表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/52

誰が一番好きやねん?

公務から帰ると人形が人間になっていた。

「え‥嘘やろ‥え、スゴ‥。」

しかし現実の女は苦手なんやが‥。しかし見た目補正で大丈夫ちゃ大丈夫。

彼女たちはワイを見るなり気分を悪くしていた。吐くものさえいた。

「おい、キモオタ。覚えてるか!V8の化身みたいな車に私を乗せて海に行っただろ!ヤバい格好させて!ワイセツなんとか罪だ!殺すぞ!」

ガラ乃‥悪かった‥てかなんでそんなタトゥーだらけなん‥。お気にやったのに。

「まあ、悪かった。落ち着いて‥Calm downや。一応この島の王やから補償的なものはできると思うんで。ゼーキンパワーで。」

この時、一部を除いて態度が変わった。

「こんなかで誰が一番好きやねん?」

ガラ矢、変わり身はえーな。でも一生嫌われてるよりええわ。

「いやーワイには決められへんよな。実際。だから15人もおるしな。という訳でこれから定期的にゲーム的なものをしていまんとこ1位決めるわ。暫定1位。なんか願い事聞いたるわ。聞くだけな。ドラゴンみたいに。」

「いまんとこ1位って‥クズだな‥まあいいや。早く始めろ!」

「ちょっと待っとけや。」

そういうとピグマは地下に向かった。

「‥あー聴こえてますかァ?今、地下迷宮最深部の5階から通信してます。ワイはここでモニタリングしてるからここまで会いに来てください。順番はワイが決めます。じゃガラ矢!来い!」

「よっしゃ!行くで!お前の持ちもん全部物々交換サイトに出したる!」

「来れたらな‥ハハハ」

地下迷宮に入り7歩目でガラ矢はワイヤートラップにかかり動けなくなった。

「鈍臭いなぁ。はい次~。ガラ妃。」

ガラ妃は地下迷宮2階まで来たがここでヤバい奴に遭遇する。

「いやあああ!何なんですのこの方たちはァァ!」ダッシュで逃げるガラ妃。

「ムトゥッ!ムトゥッ!(おっ!女キタコレ!)」追い続けるガチムチ集団。

「あーそいつらは何年か前にガチムチスタンからこーてきたムラムラ無藤ちゅー警備員や。女に飢えてるから何されるか分からんで!ダッシュで逃げるんや!」

「きゃあああああ!」

この時、ガラーネはこう思った。

(今時、人身売買して食ってる国があるなんて。ガチムチスタン!許せない!必ず滅ぼす!)

と、怒りに燃えていた。人生の目標を1つ見つけたのだった。

「んー。じゃ次。ガラ子来いや。」

ガラ子は注意深く進んだが、運悪く地下迷宮3階で壁の変なボタンを触り、水路に落とされ外に出される。

「はぁー。誰も突破出来ないんかい。ワイを救ってくれる姫騎士おらんのか~。次、ガラ恵。」

ガラ恵は地下最深部まで、腕力だけでやって来た。ガチムチスタン人も叩きのめして。

あまりの惨状にピグマは震えた。

「ふぅー。やっとついたッス。」

「お、おう。着いたか。願いを言うんや。」

「しこたま殴らせて欲しいッス。」

「え、なんやて‥?」

次の瞬間、重く早い一撃がピグマの肋骨あたりに入った。

「ほげえっ!」

この握り拳、人差し指の第2関節がしっかり出されててクソ痛い!次々繰り出される最適打撃の猛ラッシュ。死ぬ!

「オラオラオラ!豚のような悲鳴をあげろッ!泣けッ!喚けえッ!」

「ぷぎゃっ!ぷぎゃッ!ぷぎゃあああああっ!」

「やめるんだ!ガラ恵ッ!」

ガラーネか!助かったァ。

「うおおおおっ!」

偽ロングソードで斬りかかる。がその時、ぺッとガラ恵が唾をはいた。目に入ったガラーネの動きが鈍り、みぞおちに最適打撃が入る。

「ぷひぃんッ!」

ガラーネは一撃で倒れた!弱えええっ!

「弱過ぎッスよ。」

お前が妙に強すぎんねん‥。ワイはここで死ぬのか‥。

「そこまでにしましょうね。殺されちゃうと色々困りますので。」

「自分もまだまだ殴り足りないんでいいッスよ。回復させましょー。」

ガラ和!助かったで‥。ガラーネまじ使えん‥。

「はい。チクッとしますよ。」

「ぷぎ。」

目覚めると身長が10センチくらい伸びていた。何したんやあの女‥。





















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ