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「せいっ!」


右足に思いっきり殴る。


ズドーンと轟音と共にオーガは倒れる。


倒れた後オーガは消えドロップアイテムである肉が現れる。


「流石ですマサキ殿」


団長はいつもの趣味悪い赤い鎧を着てる。


「ま、これくらいなら何とか1人で倒せるようになったよ」


ドロップアイテムである肉を拾いアイテム袋に入れる。


旅に出て3日が経った。


初日は仲間になった(無理矢理)のである程度親睦を深めるって事で夕方辺りでテントを張り自己紹介とかした。


信用は出来ると判断しリューネとブラックの正体を明かした。


2人とも顔が引きつっていた。


レベルの事も言うと王女様は気絶しそうになった。


団長は逆にあの強さはこういうことか…となんか納得していた。


で、俺のことはサラッと嘘も交え話した。


流石にリューネ達にも言ってないことは言えない。


ビックリされたのは本名を言った時だ。


猫田正木。


性の名前があるのにビックリされてた。


聞いたら大貴族以上じゃないとつけれないみたいだ。


だから、団長はケールしかなく逆に王女様は


ヴァイオレット・エミリア


という名前らしい。


ヴァイオレットは性の名前で一族の名前らしい。


そこは、あまり詮索しないでくれってお願いしたら普通に分かりましたって言われ名前の話は終わった。


次にステータスを見せてもらったーー



ーーーーーーーーーー


ケール


Lv…55


HP…300


MP…1500


【スキル】


火炎剣


ーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーー


ヴァイオレット・エミリア


Lv…15


HP…56


MP…78


ーーーーーーーーーー


ステータスを見せてもらったがやはり団長は別格だ。エミリアが少ないんじゃなくこれが平均ステータスらしい。


それで、リューネとブラックのステータスを幻術魔法がかかってない状態のを見てもらい精霊王とドラゴンキングってのを証明した。


ステータスを見た時エミリアはもう白眼になってた。若いお嬢さんは反応が良くて面白い。


団長は冷や汗かきまくって俺の顔を見て


「この2人と一緒にいるマサキ殿は一体…」


と、何故か俺の存在を疑ってた。


失礼だな。普通の人間に決まってるじゃないか。


因みに俺のステータスは見せなかった。


理由を聞かれるかなっと思ってたが普通に了承された。


そしてその夜俺は見張りをするっていう団長にリューネが結界張るから大丈夫って説明してテントに入った。


リューネとブラック。団長とエミリアがそれぞれ一緒に寝てる。


ベットが愛しくなったよ。


で、次の日からまた旅を再開。


初日はあの魔物騒動でか魔物が一切現れなかった。


しかし、2日目に初めて出てきたのはビル3階相当はあるだろう巨体が俺達の目の前に現れた。


目は1つで手には木で作られた棍棒を持っており此方を警戒してる。


「あれはCランクのオーガです。体力は高いですが攻撃は単調なので…」


団長がそう言ってるそばから


「グオオオオオッ!!」


此方に棍棒を振り回しながらオーガが走ってきた。


しかし…


スパッ!


いつの間にかオーガの足元にいた団長が剣を横に振ると両膝が体から離れ音を立てて倒れた。


両膝から上の体は急に足が無くなったことで止まれず前に倒れた。


そして、団長は首元まで行き一閃。


オーガは首を切られ消えていった。


「このように足元から攻撃すれば簡単に倒せます」


「簡単じゃねぇぇぇ!!!」


やはり団長は別格だ。


いとも簡単に出来るみたいな事を言うが素人からしたらあんな動き出来るわけない。


「という事でマサキ殿。もう一体いますので倒してみてください」


団長が指差す方向にこちらに向かって走ってくるオーガが一体。


「お前もスパルタだな!?当然リューネ達は…」


リューネ達の方を見ると親指を立てニコッとしてる。


「あああ!!なんなんだこいつらは!」


「マサキ殿オーガ来てます」


「見りゃ分かるわ!!」


随分早く走って来たのかだいぶ近い。


もうこの状況じゃ誰も手を出してくれない。


オーガは一番近くにいた団長に向かって棍棒を振り下ろすが、振り下ろした先には団長は当然の様にいない。


オーガが混乱してる。


チャンスと思い足に力を入れオーガまで走る。


オーガは俺に気付き棍棒を振り下ろしてきた。


だが、犬の魔物の体当たりスピードに比べれば遅い。余裕を持って避け足元についた俺はとりあえず殴る。


「ウガァァアア!!」


オーガは倒れはしなかったものの動きを一旦止めた。


「チャンス!!」


もう片方の足にも殴ろうとした時ーー


「ウバラアハッ!!」


突然横から強い衝撃がきて吹き飛んだ。


地面を何回も転がり勢いが止まる。


「な、何があったんだ?」


慌てて立ち上がるとオーガはいなくなってた。


オーガがいた場所に団長がいた。


「見事に吹き飛んだね」


「うおっ!?いつの間に横にいたんだよ?」


リューネがニヤニヤしながら横にいた。


「マサキが片方の足に行こうとした瞬間オーガがフルスイングでマサキを吹っ飛ばしたんだよ」


「ああ…なるほど。ってか見てたなら助けろよ!危うく死ぬ…あれ?怪我1つない?」


体を見渡すと地面を転がってたので土はついてるが服は破れておらず擦り傷1つない。


「オーガ如きに私の作った服は破れないわよ」


「オーガ如きにって…。もう俺は驚かない。驚いたら負けな気がしてならないからな!」


リューネに関してはもう慣れよう。


「見た所怪我がない様で何よりだ」


団長が安心した顔をみせる。


「というかオーガ倒したの団長?」


「そうだが?」


ダメだったか?みたいな顔をされても…。


「いや、ありがとうよ。この調子で団長だけでオーガを」


「いやマサキ殿がこれからはメインで戦ってもらうよ」


「この鬼畜がァァォァァア!!」


という感じで現在に至る。


ほんと、俺にしか戦わせないんだよ。


だからもう必死こいて戦った。


そしたら一撃で倒せるようになった。


理由は簡単。


レベルが上がったのだ!


ステータスを見たらLvが6になっていた。


そして、神スキルの項目に消えろが追加されてた。


消えろの項目を触ると


呪いの完全解除


と簡潔に説明が頭の中でされた。


ひとまず神スキルはおいておこう。


今、重要なのはLvが6になった事だ。


前見たときは2だった。


これはスキルである超成長が関係あるのか?


…分からん。


良し、考えるのをやめよう!


「しっかしオーガの肉はオークより不味いのに何故アイテムドロップするんだ?」


オーガの肉は焼いても煮ても不味い。


それを団長達から聞かされた。


「それは分からないわ」


リューネが答えた。


リューネでも分からないなら恐らく神ぐらいにしか分からないのだろう。


「ただオーガはごく稀に結晶を落とすことがあります。その結晶は魔力伝達が良く高値で売れるのですよ」


「レアアイテムって事だな」


やはりそこはRPGだな。


「さあ、さっさと行きましょ」


リューネが催促し止めてた足を再び動かす。


今日はオーガを何体か倒し日が傾いてきたのでテントを張って休みを取った。


「今度はなんだ?」


次の日充分休ませた体を無理矢理動かし歩き始める。もっと寝ていたい。


相変わらずオーガとかオーガとかオーガが襲ってくる。つかオーガしかいねぇ!


オーガを倒しまくっていると、遠くに土煙が見えた。それが近づいた時土煙の正体が分かった。


「おい、あれバッファローの群れじゃねぇか?」


そう地球で見た事があるバッファローがこちらに向かって来てる。


「バッファロー?何の魔物か知りませんがマサキ殿あれはビバローという魔物ですよ?」


「名前なんてどうでも良いわ!それよりアレに巻き込まれるのはごめんだから避けようぜ」


見た感じ何百匹もいる。


流石にあれだけ戦うのはめんどくさい。


「因みにビバローが落とす肉は美味しいですよ?」


団長が余計な事を言うもんだから


「なに?あの肉は美味いのか?」


ほら~。ブラックが興味をもってしまった。


「先に言っておく。ブラックあの肉を食べたかったら自分で狩れ!」


「ふむ。マサキの命令なら仕方ない」


目を肉にして何が仕方ないだよ。


ブラックは俺達の先頭に立ち


右拳に黒い靄を纏いそのまま真っ直ぐ殴った。


靄はそのまま真っ直ぐビバローの方に向かって行き


ドガァァァンン


靄は最初の1匹に当たると爆発した。


数分黒い靄がもうもうと見渡す限り広がっていたが急に無くなった。


「マサキよ。早うあの肉をアイテム袋に入れるのじゃ」


ビバローがいた場所は全部肉のアイテムで埋め尽くされていた。


「リューネ殿の魔法も凄いですが、ブラック殿の魔法もなかなか」


団長が引きつった顔で褒める。


わかるわかる。こいつら常識という壁をすぐ壊すからね。


ブラックが倒したビバローの肉を俺だけでアイテム袋に回収した。


こいつら何故手伝わない!!


その夜、ビバローの肉を使った料理が出た。


リューネとブラックと意外にもエミリアが一緒に作って出した。


どうやら嫁修行で習ってたとか。


王女様も大変なこった。


ビバローの肉は大変美味しくいただきました。


そんなこんなでペルックス街まで距離的にあと1日って所まで来た。


相変わらずオーガは出てくるんだがビバローやオーク、その他魔物が近づくにつれて現れる。


勿論、俺が全部倒してる。


「疲れた!休みたい!」


駄々をこねたのは俺。


今は昼前。


戦闘は俺ばっかりなので休ませて欲しい。


「マサキはほんと貧弱よね~」


「戦ってないリューネには言われたくねぇ!!」


「まあまあ。丁度お昼ですしここら辺で一旦休憩しましょう」


「流石団長!」


団長の言葉で昼飯を食べることに。


今日の料理はリューネとエミリアだ。


「エミリアはさこう料理美味いと良いお嫁さんになれるな」


最初はエミリア様って言ってたけどエミリアが様をつけないでくれっていうことで今は普通に呼び捨てで呼んでる。


「な、何を急に!?」


エミリアが赤面しアタフタする。


「いやぁ、何となく?」


「ふざけた事を言うとぶっ飛ばすわよ!?」


「王女様が言うセリフじゃねぇ!!」


ま、今はエミリアは世界を回る旅をしているから結婚とか考える暇はなさそうだがね。


結婚か…。


あれ?何故か目からしょっぱい水が。


昼飯を食べ終え歩くのを再開。


しっかし…。


俺は戦いながら思った。


俺こんなに戦えるんだ。


今も攻撃力はあまりないが動くスピードが早い毛玉みたいな魔物と戦ってるんだが、こいつ縦横無尽に動くせいで中々攻撃が当たらないんだよ。


最初はかすりもしなかったが今は何となくこう動くかな?って思ってその場所に向かい蹴りを入れる。


そうすると魔物はそこの場所にきて蹴りをくらい死ぬ。


これはアレかな?


戦いの経験で予測出来るみたいな?


あまり嬉しくね~。


俺はスローライフを送りたいのに!!


俺の思いとは裏腹に体は慣れていった。


そしてーー


「あこがペルックス街か」


目的地が見えた。

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