ソードワールド2.0リプレイ 1on1周遊記 2.5話「tourリオス」外伝
ソードワールド2.0リプレイ 1on1周遊記
第2.5話「tour リオス」外伝
GM:8本終わりましたね。
アーロン:終わった。なんか、後半は出目が良かったな。
GM:1ゾロも多かったけどね(笑)
アーロン:ペコも歌ってばかりだし、回復もいらないくらいだなぁ(笑)
GM:ほう?今回の報酬は、経験点1190と700Gです。
「アーロンの成長(総経験点20420 1ゾロ22回)」
アーロン:成長は、(コロコロ)6ゾロで精神が14になった。
GM:ここで6ゾロとか(笑)
アーロン:うっさい!念願のファイター4にライダーを取ってみた。騎芸は遠隔指示ね。
GM:なんで?
アーロン:依頼人を乗っけて、カバーリングさせるため。
GM:なるほど。サプリ系には適してるかも。
アーロン:買い物は、フランベルジュが欲しいけど、筋力が足りないから貯金に。
「ペコの成長(総経験点19170 1ゾロ7回)」
GM/ペコ:「1ゾロで、器用度が20になったデシ」
アーロン:うわっ、6回も成長してる。
GM:あんまり銃を撃たないから、意味無いんだよね。
アーロン:俺にくれっ!
GM:技能は、シューターを3にして、念願の両手利きを覚えた。
アーロン:これで、1ターンに2回のヒルバが飛ぶんだ?
GM:そう考えると、銃使い強いよね。買い物は、薔薇のチョーカーでダメージ軽減を図る。
アーロン:前回、死にそうだったもんな。
「共通」
GM:さて、めでたく平均Lvも3.5に上昇したところで、シナリオ2に入りたいと思います。
アーロン:ちょっと待とうか?
GM:なんでせう?
アーロン:ペコを「師匠」と呼んでいたが、まるで師匠らしくなかったよね?
GM:まあ、急だったからね。それに、呼び始めたのはソッチだし。
アーロン:そろそろ、はっきりさせておいた方がいいと思ってさ、・・・どっちが上か?
GM:へぇ、Lv4ファイターが、Lv2フェンサーに対して自慢したいんだ?
アーロン:Lv3シューターだろ?
GM:PvPをやりたいと?コボルト相手に?随分と小さなプライドだね。
アーロン:ゆうじゃん?怖いのかよ?
GM:良いけど、死んだら1万Gと穢れだぜ?
アーロン:その時は、PC代替わりだ。
あらあら、まあまあ。
GM:じゃあ、095ガレド「店の中では暴れんなよ」と声をかけてくるね。
アーロン:そこまで派手になるとは思えないけどな。いつもいる026ベラミーが「どっちも頑張れ」と声をかけてくることにしよう。
GM:「外に出るデシ」とペコが席を立つと、3話の依頼人の046ベルナール君が「ペコ師匠、アーロンさんも止めましょうよ」とオロオロしている。
アーロン:じゃあ、087ヴァンダルゴンダルさんに「立会人をお願いします」と頼むと、「任せておきたまえ。誰にも邪魔はさせない」と受けてもらえる。
GM:また、ヴァンダルゴンダルかよ。
アーロン:さんを付けろよ、デコ助!(笑)
GM:最期に091バルカンが「存分にやるがいい。これも英雄への道筋に必要な事だ」と。
第1ターン
GM:まずは、先制判定だね。これはどっちも振ろう。
アーロン:(コロコロ)6・1で12。
GM:ペコは15だから先制をもらう。次に魔物識別だけど、ペコの弱点隠蔽との対決だ。
アーロン:(コロコロ)3・1で7しかない。
GM:出目が3だけど、隠蔽値が5だから8。弱点は抜けないね。
アーロン:くっ、隙が無い。
GM:では、こちらが先行だね。どうせなら、演出重視でやろうか?両手に持った銃をダラリと下げ、ペコはゆっくりとアーロンに歩み寄る。
アーロン:おう?
GM:アーロンが瞬きをした瞬間、ペコの姿は掻き消える。
アーロン:どこだ?どこだ、上か?下か?
GM:どちらでもなく、迷った隙に、ニュッとアーロンの眼前に現れる。「隙だらけデシよ」顔だけがアーロンと向かい合い、手に持った銃は太腿を撃つ。(コロコロ)出目9の13。
アーロン:くっ、(コロコロ)出目6で13だから避けた。
GM:ごめん、タゲサとクリバ使ってたから、当たりだわ。(コロコロ)9点のダメージ。常に使っておく宣言。
アーロン:素通しかよ?鼓砲は使わないのな?
GM:アレは、物理攻撃にしか効かない。
アーロン:反撃行くぞ?
GM:いつからそう錯覚していた?こちらは両手利きだぜ?
アーロン:ぐはっ、そうか!
GM:(コロコロ)4・6だから14で、今度は左太腿かな?
アーロン:(コロコロ)7が出ない。出目5で当たった。
GM:こっちも9点のダメージ。
アーロン:ぐはぁ、HPが半分切った。
GM/ペコ:「死ぬには良い日デシか?」アーロンの目の前で、ペコが牙を見せて笑う。
アーロン:ふざけんな!キャッツアイ・マッスルベアー・タゲサを入れて、片手で攻撃する。(コロコロ)2・3で5だけど、14になる。
GM:こっちの回避は5しかないのに。(コロコロ)6・4で10、15で回避だ!
アーロン:マジで?
GM:大振りしたバスターソードの刃の上に、トンと乗ってみせようか。
アーロン:くそっ、超人ムーブを。
GM:064アリッサが「ちょっと、あれって本気じゃない?」と悲鳴を上げる。
アーロン:070トンミが「仕方ないっす。譲れない物があるんすよ」とつぶやく。
GM:065グラッツェが「さぁ、どちらが勝つか賭けようじゃないか!」と大声を張り上げるね。
アーロン:その様子を、023アイシャが冷たい視線でみてる。「なんて無駄な事を」
GM:丁度その時、002のクラウディアと004ケヴィン・レアド夫妻もやって来て、「まあ、止めなくては」「いやっ、あの顔を見たまえ。彼ら流のコミュニケーションなんだろう」だって。
アーロン:うわ~、ムカつく(笑)
第2ターン
GM:さて、またフッと消えますか。
アーロン:どうせ後ろだろ!と剣を振り回す。
GM:演出協力ありがとう(笑)「剣は、むやみに振り回すものではないデシ」と、耳元から声がして、両肩に銃口を押し付ける。
アーロン:くっ、振りほどけない。完全に、俺の動きをトレースされてる(笑)
GM:バンバンと2連射だね。(コロコロ)5と7か。12と14だね。
アーロン:(コロコロ)10と5で、利き腕の方だけ避けた。
GM:出目10だと17になるの?もう、当たらないな。じゃあ、1発だけ。(コロコロ)出目11はクリティカル!そして5だから、13点のダメージ。生きてる?
アーロン:残り2点だ。
GM:なら、手から流れる血でも舐めとろうか?「くすくす、どうしたんデシか?あれだけの大口を叩いておいて、もう終わりデシか?」ペコの長い舌が、傷口をこねくり回す。
アーロン:離れろ!と、背中で壁に突進する。避けられるだろうけど、前面にしかいられなくなるよう、ペコの位置を固定する。
GM:ん~、壁の方がダメージ小さそうじゃない?(笑)
アーロン::うるさい。避けたところに剣で追い討ち。(コロコロ)5・1だから、14でバッソを振るう。
GM:(コロコロ)1・6だけど、回避値は5だから12で当てられた。
アーロン:ダメージは、(コロコロ)2・1だと!?最低じゃないか。10点だ。
GM:薔薇のチョーカーを使うほどじゃない。8点通って、HP半減。ペコの軽い体は、アーロンの剣によって吹き飛ばされ、通りの荷物に吹き飛ばされ、砂埃を巻き上げる。
アーロン:やったか?(笑)
GM:バフッ、と砂煙の中から、元気なペコが出てくるよ。
アーロン:アレが効いていないだと?最低ダメージだったけど。
GM:しかし、その半身は、ペコ自身の血で真っ赤だね。HP半減の演出。「なかなかやるデシね」
アーロン:手加減しておいたんだぜ?ひ弱なコボルトだかんな。
GM/ペコ:「ヤレる時にヤレと教えたはずでは?」
アーロン:少しは成長したところを見せようと思ってね。
GM/ペコ:「それは、どうもデシ。・・・ひ弱なヒューマンがぁ!」と襲い掛かるよ。
アーロン:蛮族風情が、何を言う!
GM:086ヨークが083フィオナを伴って「面白い事やってんなぁ」「悪趣味だわ」「闘技場ってのも需要有るのかね?」って。
アーロン:059のレメメルが「早く、薬草を使ってあげないと」と慌ててるのはどうだろう?
GM:011シャントと012コルニカがやって来て、「この間のタンスモーア商会の件について話を聞こうと思ったが、・・・今日は無理だな?」「なんで、街中で暴れてるんです?なんで、誰も止めないの?」って。
アーロン:036クルックなんか、「私も混ざっていい?」とか言っていそうだ。
第3ターン
GM:さてと、止めと行こうか?
アーロン:待ってくれ。
GM:なんだよ?命乞いは無駄だぜ。
アーロン:いやっ、行動順が一定なのは変だよ。
GM:変って、敏捷力一緒じゃん?
アーロン:なら、毎回判定を要求する。じゃないと、死ぬ。
GM:でも、2ターン目もやっちゃったしなぁ。
アーロン:こっからでいいから。
GM:まあ、良いか。3・4ターン目はアーロンの先行でいいよ。5ターン目以降は交互にしよう。
アーロン:よしっ、まだ、生き残れそう。タゲサも入れて、(コロコロ)5・2で7だから、16で攻撃。
GM:死ぬる!(コロコロ)1・5だから当たったよ。
アーロン:ぶっちぎれー!(コロコロ)1・4で5。11点ダメージ。
GM:残りHPは8点で、防護点は2点。
アーロン:勝った!
GM:いつから、そう錯覚していた?薔薇のチョーカーを壊して、-2点で残りHP1点で生き残る。
アーロン:なん・・・だと?
GM:「体はホットに、心はクールにと教えたはずデシ」反撃だ。(コロコロ)6・5で11と2・2で4。つまり、+6-2で15と8で銃を撃つよ?
アーロン:えっ?何言ってるの?
GM:いいから、避けてみ?
アーロン:(コロコロ)6ゾロと7の14で避けた。
GM:マジで?本当だ!
アーロン:盛り上がってきたぜ。
GMさて、025バイロンが「盛り上がってきたな」と特等席に腰を下ろす。
アーロン:003パンドラも「あと一撃で決まりますわね」とお茶してる。
GM:067メレも「この盛り上がりは、嫁を質に入れて見に行った時以来だ」と。
アーロン:中野さん?
GM:060レリーシャなんかは「早く終わらせて、私達のステージを見に来て」だって。
アーロン:もはや、関係ないな(笑)
GM:でも、ヴァンダルゴンダルさんは言うんだ。「これは共に戦うために、対等であるために必要な儀式なんだ」とかなんとか。
第4ターン
アーロン:先行行くぜ?練技のかけ直し。そして、攻撃だ(コロコロ)4・1だと?
GM:14か、9以上だね。(コロコロ)6・5で11、避けた!
アーロン:なん・・・だと?本気で?
GM/ペコ:「詰めが甘かったデシね」と言いつつ、弾込めタイム。カシュとシリンダーを回し空薬莢を捨て、早業で薬莢を詰め直す。
アーロン:そうだった!助かったよ。
GM:しかし、次のターンはペコから。
第5ターン
GM/ペコ:「さて、そろそろフィナーレと行くデシ」特にフェイントは織り交ぜず、額と心臓を狙って撃つね。
アーロン:死んじゃう、死んじゃうよ!
GM/ペコ:「逃げ回るのは、男らしくないデシ」(コロコロ)出目は5と9で、12と16です。
アーロン:(コロコロ)出目が6と6で、両方とも13。
GM:では、額に向かうペコの銃弾を、アーロンはバスターソードで跳ね返す。しかし、1発だと思った銃弾は、神業の様にその陰にもう1発を隠していたのだった。ダメージは8点です。
アーロン:-6点で戦闘不能。くそっ。
ガキン!とアーロンの剣が甲高い音を上げる。
ペコの銃を防いだのだ。
そのまま、アーロンが追撃に出る。
前傾姿勢のアーロンを見て、観客は思った。
しかし、そのままアーロンは地に伏したのだった。
勝負は決まった。
誰ともなく、声をあげる。
GM:ギャラリーは歓声を上げて、ペコを祝福するね。
アーロン:負けたかぁ。
GM:みんなで、ペコを胴上げします。
アーロン:ちょっ、死ぬぞ(笑)
GM:さぁ、アーロンは死亡判定だ。
アーロン:えっ?するの?
GM:自分で、代替わりって言ってたじゃん。
アーロン:ちょっ、生死判定の目標値は6か。生命抵抗値は7だから、1ゾロ以外で成功だな?(コロコロ)10で成功。
GM:運命変転も残っていたしね。
アーロン:本当は、クリティカル攻撃を防ぐために残しておいたんだけどね。
GM:ペコは、容赦なくしたけど(笑)
アーロンは、暗い闇の中でまどろんでいた。
このまま沈んでいきたいと思える心地好さだった。
「そのままでいいのか?」
大きな声がする。
体に、心に染み入る声だった。
「答えよ、我が信徒よ」
カッと眼を開く。
「まだだ、まだ死ねません」
激しい光と、浮遊感にアーロンは包まれた。
GM:では、3日後ぐらいかな?
アーロン:キルヒア様!と、ガバッと起きる。
GM:そうすると、ゴツンと額がぶつかるね。
アーロン:痛って、何だよ?
GM/クリス:「なんだよは、こっちのセリフよ。看病してあげたってのに」ぷりぷり怒ってるね。
アーロン:クリス?戻ったのか?
GM/クリス:「えぇ、取引は大成功。このまま、ザルツ~リオスの交易路を確保することになるわ」
アーロン:なんか、凄い話になってるな。
GM/クリス:「それなのに、貴方達は何やってたのよ?どうせ、酒飲んで、喧嘩してたんでしょ」
アーロンまあ、当たらずとも遠からずだな、と苦笑する。
GM:そこに、バンッとドアを開けて入って来るコボルト。「あ~、良い湯だったデシ」「あっ、ペコさん、アーロンさんが起きましたよ」
アーロン:師匠・・・。
GM:窓を開け、濡れた手拭いを干すペコ。「起きたデシね。さすがは頑丈デシ」
アーロン:師匠。やっぱり、師匠は凄かったよ。
GM:短い指を立てて、肉球を見せながらか?「チッチッチ、もう師匠はやめるデシ。あそこまで戦えたのだから、ペコとアーロンしゃんは同格デシよ」という。
アーロン:負けたぁ。徹底的に負けたなぁ。
GM:「それよりも・・・」窓の外を見ながら、ペコは言う。
アーロン:何でしょう?
GM/ペコ:「薔薇のチョーカーが壊れてしまったデシ。また、稼がないと」
アーロン:それは、一緒に居て良いって事か?
GM/ペコ:「何を言ってるデシか?我々は、アーロン&ペコなんデシよ」
アーロン:了解だ。もう1個買えるくらい、さっさと稼ごうぜ。
GM:そして、「tourリオス」のシナリオ2へ続く。
アーロン:あっ、そういえば、そっちをやるはずだったのに(笑)