欧州全一になりたいねん!10
同点に追い付かれたフランス代表。ベンチ外に居るロゼリア伯爵はブチキレる。
「お前らァ!ド級の人間になりたくないのか!集中しろ!絶対にキプロスなんかに負けるなァ~!」
自分もド級じゃねーだろとジャンヌたちは思った。
フランスではド級の人間には名前に「ド」を付けることが許される。
ちなみにド級の人間はフランス系カチン族人のティンポー・ド・デカイ公爵のみである。
フランスボールで再開。
ジャンヌ・モンフォールのフライパスを受けるジャンヌ・ベルヴィル。後ろからのボールでも難なくトラップする。キプロス勢はゴール前に全員集まりシュートコースを塞ぐ。ジャンヌ・ベルヴィルはそれでも強引にシュートを放ち、ガラーネの体に当ててコーナーキックを得る。
「ぷひぃん‥ッ‥」
悶絶するガラーネ。しかし試合が止まることはない。コーナーキックでドリブルを開始するジャンヌ・ベルヴィル。
まさかのドリブル開始に対応が遅れるキプロス勢。ニアサイドにシュートを放たれるがこれをがっちりキャッチするガラシャ。
「ベルヴィル!そこは決めろ!なんで代表やってんの!」
ブチキレるキーパーのエマ。
「にしし!」
ガラ矢はボールをもらうと再びシャツの中にボールを入れ走り出す。
「貴様ァ~!いい加減にするだーっ!」
ジャンヌ・ダルクがペナ内でガラ矢を引き倒す。
「むはぁぁんっ☆」
倒れ込むガラ矢。
「おお‥さすがジュードーの国やな」
感心するピグマ。
「オラは怒ったぞっ!!キプロス人ーっ!!」
激昂するジャンヌ・ダルク。
「ダーさんやめて!」
「ダーさん!暴力はマズイですよ!」
ジャンヌ・ベルヴィルとジャンヌ・モンフォールが止めにかかるが‥。
「コイツらはさっきっからズル過ぎるだァ~!」
「ダーさんもルール違反やっちゃってんじゃん!やーめーてー!」
審判が駆け寄ってくる。
「おうこらァっ!誰が格闘技始めろっつった?!PKだ!こらぁ!」
キプロスにPKが与えられた。




