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俺の仕事可笑しくないか?



「んむぅ…」


…何故貴人が俺を抱き締めて寝ているのか…それは…


「眠いからぎゅってさせて~?」


「…は?」


「良いから良いから!」


「え、あ、うん?」


寝れてないのか、良く見たら目元に隈が出来ている。

人肌がないと寝れないのか?

俺は正直暑いんだが…

まあ、置かせてくれているだけ良しとしようか。





「ん"~、久しぶりに良く寝た~」


「そうか俺は暑かった」


「アルド真っ赤で汗だくじゃん!?」


「トレイスのせい」


「亜人って体温高くって気持ちいって思ってたけどそういうことだったの!?」


「それ以外に何がある?」


「ごめんってお風呂行こ!」


「お風呂?」


「うーんとにかく体洗お!風邪引いちゃう!」


起きた途端大騒ぎだなトレイスは。

というか結構暑くてくらくらする。

これで風邪引いたら恨むからなトレイス…




「ん、脱いで」


「は?」


急に何を言うのかこいつは。

考えていることが良くわからん。

主人の前で裸になれと?

冗談じゃない。

俺にだって恥じらいと言うものは存在するんだからな。


「脱がないと洗えないでしょ?」


「いやいやいや洗うことくらい自分で出来る」


「んじゃ命令」


「…っ、ん、」


"命令"、それは絶対に逆らってはいけないもの。

主人が変わる、もしくは主人が出来る奴隷には、直接脳内に魔法をかけられる。

主人が出す命令に絶対に逆らえない魔法を…


「あんま、見ないでくれ」


「恥ずかしいの?体洗うだけだよ?」


「やられたことない」


「嘘でしょ?じゃあ僕が始めてだね~!」


嘘じゃない。それにそんな初体験要らない。

一生経験しなくて良かったわ。

恥ずかしいって気持ちないのかこいつ。


「さっさと終わらせてくれ」


「ほーい」


人に洗ってもらうのってこんなむず痒かったんだな。

あとなんか…安心する。

ふわふわの石鹸が気持ちよくって、寝てしまいそうだ。

トレイス洗うの上手いな。

気持ちい…


「…んっ!?」


「え?」


「待て待てどこを洗おうとしてる!?」


「普通に背中やったから前だけど?」


「流石にそこは俺がやる!」


「なーんだ、ちぇっ」


なーんだじゃないぞこのえろ餓鬼。

大体こんなでっかくって怖そうな男を襲ったって良いことないだろ。

家も大きくて金持ちで良い家柄何だろうし。


「お前の思考回路は全くわからん」


「単にアルドに一目惚れしてもうアプローチしてるしがない良家の一人息子ですけど?」


「益々意味が分からない」


何を言ってるんだ?

一目惚れ?アプローチ?何だこいつ俺が好きなのか?

だからといってこんな良い待遇…好きな人にだったらするか…

まあとにかくこの風呂とやらを出なければ…




トレイス大胆~( お前作者やろ

1日で3話投稿いけました!

凄いでしょ頑張った!( 調子に乗るな

ではまた~!


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