表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/17

1話 迫り来る月の輪レスラー ヽ((◎д◎ ))ゝ


【円形競技場にて】(思惟)



女子高に入学したばかりなのに、


私は、もう退学の危機に瀕していた。



憤怒しリリン・・・推定23歳前後。


熊の覆面を被る女子レスラー。


噂では女子相撲の選手らしい。


軽量級の選手らしく、


その引き締まった肉体美は、


女性の間でもファンが多い。



そんな人気レスラーだが、


覆面で顔を隠し匿名性を得た結果、


心に潜むその変態性を、


出さずにはいられなかったらしい。



胸には月の輪のブラをつけ、


パンツはプロレス用のパンツではなく、


祭りのときに履く褌を着用している。




シーサーの青い覆面を被り、


スク水でリングに立っている私が言えた事ではないが、



憤怒しリリンは、


頭隠して尻隠さずの露出狂変態レスラーだ。





そんなのが、今、目の前にいて、


私の顔めがけて突っ張りぶち込んでくる。



確か女子相撲では、顔への突っ張りは、


禁止されてるはずなのに。このリングでは容赦ない。



柔らかで優しそうなお尻の持ち主なのに、


やってることは凶暴極まりない!



泣きそう・・・そして、意識が飛びそう(@_@)


でも、泣いたからって止めてくれる気配は、


一切ない。(ノ_・。)



円形闘技場中の観客が、


「覆面を外せ!」と


リングに向かって叫んでいた。



意識が朦朧としてきた。





リング上では、憤怒しリリンが、


私のシーサーの覆面に手をかけた・・・・



素顔を晒されたら、高校即退学だ。




お祖母ちゃんからの使者、


そして、お祖母ちゃんは、


こうなる事を望んでいたの?





つづく


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ