小学校六年生の思い出1
んー、実をいうと小学校の頃のことはあんまり覚えてないんだ。覚えてないっていうより、記憶が削除されてるみたいな感じっていった方があってるかも。
友達から聞いても思い出せないことが多いんだ。
まあ、小学校といえばイジメにあったりもしたからなあ。(その話は番外編にでも書くとしよう)
覚えているとすれば、小学校六年生の最後の試合かな?うろ覚えだけど、一応大事な思い出だから書いておこう。
「あー、今日で最後かー。何か随分と長かったような短かったような感じだったなー」
自分は伸びをしながらいった。
「今から試合やのに何ゆうとんねん。副キャプテン」
そういって、自分の頭を叩きやがったのはキャプテンである木龍。プラスにして、膝かっくんをしやがったのはチームの中で一番足が速い雅である。
ひじょうに残念なことに、自分は膝かっくんによくひっかかる人でよく雅や侑(チームのムードメーカーてきな面白いヤツ)に膝かっくんをされたのを今でも覚えてる。
いくら記憶力が皆よりも乏しい自分でも、毎日のように膝かっくんされたらまだ四年(?)前のことだ。そりゃハッキリと覚えてるよ!
「やめんかい!雅!」
「えー、ひっかかる方が悪いんやって」
「はあ?知らんがな!いっつもいっつも、自分にばっかりしやがって!木龍にやれや!」
「ムリムリ。木龍、ひっかからへんもん。なー、侑」
「そやなー」
••••••とまあ、全然今から試合って感じじゃなかったんだ。
ん?口が悪いって?
まあ、しょうがないよ。方言なんだから。ここでは、標準語に直して書いてるけど皆と話す時は方言が入るよ?最近はここまで口は悪くないけどね。多分。(つい口がすべったり、怒った時は皆に怖がられるけどねー)
「木龍、そろそろ時間やでー」
試合を見ていた侑が時間を知らせた。
「おー、ありがとな侑」
そうして、自分たちはコートに足を踏み入れたんだ。