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甘い声
「どうしたの?」
優しくて、甘い声。
見上げるとそこには、真っ青な瞳をし、美しく長い髪をもった美少女が立っていた。
「君、面白いね。死んだ様な目してる。」
「・・・。」
「でもまだ生きてるんだから。もうチョット 楽しそうにしたら?死んじゃったらなにも ないんだから。」
「別に楽しいことなんてないし、僕は面白く なんかないよ。」
「やっぱり面白い」
「きみ、誰?」
「そうだよね。覚えてる訳ないよね。」
彼女が悲しげに微笑む。
「私は300年後の未来から君を迎えに来た、