トキョ継承戦争【ジークリンデ編2】
館山にある新チバニアンランドまで道のりは遠い‥。とりあえずこれから柏を襲撃しに行く。するとサタケがやって来た。
「ロスラーさん、これどうぞ。」
ジークリンデは見たことないくらいバカみたいなバイクを借り受けた。
「なんなんでちゅか‥このバイクは‥?」
「芝刈り機のエンジンを24個つけたものです。騎士ですよね。バイクくらい乗れるはずです。」
「こんなバカバイク初めてみたんでちゅが‥。」
「迂回路とかないんでちゅかね?」
「火山やらフォールアウトやらで危険なのでチバニアより西側にはあまり入らない方が良いですよ。」
「‥。」
二人でせっせと24個のエンジンをかけてようやくバイクに乗り柏へ向かった。
歩兵がぞろぞろいたがツヴァイを振り回したりバイクで轢いてるうちに突破した。そして駐屯地らしき拠点にたどり着くと貰ってきたお手軽テルミット爆弾で焼き払う。
「ふぅー、この調子ならすぐに浦安も火の海でちゅねえ。」
油断していたら高台から大男がメイスとショートソードで落下攻撃を仕掛けてきた。
「‥!?」
ローリングでかわすジークリンデ。
「アッヒャ‥」
犬頭形兜の騎士グフィエレス。メキシコ人。元ルチャドールである。普段は浦安にある水没しかけの旧チバニアンランドを拠点にしている。
「二刀流でちゅか‥。ちょっと厄介でちゅねえ。」
だがジークリンデのガントレットにはある仕掛けがついていた。