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スク水シーサー   作者: 健野屋文乃


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17/17

気持ちい歓声!

【円形競技場にて】(しぃ)




さーしゃは真面目な顔をしているが、わたしのお尻に対する愛情が異常だ。


学校でも「思惟ちゃんのお尻♪」と冗談でやってる風を装っているが、目がマジなのだ。



わたしが生まれて初めて見た狂気が、そのさーしゃのマジな目だった。



しかし、お蔭で?お尻の方から力が上がって行き、力が全身に満ちてきた。



わたしは強い!


そう、わたしはそれは知っていた。


さーしゃと繋がると、わたしの身体はハイパワーに成ることを!



高校の入試会場でやってもらって、高校合格を果たしたのは事実だ!



わたしとさーしゃの相性が最高だからこそ出来る技なのだが、人前でされると、さすがに恥ずい。





「このド変態スク水!わたし以上の変態を久しぶりに見たわ!」


憤怒しリリンが挑発したが、事実なので言い返す言葉が見つからず、出た言葉が、



「やかましいわ!尻丸出しの女に言われたくないわ!ぼけ!」



その勢いでハイキックを放つと憤怒しリリンは、腕で受け止めたものの、吹き飛ばされてしまった。



歓声ではなく驚きの静寂が会場を包んだ。


相手は憤怒しリリン!


細身の女子高生が、格闘家の憤怒しリリンを吹き飛ばしたのだ。



一瞬の沈黙の後、会場は歓声に包まれた。



気持ちい歓声!


会場中の力がわたしに集まって行く気がする!



しかし、ハイキックの決まり具合が、異常だった。


もしかするとセンスある?



わたしはすぐに攻勢に出た。


起き上がろうとする憤怒しリリンの頭部を目がけて、蹴りを入れたが、またもや腕で塞がれてしまった。


相当早い動きだったはずなのに。



「スク水ー、なかなかセンスのある蹴りじゃない」


憤怒しリリンに褒められた。さらに、


「でもね~本当の蹴りってのは、こうするのよ!」



憤怒しリリンの蹴りが飛んできた。


わたしは憤怒しリリンと同じように腕で防いだ。


それでも振動が全身に伝わり、体勢を維持することが出来ずに、吹き飛ばされた。



「!」



さーしゃの変態行為で【はいぱーしい】になったとしても、それは互角になったに過ぎないのか。




どうする?


わたし?



わたしの視線の先に、可愛く清楚なさーしゃの姿が見えた。


その姿は、わたしにとっては、世界で一番可愛い少女だ。



そう言う事か!




つづく




【スク水シーサー・陣営】


しい


さーしゃ



琵琶の音関



【月の輪インフェルノ・陣営】


憤怒しリリン


憤怒しロゴス



ボクサー葛城留美


忍者のコスプレちゃん




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