09.戦闘報酬
ステータス画面を表示させる。
◆――――――――――――◆
名前 :ゴブリンX
ランク :E
装備 :使い古した服★1
シルフィの指輪★5
金砕棒★4
スキル :『心眼』Lv2 ユニークスキル
『パリィ』★5 Lv2
『ゴブリンパワー』Lv2 種族特有スキル
加護 :New! 下剋上
ポイント:1,000
◆――――――――――――◆
お、いろいろと変化があるな。
「スキルレベルがあがっているでしょ?スキルは使えば使うほど、そして戦う相手が強ければ強いほどレベルがあがるのよ。スキルはレベルに比例して、能力も強くなるの。ユニークと種族特有スキルは能力が段違いに強いから普通はたった1回の戦闘でレベルアップはしないの。ただ今回はランクが6個以上も離れている強敵相手だったからレベルアップしたのよ」
なるほど。
何度も死にそうになったが、結果オーライってことか。
「それとランクも『G⇒E』に飛び級で上がっているでしょ。モンスターを倒すと経験値が貯まって一定値以上になるとランクがあがるのよ。普通はたった1回の戦闘でランクがあがることは無いけれど、ランクAのミノタウロスは相当強いモンスターだから飛び級してるのね」
シルフィによると、この第二の世界では強さを表すランクは以下の順番になっているようだ。
――――――――――――
【ランク】 【強さの指標】
ブラック :―
ゴールド :―
シルバー :―
S :Aランクの兵10人以上で倒せる
A :Bランク兵10人以上で倒せる
B :Cランク兵士10人以上で倒せる
C :Dランク兵士10人以上で倒せる
D :Eランク兵士10 人以上で倒せる
E :Fランク兵士10人以上で倒せる
F :武器の扱いになれた者であれば倒すことができる
G :成人であれば苦労せず倒すことができる
――――――――――――
ランクは戦闘の累計経験値が高くなるにつれ上位になる。
ただし、あくまでも強さの『指標』なので、ランク≠強さということだ。
一応ランクが上になればなるほど、戦闘経験を豊富にしている為、強さの証にはなるが実際の強さは当てにならないそうだ。
ランクGの俺が、ランクAのミノタウロスを倒せたのも納得がいく。
ん?
ランクやスキルに気を取られていたが、加護にも変化があるみたいだ。
――――――――――――
『下剋上』
ランクが6個以上差があるモンスターを1対1で倒すと与えられる加護。
ランクが上の相手に対して身体能力が上昇する。
――――――――――――
どれくらい能力が上昇するかは戦ってみないとわからないが、少しでも強くなるのであればありがたい。
「加護まで手に入れちゃって。禍転じて福と為すね。
お!ソースケ、ステータス画面のお知らせ機能を見てみて!」
「続きが気になる」「面白そう」と思っていただけたら、ブックマークと「☆☆☆☆☆」からの応援をよろしくお願いします!