侯爵令嬢は悪い魔女なので、浮気した王子を「消して」しまいました
王宮では、王太子、ノエル殿下の成人パーティーが開かれていました。
殿下のそばに、婚約者である私の姿はありませんでした。
代わりに、殿下の柔らかな色の髪と瞳の、かわいらしい令嬢が不安げに殿下の腕を握りしめていました。
私は今日、殿下にエスコートされることなく、この場に来たのです。
今朝の我が家は、ちょっとした騒ぎになっておりました。
王家からの招待状は届いているのに、肝心の殿下は迎えに来ない。
代わりの者を寄越すという連絡さえない。
家の者たちは心配して、私に行く必要はないと諭しました。
ですが私は、心を決めていました。
逃げることはできないと、知っていたから。
ざわめく周囲の喧騒をものともせず、殿下は見知らぬ令嬢を伴って私のもとにやってきました。そして、
「アナベル・エル・ヘイゼルヘイム、君との婚約を破棄する」
憎々しげな表情で、言い放ちました。
――とうとう、この日がやってきたのね。
覚悟はしていましたが、心は不安定に揺れ動きました。
それでも、長年の淑女教育で培った私の表情は、ほんのわずかも反応するのを許しませんでした。
殿下……私は、ずっと前から知っていました。
殿下が私を裏切る日が来ることを。
◆◆◆
王太子であるノエル殿下は、人気の高い王族でした。
白皙の整った容姿に、金の髪に緑の瞳という高貴な色は、王族の血筋にふさわしい。
見た目ばかりでなく、明るく人あたりも良く、身分の低い者にも分け隔てなく接する。
彼こそ次代の王にふさわしいと言われていました。
古くから仕える名門貴族の娘だった私は、早くからノエル殿下の婚約者の座に収まっていました。
王太子妃としてふさわしくあろうと、できる限りの努力はしてきたつもりです。
ですが、いつからでしょうか。その努力が空回っているように感じはじめたのは。
王太子の傍に並ぶのにふさわしくあろうと、美しさを保つために美容・ファッション・体づくりと、多くの知識を得ては実践しました。
すると口さがない令嬢たちは、
「いくら着飾ったって、中身が伴わなければね」
「美しさしか誇るところがないんだわ」
「美しくても陰気な娘なんて、私だったら嫌よ」
そう陰口を叩くのでした。
陰気というのは、きっとこの青白い肌や、青みがかった銀髪のことを言われているのでしょう。
こればかりは生来のものですから、直しようがありません。
もちろん、見た目だけにこだわっていたわけではありません。
政治、歴史、文化、あらゆる方面の教養を身につけるだけでなく、王太子妃教育にも熱心に取り組みました。
元々学ぶのが好きだったので、こちらは少しも苦ではありませんでした。
夜遅くまで夢中になって本にかじりついているものですから、メイドたちはどうやって私を机から引きはがそうかと困っておりました。
礼儀作法は、王太子妃ならば特に注目されることでしょう。そう考え、さらに熱心に取り組みました。
国内だけでなく、国外からも有名な師を迎えて教えを請いました。
そうして、いつしか私は「完璧令嬢」と呼ばれるようになりました。
ですが、誉め言葉だと喜ぶわけにはまいりませんでした。
今度は、「真面目すぎてつまらない令嬢」と言われるようになったからです。
「あなた、そんなふうに面白みのないことで、ノエル殿下を喜ばせられると思いまして」
「完璧過ぎてつまらないお方。もう少し可愛げのあるところを見せてはどうですの」
今度は陰口ではなく、直接でした。
驚いたことに、侯爵家の私よりも家柄の低い方ばかり。
わが家門に敵対意思があると思われてもしかたありませんのに、困った方々です。
言わせておけばいい、と思っておりました。
あの方々のおっしゃる「可愛げ」が、「完璧ではない私」だとすれば、それは王太子妃として不要なものです。
もしも「完璧ではない」姿を見せたとすれば、鬼の首を取ったかのように非難するのでしょう。
そんなご忠言など聞くだけ無駄というものです。
ですが、それを思い直す時がまいりました。
月一回の殿下との交流日。
ノエル殿下は少し憂鬱そうな顔をしていらっしゃいました。
公共事業の件で揉め事があったようで、頭を悩ませていらっしゃったのです。
私は殿下のお気持ちが少しでも軽くなればと、考えられる対策をいくつか挙げさせていただきました。
殿下はしばらく考えを巡らせたあと、
「君は完璧すぎてつまらないな」
そうおっしゃったのです。
私よりも、口にした殿下の方が驚いた様子で、そんなつもりではないと弁解されました。
それでは、どんなつもりだったのでしょう。
私は、すっと体の芯が、冷えていく感じがしました。
ああ、『予言』は、成就してしまうのですね。
◆◆◆
『予言』についてのお話をいたしましょう。
時は、私のデビュタントの日にさかのぼります。
お父様はその日、大事な仕事で他国に滞在しておりましたので、お兄様のエスコートを受けて王宮の舞踏会に向かいました。
輝くシャンデリアには見たこともない数の蝋燭が灯され、多くの女性たちが踊り、ドレスがひらりと舞う様子は、花畑を見ているようでした。
大人の世界の輝きに呆然としていた私に、婚約者であるノエル殿下が声をかけてくださいました。
お兄様を交えてちょっとした世間話をしたあと、
「こんどは僕に、君のエスコートをさせてくれるかい」
そう言って手の甲にキスを送られました。
私の心は、舞い上がっていました。
だって、ノエル殿下のことをずっとお慕いしていたんですもの。
花の咲き乱れる庭園で、はじめてお会いしたあの時から。
帰りの馬車の中で、ノエル殿下と過ごした日々を思い出していました。
はじめてお会いしたときは、天使様かと思ってしまいました。
陽光に反射する鮮やかな金の髪、優しい色に輝くエメラルドの瞳。
あどけなさを残した容姿で穏やかにほほ笑むと、私の手を取って散歩に誘ってくださいました。
殿下はいつも好奇心旺盛で、素直に喜びを表現する方でした。
行動的な方で、公務で訪ねたこの国のいろいろな場所の話をたくさんしてくださいました。
令嬢らしく、あまり外を出歩かない私には、殿下を通して見る世界がキラキラと眩しいものに映りました。
殿下の明るく、公明正大で率直なお人柄に、どんどん惹かれていきました。
「僕たち、きっと、いい伴侶になれるよ」
殿下がそう言って手を握ってくださったとき、私たちはまだ幼かったけれども、きっとそうなると信じておりました。
馬車の外を何を見るともなく眺めながら、幸せな思い出に浸っていた私は、お兄様が心配そうにこちらを見つめていることに気づきませんでした。
我が家に到着すると、お兄様が「少し話がある」と言って、庭の散歩に誘いました。
月明かりの差す中、無言で歩くお兄様の背中は、どこか覚悟に満ちたもののように見えました。
庭の中央にある東屋から、お兄様は月を見上げました。
そして私の方を振り返り、おっっしゃいました。
『王太子ノエルは、アナベルを裏切る』
私はお兄様の声をどこか他人事のように聞き、しばらくしてお返事いたしました。
「お兄様、それは『視えた』ということでしょうか」
「ああ、『視えた』」
わが家門は、特殊な魔術を継承する一族。
そのなかでも、『予言』という稀有な力を持つお兄様がおっしゃるのです。
それは、真実なのでしょう。
「それは、変えられない未来、なのでしょうか」
すがるような気持ちで、お兄様に尋ねる。
「アナベル。未来がすべて確定しているわけじゃない。だけど、『運命』というのは、変えられないんだ」
その日私は、ノエル殿下への恋を終わらせる決意をしました。
◆◆◆
「アナベル・エル・ヘイゼルヘイム、君との婚約を破棄する」
お話は殿下の成人パーティーの日に戻ります。
「殿下、どうしてそのようなことをおっしゃるのです? 私に何か罪がございましたか」
「罪だと……? 知れたこと」
殿下は呆れた様子で顔を顰められました。
「君は『魔女』だということを、僕に隠していた」
不安げに様子を見守っていた周囲の方々の顔が、みるみる青くなっていきます。
『魔女』
その言葉は、この国にとって禁忌に等しい。
昔、この国では魔女狩りと称して多くの女性たちの命が奪われました。
最初は些細なもめ事だったのかもしれません。
ですがその火種は国全体に広がり、不信が不信を呼んで、国の存続が危ぶまれるほどになりました。
魔術を得意とした我が家門にも、多くの犠牲者が出ました。
魔女とはいったいなんだったのでしょうか。
悪しき魔術を使う女が魔女だと、そのように言われますが。
魔術自体に善悪があるわけではない。ならば使う者の心が悪かったと? ではなぜ女性だけが、悪と思われたのでしょうか。
私が訴えずとも、今なら多くの人々が「おかしい」と声を上げてくださることでしょう。
ですが、かつて起きた悲劇は、取り返しがつかない。
ノエル殿下は、わが国最大の罪悪の象徴である「魔女」という言葉で、私を罵りました。
「『魔女』だから、私は殿下にふさわしくないと、そうおっしゃるのですね」
「そうだ」
殿下は肯定し、腕に抱く女性を引き寄せました。
「彼女はフェリシア。ここにいる者たちには、こう言ったほうがわかりやすいだろう。今代の『聖女』である、と」
聖女、という言葉に周囲のざわめきが強くなる。
「本当に聖女なのか」
「教会のデマではなかったのか」
疑わしげな視線が、殿下の隣の女性に突き刺さる。
殿下は女性をかばうように抱き寄せ、
「聖女はその貴重さから、教会の奥深くに匿われていた。姿を知らぬ者たちがいるのも無理はないだろう。フェリシアの心は清らかだ。まるで聖魔法の輝きのように」
魔女である私の心は、清らかではない、とおっしゃりたいのでしょうか。
「彼女こそ王太子妃にふさわしい。よって、魔女アナベルと婚約破棄ののち、フェリシアを新たな婚約者とする」
得意げに言い放ったノエル殿下に対し、誰も意見するものはありませんでした。
意見できるものがいなかったのではありません。
もはや起こしたことの重大さから、何を言ってもあとの祭りだと悟られたのでしょう。
殿下は今、この場にいるすべての貴族から見限られました。
将来を期待されていた王太子が、このようなことになって、多くの方がやるせない思いをされていたことでしょう。
そんな中、私は別のことを考えていました。
殿下はそのフェリシアという女性にお心を奪われてしまったのでしょうか。
運命だから、それはしかたのないことだったのでしょうか。
殿下を見ると、不安げに見上げるフェリシア様の方を抱き、気遣うように微笑んでいました。
ああ、私がいつか恋したあの瞳だ。
そう思ったのです。
そうなのね。
私は闇夜の似合う魔女。
ずっとあの太陽のような殿下の輝きに憧れていたけれど、いくら焦がれても太陽の前では月が光を失うように、夜と昼が出会わないように、相容れることはなかったんだわ。
そう、やっぱりこれは『運命』だったのね。
――ならば、魔女は魔女らしくするといたしましょう。
「殿下、お慕いしておりました」
そう口に出した瞬間、殿下は私に後悔のような表情を向けられました。
そんな顔をなさらないで。今さら遅いのですから。
もう私の魔術は、発動してしまいましたから。
私の持つ特殊な魔術は、『反転』。
全ての事物に逆の属性を与える魔法です。
何がどう『逆』になるのか。
それは術者の意思のほかに、掛けられた本人の無意識が影響することもあります。
私が王宮を立ち去るのを、誰も引き止めはしませんでした。
傷心の令嬢に声をかける勇気のある者はいなかったのでしょう。
私としては助かりました。
今頃、殿下の身に魔術による変化が起きているでしょうから。
鏡のなかのご自身のお姿に、さぞや驚愕なさっていることでしょう。
殿下のおっしゃる通り、私は悪い魔女です。
私のものにならないなら、いっそ誰のものにもならなければいい。
そう思ってしまったのですから。
私は知っていました。
殿下が「太陽」であることにずっと苦しんでいることを。
私が恋焦がれるあなたは、ご自身のことを疎んじておられた。
消えてしまいたくて、太陽であることに嫌気がさして、それであのような騒ぎを引き起こされたのだと。
ならば、私の「夜の闇」で、殿下を隠してしまいましょう。
帰宅すると、お兄様が忙しなく荷物をまとめていました。
こんなことだろうと思っていました。
「お兄様、どちらへ行かれますの」
「アナベル!」
驚いた様子で、私を見るお兄様。
「は、早かったんだね」
「ええ、無事に『裏切られ』てまいりましたわ」
「そうか……」
お兄様は眉尻を下げ、少し泣きそうな顔をした。
「その、なんて言えばいいのかわからないけど、元気を出してほしい」
「それはありがとうございます。それで、お兄様は傷心の妹を置いて、どこに行こうとなさっていたの」
「それは……」
目を泳がせるお兄様。
「養子縁組を解除して、私を後継者にしようとなさっていましたね」
お兄様は血縁上は私の又従兄にあたります。
一人娘の私が王太子妃になることが決まっていましたので、後継者として養子縁組をしたのです。
「だって、王太子妃じゃなくなったのなら、君が後継者になるべきだろう。揉めないうちに、俺がさっさと去るべきだと……」
「それで、婚約破棄された傷物の私には婿入りの話も来ないかもしれませんのに、置いて行かれるのですね。なんて薄情なんでしょう」
「そんな、君が傷物のはずなんてないだろう! アナベルは素敵な女性だ。どんな男性だって君に膝をついてプロポーズするさ」
「どうかしら? 殿下には振られましたし、お兄様も私のことがお嫌だから出ていかれるのでしょう?」
「俺が? 嫌なわけないだろう」
「じゃあ、どうして、私を貰ってくださらないの?」
「えっ」
お兄様は、困惑して、視線をあちこちにさまよわせました。
「お兄様は、『ノエル殿下が私を裏切る』とおっしゃいました。ですが、『何をどう裏切るか』まではおっしゃいませんでしたね」
「!」
お兄様は、目を見開いて、ゆっくりと口を開きました。
「気付いていたのか」
「ええ、途中からですけど」
お兄様がどのように『視える』のか、私にはわかりません。
特殊な力のことです。ひょっとすると他人に説明することも難しいのかもしれません。
それなら、はっきりした事実を言えないのも頷けます。
私と殿下の関係性の雲行きがだんだん怪しくなってきてからは、予言は「私と殿下の破局」のことを言っているに違いないと思えてきました。
ですがお兄様は、こうもおっしゃいました。
「『運命』というのは、変えられない」
運命とは、何のことだったのでしょう?
私と殿下の破局?
それとも、先ほどの婚約破棄?
もし、『運命』が「確定された未来の断片」ならば、その前後の未来は『運命』ではないということになります。
ならば、「私と殿下の破局」自体は、避けられたかもしれません。
私はそれを知っていました。
でもあえて、変えようとはしませんでした。
ノエル殿下をお慕いしていました。
でも、いつだって不安でした。
あの方が太陽のように眩しくあればあるほどに。
ほの暗い、執着のような愛を向ける私は、殿下にはふさわしくない。
月が太陽に恋しても、身を焦がして消えてしまうだけ。
それより、同じ月のような人に寄り添って欲しかった。
「アナベル、俺のことが憎くはないのかい。俺はデビュタントのあの日から、ずっと思っていた。『君と殿下が破局してしまえばいいのに』って」
お兄様が、私を殿下と別れさせたいと思っていることに、気付いていました。
「『予言』があったからじゃない。もしそれがなかったとしても、俺は同じことを思ってた。殿下に渡したくない。アナベルに、ずっと俺のそばにいてほしいって」
そうであればいいな、と思っていました。
少しずつ増していくお兄様の執着に、安心感さえ感じていました。
「どうして、どうして黙って行かせてくれなかったんだ。俺の執着から逃げるチャンスだったのに」
「お兄様。いいえアルバート様」
私はお兄様の瞳を覗き込んで言った。
「月は、同じ月に恋をするのです」
アルバート様。ほの暗い光を抱えたままでも、あなたとならまっすぐ進めると思うのです。
同じ光なら、眩しすぎない。だけど放つ光は倍になるはずだから。
アルバート様は、私を抱きしめました。
あたたかい。安心できるぬくもりです。
「アナベル、君を愛している。一生君を離したくない。どうか逃げないで、ずっとそばにいてくれないか」
「お兄様、アルバート様。私も愛しています。どうか、ずっとあなたの隣にいさせてください。ずっと私だけを見ていてください」
アルバート様は、私の顎を持ち上げて、口づけを落としました。
長い、永久に続くような、長い口づけでした。
アルバート様の私への執着が、降り注いでくるようでした。
強く腰を引き寄せられ、息が詰まりそうなほどでした。
その苦しさに、私は、喜びを感じていたのです。
◆◆◆
その後、お父様に王宮から連絡がきて、私はことの顛末を知りました。
ノエル殿下は、王太子ではなくなりました。
正確には、「王太子であったノエル殿下」は消えてしまったのです。
代わりに新しい王族が誕生しました。
それがノエル王女殿下です。
私の『反転』の術により、姿が変ってしまった殿下の姿です。
あの騒動のあと、側近の方を通じて、術はいつでも解くことができるとお伝えしたのですが、
「殿下は、今はこのままが良いそうです」
とお返事が返ってきました。
よほど王太子の座がお嫌だったようです。
わが国では男性の直系王族が王位を継ぎますので、代わりに、王弟のディラン殿下が後嗣となられました。
「甥が生まれて、せっかく楽ができると思っていたのに」
とぼやきながらも、精力的に活動なさっているようです。
聖女フェリシア様は、今は遠く辺境の地にいらっしゃるようです。
王都の教会は、聖女の名声を利用するために、フェリシア様に監禁まがいの扱いをしていたことがわかりました。
教会の責任者は罪を問われ、フェリシア様は静かな田舎の教会で穏やかな日々を送っておられるそうです。
ノエル王女殿下は、しばらくして王宮を去られたようです。
今はどうなさっているのでしょうか?
「ノエル」という名の女冒険者が、ドラゴンを討伐したという噂が流れてきましたが、まさか、そんなはずはありませんよね……?
私は相変わらず侯爵家にいて、穏やかな日々を送っております。
変わったのは、アルバート様が「お兄様」から、私の婚約者になったこと。
両親は「結婚はまだなのに、あまりいちゃいちゃするな」と顔を顰めておりますが、アルバート様が聞き入れる様子はありません。
「アナベル、愛しているよ」
毎日そう言って抱きしめられているのに、まだ胸がときめくのです。
きっと、結婚しても、おばあちゃんになっても、ずっとそうなんじゃないかしら。
「アルバート様、私も愛しています」
これからもずっと。
そう思いをこめて返事を返すと、息が止まるほど強く抱きしめられ、長い口づけが降りてきました。
お読みいただきありがとうございます。
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『婚約破棄の復讐で女の子にされたダメ王子の俺 〜追放スローライフを目指したいのに有能補佐が逃してくれない〜』
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お話の流れやキャラクターの性格は少し違いますが、
「王子サイドはこんなことになってたのか!」とニヤニヤしていただけると思います。
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