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さてさて。さつまいもを堪能されましたか?裏ごししただけのものでも、充分に甘さを堪能できたのではないでしょうか?
魚を食べても大丈夫だった方は、そろそろ少し油分を摂ってみましょう。スープの具材を軽く炒めてから煮てみましょう。
少しずつ、体の反応、つまり体の声を聴きながら進めていきましょう。このわずかな油分がスープのコクを出して、ありがたいことと思います。
そしてそろそろパンが恋しい方もいらっしゃることでしょう。しかし、まだ小麦粉は避けた方が安全です。
そこで米粉オンリーの米粉パンを少し食べてみるのもオススメです。もちろん、少しずつにしてくださいね。それでなくても、焼いた粉は体を弱らせるので、米粉パンであっても油断大敵です。小麦粉のものとは食感が違いますが、軽くトーストすると美味しく食べられます。トーストのあのカリッとした食感を試してみてください。
米粉パンは、実際には小麦粉も使われているものが大半を占めます。米粉オンリーのものはアレルギー対応の食品を取り扱っているお店で手に入りますよ。
そして、バターを塗りたくなるとは思いますが、塗るのであれば、ごくわずかな量でストップしましょう。「じゃあナニをつければ良いワケっ?」と思いますよね。私はこのときはスライスしたリンゴを少量のハチミツで柔らかくクタクタに煮たものとシナモンパウダーをトッピングして食べていました。ノンオイルですが、アップルパイの風味を楽しめます。
そして、また二日ほど経って、少し良くなってきたら、たんぱく質のものを少し増やしてみましょう。私はこの時にカボチャのそぼろ煮を作りました。これならお腹に優しいカボチャと一緒に、ひき肉を少しずつ摂れます。カボチャを軽く炒め、ひき肉と生姜軽く炒めてから、ダシと醤油で煮るだけの簡単なものです。ひき肉からも良いダシが出るので、ダシは無くても大丈夫ですよ。固さも、以前ほどクタクタにしなくても大丈夫です。最後に片栗粉でとろみをつけるのですが、そこはお好みで。私はとろみをつけない方が好きです。
食べられるものが増えて、少し胃腸が疲れて来たなと感じたら、久しぶりに大根やニンジンの出番です。こちらもそこまでクタクタに煮なくても大丈夫です。スープジャーで一人前だけ、柔らかい具がたくさん入ったスープでも良いですよ。
そろそろじゃがいもを試しても良い時期ですが、じゃがいもの中心部は食べないようにしてください。中心部はきついので。じゃがいもを切ると断面の中心部の色が違う部分がありますので、その部分は今回は切り捨てましょう。もったいないかもしれませんが、元気になったら丸ごと食べてあげるということで、今回のじゃがいもさんには思い切ってゴメンナサイしましょう。一日でも早く、丸ごと食べられますように。