鬱陶しい」


ブラックが右手に黒い煙を纏い魔物にその黒い煙を放った。煙が当たった魔物はジュージュー言いながら溶けて落ちていく。そして目の前にいた魔物全部が溶けて落ちていった。


「リューネもだがブラックもえげつねぇな」


なにはともあれ魔物はいなくなった。


俺達は扉の前まで行き今までと同じように扉の中は黒い渦があり入ると目の前は黒くなり、視界がクリアになっていく。


そこは遺跡だった。


壁にはなにかしら彫られており柱は等間隔で並んでおり真ん中には銀色の巨大な蛇がいた。


「メタルスネークキングは魔法が効きにくいのと物理攻撃もあの体には効きにくい魔物です。あの巨体にもかかわらず動きは早く、ミノタウルスより早く動きますヤツにあったら死ぬしかないと言われてます」


「解説あんがと。でも、倒し方とかあるんだよな?」


「圧倒的な物理か魔法を一気に喰らわす以外はありません」


圧倒的な力か…。


チラッとリューネを見ると


「今回はマサキがなんとかしなさい」


「ホワイ?君は何を言ってるんだい?」


ははは。聞き間違いかな?俺が一人で戦えと?


「マサキ、行きなさい」


そう言うと魔法を使い俺を蛇の所へ飛ばした。


「おおまおまえぇぇ!!!」


メタルスネークキングは突進してくる俺を丸呑みしようと大きく口を開く。


このままじゃ食べられて終わりだ。


だが、俺がやれることはない。


つまり…


「あ、終わった」


そのまま俺は口の中に入り死んーー


「あれ?蛇が止まっている?」


口に入ろうとした瞬間時が止まった。


いや…


「ちょっとは動いてるな。だが、何なんだこれは」


メタルスネークキングとの距離がすこーしずつ近づいてる。


訳わからんがとりあえずまだ死んでない。


「あ、俺は動けるんだ」


試しに腕とか動かすと普通に動いた。


ん~なら、どうするかな。


「ま、一発殴ってダメだったらリューネ達に任せよう」


そう思い足に力を入れジャンプした。


足は地に着いてないがジャンプは出来た。


「とと。飛びすぎた」


天井スレスレまで飛びすぎた。


そのまま落下の力を借りメタルスネークキングの頭を殴った。


殴った瞬間、時は動いた。


ゴキッン


殴った時そういう音がした。


メタルスネークキングは地面にめり込み頭から紫色の血が流れている。


「これ、死んだか?」


横に来てコンコンとメタルスネークキングの体を叩く。反応が無くどうやら死んでるみたいだ。


「マサキ殿。先程何をされたのですか?全く動きが見えませんでした。気付いた時にはもうメタルスネークキングが死んでいて…」


団長が俺の所まで来てメタルスネークキングを見ながらそう言う。


「殴った」


本当にそれだけだしな。


団長は俺の言葉を聞き苦笑いをして


「やはりマサキ殿はリューネ殿やブラック殿と同じ常識に捉えちゃダメな方でした」


「その言い方だとまるで俺がバケモノみたいな言い方じゃねぇか!?俺は人間だ!」


「はは。それにしてもメタルスネークキングを一撃とは…。マサキ殿流石にメタルスネークキングはアイテム袋に入れましょう。素材として売れば大金が国から出ます」


そう言われたので速攻アイテム袋に入れました。

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