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お前ら、働いてくれ【ガラ恵編2】

ジークリンデ・ロスラー。20才。金髪三つ編みおさげ女。趣味で騎士をやっている。

「ここがキプロスでちゅか!とんでもない田舎でちゅね!さっさとガラ恵とやらをシメてドイッチュラントに帰るでちゅ~。おっちゃん!ピグマアレーナまで!」

タクシーに乗りピグマアレーナまで向かうのだが‥

「あ‥ありえね~でちゅ~!今時金貨支払いって!電子マネー使えないんでちゅかァ?!」

「うちはそういうのやってないんで。ちゅちゅ言ってないで早くカネ払ってよ。警察呼ぶよ。」

「ありえね~でちゅー‥」

「お困りの用ですなあ」

ピグマであった。ガラ恵と一緒に円盾を購入してきたのだ。

「あーキモい人~助かったでちゅ!実は金貨持ってなくて支払い出来ないでちゅ!代わりに支払いを頼みたいんでちゅが‥?」

「ふーん。ええで。」

ピグマは運賃を払ってやった。見た目がまあまあだったので。

「いやー助かったでちゅー。帰りの旅費もよろしくお願いしたいのでちゅが‥?」

「まあ、しゃーないわー。ギャーコクジンには楽しく過ごして帰ってもらいたいやで。」

「キモいけど良い人でちゅー。実はガラ恵って人と戦いたいんでちゅが‥?」

「あ、そうなん。じゃー今日出れる?今から。」

「キモいけど、話しが速くて助かるでちゅー。」

ピグマとガラ恵は控え室に入ると、二人でバカ笑いした。

「ギャーハッハッ!なんやねんあの話し方はァ!」

「あれで身長がそこそこあるのも面白いッス!」

「んじゃ今日も派手に頼むやで!」

「了解ッスよ」

入場するガラ恵とジークリンデ。会場はガラ恵ヲタで満員である。ガラ恵はハルバードを選んだ。

「‥買った円盾使わんのかい‥」

ジークリンデは持参のツヴァイヘンダー。

審判から説明を受ける。

「試合は一本先取で勝利。ルールは殺人以外何でもあり。」

「え!一本勝負なんでちゅか!聞いてないでちゅよ?」

「それはそのときの審判の気分によります。私は今日早く帰りたいので。」

「ぐっ‥じゃ、しょうがないでちゅね」

「では‥はじめ」

ツヴァイヘンダーの一撃の重さならすぐにライフを0にできるだろう。リカッソを掴み刺突を繰り出そうとしたその時‥。お辞儀をするガラ恵。

「ジークリンデとやら!一礼するッス!」

一喝するガラ恵。その気迫に気圧され一礼し返したジークリンデ。しかし!

ガラ恵のぶん投げたハルバードが首付近に直撃した。

「うぴっ??!」

強武器、威力減衰無しの最適打撃。ガラ恵の元々の攻撃力の高さのトリプル役満で頭のライフ0。秒で敗北である。

「なっ?!こんな?!ガラ恵ェッ!ひっ卑怯者過ぎるでちゅー!審判!どーなってるでちゅか!」

「私ははじめろと言いましたよ。その後の事は知りません。」

「ジークリンデ‥常在戦場ッスよ!」

「ガ‥ガラ恵~!許さねえでちゅー!」

ジークリンデは試合後の暴行未遂で拘束されドイッチュラントに強制送還された。










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