桃の妖精ちゃん達の攻撃 (v_v。)人(。v_v)ポッ♪
スク水シーサー 9話ヽ(゜◇゜ )ノ
【円形競技場にて】 語り部(赤備え)
人には見えないだろうけど、
月の輪いんふぇるのドキドキのリングサイドに、
ピーチピチな2人の桃の妖精がいるぅ~
月の輪いんふぇるのドキドキの後ろの守りかも知れない。
その可愛らしさは、この世のものとは思えない!
まあ、この世のものではないのだが・・・
その可愛らしい妖精達が、にっこりと微笑み、
俺に手を振った。
「可愛い」( ´艸`)
俺は手を振り返そう・・・・と・・・・した・・・・
えっ!?
やばい・・・今、肉体に戻ってしまいそうになった!
まさか?どういう事だ?
えっ?えっ?えっ?何で?何で?
(・・;)
数秒の思考の末、俺は結論を出した。
俺がここに存在できる理由。
それは、思惟ちゃんへの想い。
その想いが、執着なのか愛なのか、
今の俺には解らない。
どちらにせよ・・・・
その強い想いゆえに、俺は生霊化し、
折紙の人形に宿り、
この場所に存在し続ける事が出来る。
その想いが、少しでも弱くなると、
俺は自らの肉体に引き戻されてしまう。
肉体が霊魂を引き戻そうとする力と、
思惟ちゃんを想う力の引っ張り合いだ。
肉体が霊魂を引き戻そうとする力は、
地球の重力の様に強力だ。
生霊にしろ怨霊は、
強い想いが弱ってしまうと、
その場に居続ける事は出来ない。
生霊の俺の場合、それが思惟ちゃんへの想いで、
怨霊の場合、恨みや憎しみだったりするらしい。
俺は、桃の妖精の可愛らしさに気を取られた結果、
思惟ちゃんへの想いが、一瞬、弱ってしまったって事だ。
月の輪いんふぇるのドキドキの、
リングサイドにいる桃の妖精たちは、
「作戦、失敗しちゃった。テヘ・・・」って表情で笑っていた。
(v_v。)人(。v_v)ポッ♪
可愛い・・・・可愛らしい・・・(*^o^*)
この世のものとは思えない!ヾ(@°▽°@)ノ
・・・って、いい加減にしろよ、俺!
しかーしヽ(*'0'*)ツ
やられるだけの俺じゃない・・・・。
反撃の狼煙を上げてやるぜ!
つづく