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胃痛が始まって約10日。いつもの胃痛にしては痛みがしぶとく、普段の胃痛のケアだけでは追いつかない日々。そうこうしているうちにお腹の調子までどんどん悪くなっていました。
調べたら、どうやらウイルスの疑いのようです。ウイルス性の胃腸炎が流行っている時期でもあり、知人のかかりつけ医のお話によると、不自然に長引く場合はたいていの場合、ウイルスが原因だそうです。
思い切って断食を始めてみました。糖質カットの食生活をしているため、たんぱく質のサプリメントだけ摂って、食べ物は一切やめて様子をみました。ここで回復するのであれば、この状態から徐々に食事を戻していっても良いと思います。
そして忘れてはならないのが飲み物です。水以外の飲み物はNGです。特にカフェインは悪さをしますので、カフェインレスコーヒーや緑茶などもしばらく我慢です。
そして私の場合、お腹の症状がどんどん進んでいきました。どうやらたんぱく質を分解する酵素が働かなくなっているようです。そこで、前述のサプリメントを止め、少量のお粥と、梅肉エキスを摂って様子を見ました。
糖質カットの食生活をされている方は糖質が気になるかとは思いますが、何も食べられないのですから、この期間は心配しなくても大丈夫です。そして何より、急がば回れです。栄養を一日でも早く、元通りに吸収できるようにするためには、今は胃腸を休めることが先決です。焦って栄養を摂ろうとしても、消化できない上に、胃腸にさらなる負担がかかりますから、無理に食べても吸収できないので、食べないほうが良いのです。
私は本当はお粥は苦手ですが、何も食べられないとなると、シンプルな白粥でもありがたく、じっくりと、少量ずつ口にしました。
ここで注意しなくてはならないのが「よく噛む」こと。30回を目標によく噛み、唾液の力を最大限に活用しましょう。30までは無理、という方もせめて20回か噛むようにしてください。スルスルと喉に入っていくお粥を引き止めるくらいの気持ちで心がけてください。
普段、噛む回数というのは、意識していないとほぼ丸呑みに近い方が多いと思います。ためしに普通に食べているときに数えてみてください。10回も噛まずに飲み込んでしまっている方が多いと思います。
お粥を用意するのは一見、面倒かもしれませんが、スープジャーを使えば簡単です。私はこの期間、300mlサイズのスープジャー一杯分のお粥を3回に分けて食べていました。レシピはネットにも掲載されていますが、こちらにも記載しておきます。
材料
米 大さじ2杯
お湯 1ℓ
作り方
①米を軽く洗い、時間があれば30分ほど水にひたしてから水を切る。
②ヤカンでお湯を沸かし、沸騰したものを①と一緒にスープジャーに入れ。箸でよくかき混ぜて(米をほぐす)からきっちり蓋を閉める。3~10分そのまま放置。
③残りの湯を再び沸騰させる。
④スープジャーの湯を捨てる。このとき、米が流れないように注意。蓋を使って米を流れないようにしても良いし、ザルなどで受けても良い。
⑤③の湯を目盛りいっぱいまで注ぎ、端でよくかき混ぜ、米をほぐす。ほぐしたら蓋をきっちり閉めて3時間放置する。スープジャー専用ポーチやタオルで熱が逃げないように保温することがコツ。
⑥完成です。塩や梅干などと一緒にいただきます。
残ったお粥は別の容器に移し、冷蔵庫で保管して、食べるときに温めなおしましょう。
次項では梅エキスについても触れていきたいと思います。