表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

私の人生にも一度くらい、こんなクリスマスがあってもいいだろう

作者: 社 やすみ

 私がショックのあまり会社を飛び出したのは、クリスマスイブの夜であった。もうどうにも、こんな会社にはいたくないと思ったからであった。一瞬プロレスラーの藤波辰巳(ふじなみたつみ)が頭をよぎった。彼が「こんな会社辞めてやる!」と吐き捨てながら、ショートタイツ(プロレスラーがはいてるあのパンツ)にビーチサンダル姿でタクシーに乗り込んだ面妖な動画を見た時、私は笑ってしまったが、今なら彼の気持ちがわかる。彼と同じ言葉が、口をついて出てしまったのだから。


「こんな会社辞めてやる!」


 私は頭の中でビーチサンダルにはきかえ、愛車のフォルクスワーゲンのビートルを脳内でタクシーに変換して乗り込んだ。その後の運転中の記憶はほとんどない。「己の心に刻み込め」だとか何だとか絶叫した様な気もするが、無言だった気もする。私の奇妙な旅は、いつ始まったのか分からないのが始まりであった。


 さて、会社を辞めたい気持ちになった私の入社は、そもそもがコネ入社に近いものであった。社長と私は以前からの知人というか飲み友だちだったし、「お前が来てくれるなら、正社員で雇ってやるよ」と言われたので、二つ返事でOKした。だが、仕事内容はメチャクチャで、社内は腐りきっており、結果は私がパンクしてこの有り様である。飲み友だちが集まる居酒屋で私と社長が再会した時、果たしてお互いにどういう扱いをするのか楽しみだが、それはまた別の話である。


 私ははじめ生産課に配属された。受注製品をただ生産し続ける単純な仕事で、私はこれを「奴隷の仕事」と親友にうそぶいていた。親友はどうやら「ヤバいところに入社したなコイツ」と思った様であったが、私が異常に神経が図太いことも知っているので、あまり心配はいらないとも思ったはずである。私自身そう思っていたし、今となればわざわざこうして書き記すなど、大袈裟かもしれない。だがその時の私には耐えがたいものであり、この世の全ての悪意を一身に受けた様な錯覚は貴重な体験で、その気持ちを生々しく保存しておきたいと思った。というのも、私は執筆が大好きなのだ。おまけに異常にポジティブで、恨みごとは書いておかないと2日以内にはほぼ忘れ、完全復活してしまうのである。ちなみに今これを書いているのは26日の昼前で、既に私はほぼ回復してしまっていて、今こうして執筆に生かしていることにニヤニヤが止まらない。きっと年明けには笑い話バージョンにカスタムしてネタとしての完成度を高めてしまい、今年のクリスマスを駆け抜けた私の本当の気持ちを忘れてゆくだろう。そうなってしまっては何か悲しいし、クリスマスイブ、そして明けて25日のクリスマスの日に私を支えてくれた奇妙な2人の旅人のことを記しておきたい。


 さて私が会社を飛び出した理由は、ずばりセクハラを受けたからであった。基本的にはお尻を触られるオーソドックスなもので、私としてはどうということはない。むしろ、私に触りたくて仕方がないオッサンどものやるせない気持ちには一定の理解さえ示せる。何故ならば、私は美しい。ある女友だちいわく「鼻筋通ってて美人さん」である。オッサンに触られるのはおぞましいが、同時にどこかで承認欲求が満たされる部分もあったといえる。しかし今回、それがぶっ壊れてしまった。何故ならば、ただのセクハラではなかったと知ってしまったからであった。今回のセクハラには、実行班である生産課全員と、それを指示する営業課の課長がいたのである。何故それがわかったかというと、休憩中に話を立ち聞きしてしまったからであった。知らぬが仏とはよく言ったものである。


 私は煙草を吸わない。生産課で一人だけである。よって、事務所裏の喫煙所には用はない。しかしこの時の私は、クリスマスで浮かれていたのか何なのか、トラックのコンテナを伝って事務所の屋根にのぼってファンタをあおって爽快感に浸っており、上からヤツらを見下ろしてニヤニヤしていたのである。アントニオ猪木はことあるごとに「元気があれば何でも出来る」と言うが、この時私は初めて思った。「元気があれば何でもやっていいというわけではない」と。同時に「猪木はちょっと自重すべきだ」とも。本当に猪木は自重すべきだと思う。人を驚かせられるのであれば、何をやってもいいわけではない。何をやってもいいのは、おもろい時だけだと私は思っている。つまり私はセーフである。


 ……さて立ち話である。先述した様に、私は異常にポジティブである。基本的に他者には好かれていると思いがちなところがあり、人生が楽しくて仕方がない。だがこの時の私は、悪意と欲情のみが渦巻くオッサンたちの生々しい興奮と勃起の話にあてられ、ショックと気持ち悪さで体が震えていた。こんな状態になったのは、2年前、パクチーパウダーを車の中にぶちまけてしまい、当時の恋人にクソほど怒られた時以来のことであり、ショックの度合いで言ったら、あのパクチーパウダー事件の倍、いや3倍に相当する、私の人生でも有数の辛さであった。


 どうして営業課長までもが話に絡んで来たのか。これを説明せねば、私のショックを描ききれる自信がないので、克明に記して行こうと思う。まず私はかつてこの会社に「取引先の社員」として関わっていた。この会社の商品は種類も多くないので、私は商品知識については完璧に記憶していた。そして、社長と知人でもあり、入社した。こうなれば配属先は当然渉外、つまり営業課であるべきだ。しかし、そうはならなかった。営業課長が難色を示したからである。何故か。営業課長は、かつて私を相手取り、辛酸をなめ続けた敗軍の将だったからである。お陰で私の配属先は生産課と相成った。


 しかし生産課に商品知識など必要ない。ただ生産すればいいだけだからだ。こんなつまらない仕事はないと、私は心からそう思った。こんな日がずっと続くのかと思うと溜め息が出た。やりがいなど一切ない。こうなると仕事は辛いだけだ。お陰で奴隷階級出身のキャラクターとストーリーという、私にとっては未知のものを思い付いたので、いつか書きたいと思う。今書いているこの話もそうだが、全て創作に繋げてしまうのはもはや私のくせである。私にとって創作は発散であり娯楽。つくづく得な性格だと思うが、辛かったことは早急に書き終わりたい。なので早々に話を戻すことにしよう。入社してすぐ、私はなかなかの怪我をした。積み上げた重量物が崩れ、下敷きになった私の左手の親指が折れたのである。これでは生産課での仕事など出来ない。そう判断した社長が嬉しそうに言った。


「営業の仕事に回って」

「そうですね、営業なら出来る」


 社長と私はグルである。お互いの顔を見合わせ、私たちはニヤリと笑った。


 社長と私がグルであるのにはわけがある。私たちには利害の一致があった。社長としては営業成績を伸ばしたい。その為に私を営業に回したい。私は奴隷の仕事はしたくない。その為に営業に回りたい。そもそも社長が私を入社させたがったのには、営業課の腐敗を正したいという思いがあったからである。うちの営業は、配送も兼ねる。つまり、営業先が多いと、配送先も増えるのである。これを営業課が嫌った。ならばどうするか。営業先を増やさぬことだ。それが自分たちの楽に繋がる。この方程式が完全に浸透してしまい、業績は伸びずに停滞していたのである。だが社長はこれを変えようとしていた。営業課と配送課に分けようというのである。そして私は、試験的に飛び込み営業を一人で担当することとなった。


 私は生来、人見知りをしないタイプである。商品知識もあるし、生産課に一枚噛んでいたお陰で、付け焼き刃ながらどういう行程を経て商品化しているかの知識も持ち合わせていて、まさに飛び込み営業に最適な人材に仕上がっていたわけで、面白い様に契約が取れた。しかし営業課長はかつての因縁もあって私のやることなすことが、とにかく気に入らなかったらしく、ある日突然、私にこう言った。


「今年は契約もう取らんでいい」


 は?????である。しかし私は営業課長の言葉を無視し、契約を取り続けた。これは私個人の暴走ではなく、社長の意向でもあったからだ。トップの後ろ楯を持つ私は、営業の水が合っているのもあって、1週間あまりで、営業課長の前年度の年間契約数をすんなり追い抜いた。営業課長としては、配送先を増やしたくない為の手抜き営業をしていたのだが、それでも営業開始1週間の新人に自分の50週間の実績が抜かれるのは屈辱であり、何よりメンツが立たない。お陰で社長の強権発動の口実となり、営業課は、新営業課(私1人)と配送課(私以外)に分けられてしまったのである。


 冷たい言い方をしてしまえば、それは彼らの怠慢が招いた結果だ。そして私はこの実績を年間通して継続する自信があり、配送課全員が血眼になっても、私1人の営業力に遠く及ばないとも思っていた。当然であろう。私はいわばきれいどころであり、スーツにスカートで営業に回る。アポは「よろしければ、お昼ごはんをご一緒しませんか」的なことをほざいて実際にお食事デートの様相を呈し、仕事の話などせずに「今度はそちらから誘って下さいね、交代(こうたい)交代(ごうたい)でオナシャス」と継続すら匂わせて一旦別れるのである。そして数分後に慌てた風を装って電話をかけ、「すみません、楽しすぎて仕事の話を忘れていました……!」などとあざとく言い放ち、「何やコイツ、ガチで可愛すぎる」となった先方が「いいよ契約してあげる」となって、こちらの言うがままの契約締結がスムーズに完了するのである。私はこれを実力だと思っているが、私の営業をかつての敵として知る旧営業課長から言わせると、そんなものは「女を武器にした邪道契約」だそうだ。その邪道契約にしてやられて社内で立場をなくした本人が何を言うのかと思った私は、少しばかりムッとせんでもなかったが、邪道と言われてみると全くもってその通りだとも思えるので、反発する筋もない。オッサンであるヤツらは汚い作業着で赴き、「うちの商品どうですか」と言うほかの術を知らない。私とはあまりに勝負出来る条件が違うし、そんなオッサン営業の悲哀を理解してやれない様な、無能な女には私はなれない。しかしこれが、課を超えての嫌がらせに発展するのだから、もっとハッキリ屈辱を与えて、心を折ってやるべきだったのかもしれない。まぁこれは、形を変えて数年スパンで実現してやるつもりではある。


 かくして私は、営業として社長が望む成果をあげたが、ここでとんでもないことが起きてしまう。骨折した私の親指が、恐ろしい速さでほぼ治ってしまったのだ。こうなると配送課の連中と生産課の連中が結託して、私を生産課に戻すべきだと言い始めた。これには社長も折れざるを得なかった。生産量と配送量が急激に膨れ上がったからである。その結果、私は生産課に戻され、奴隷の仕事に再び溜め息し、浮かれていたのか息抜きなのか屋根にのぼるという、社会人というよりはただのチンパンジーに成り下がり、そのせいでヤツらの結託話を聞いてしまった。そしてその悪意にショックを受けて、パクチーパウダーぶちまけ事件の3倍の辛さに精神がやられてしまったのである。そこから終業時間までは何とかやりきったものの、帰宅中、私はあまりのショックから家がどこなのかわからなくなり、絶叫したのかしてないのか、記憶は一旦そこで途切れた。


 ハッと気付くと、私は暗闇の中にいて、若い兄ちゃん2人に抱きしめられていた。2人は大号泣していて、何やら暑苦しい言葉をわめき散らしまくっていた。どうやら私は意識が混濁した中、たまたま遭遇した2人に向かって、突発的に自殺をほのめかした様であった。それがあまりに悲しくて、2人は私を抱きしめ、ワンワン泣いていたらしかった。それを聞いて、2人のぬくもりをかんじていると、私も何だか泣けてきて、3人で声をあげて泣いた。どうやら山の中にいるらしく、私は「ここ山?」と言ったのだが、2人には「岡山?」と聞こえた様で、2人は「岡山?わかった、行こう!」「お姉さんの為に何でもしてあげるから!」とほざきやがり、私は車に乗せられて、何故か岡山へ向かった。


 2人はユウキとマコトと名乗った。どちらも大学生で、冬休みに旅をしているらしかった。街中まではしると、明かりがあり、山中では暗くてよくわからなかった2人の顔が見えてくる。運転中のユウキは、ゴボウの様なきったないツラをしていて、後部座席で私の隣に座っているマコトは、ヒョロヒョロの小ネギの様な生っちろい小僧だった。反対に、私は美人すぎるので、2人は「めちゃくちゃ、き、きれいやないすか」「き、緊張して何を話したら、何を」と言ったきり、黙りこくってしまい、車内は沈黙が支配していた。暗闇の中での2人は熱い男たちで、勢いで私を車に乗せもしたが、その面影は微塵もなく、あまりにも固まっているので、私が口火をきった。


「オマエら童貞か?」


 最低のお姉さんである。しかしユウキとマコトはある意味誠実な、そしてあからさまに何かを期待した血走った目で、同時に返事した。


「「はい!童貞です!」」


 かつてアントニオ猪木は言った。元気があれば何でも出来る、と。まさにこの元気のよさには、一瞬身の危険をかんじた。何でもしてきそうだ、と。車中は、とてつもない美女1人に、やりたい盛りの童貞2人なのだから。だが2人は、私に指1本触れてはならないと思っている様で、山の様に不動であった。もはや山のフドウである。雲のジュウザがいいな、などと考えた私は2人に問うた。「2人は北斗の拳って知ってる?」と。


「昔のアニメはわからんっす」「俺もす」

「ばかやろう何で知らねんだ」


 間髪入れない私の返答に、素直な2人がこれまた間髪入れずに返事する。


「ネカフェ探します!」「読みます!」


 いいよバカ、と言いながら私は笑った。たぶん私にとって、12月24日はじめての笑顔だった。


 数十分走ると、ユウキが車を高速に乗せた。そこからしばらくはまた無言で、私はたまに見える高速道路の照明、その1つを見ながらポツリと呟いた。


「幸運の女神に後ろ髪はない、か」


 名乗りもしないいけすかない女の他愛ない呟きである。普通ならスルーするところであろう。しかし2人は絶対に拾おうとする。


「え」「マジすか」


 童貞特有の真っ直ぐさ。私と話そうとする純粋さに触れて、私の心は幾分か癒される。しかし、続くヤツらの言葉ときたらよ。


「刈り上げなんすか!?」「え、刈り上げなんすか!?」

「……刈り上げではないわ」


 一瞬の沈黙。そして私たちは、誰からともなく笑い出す。全く、何なんだよオマエらは。いつの間にか日付は変わり、私たちは一緒に25日に突入していた。


 走り続けると夜が明けてきた。そして見えてくる「岡山」の文字。そう、私たちはマジで岡山に来たのである。


「……岡山って」「……お姉さんの故郷なんすか」


 2人は発言の後、顔を背けた。私にあまり踏み込まない様に、だけど気になる2人の気持ちがとても伝わってきた。だからこそ私は言ってやった。


「私はさ、『ここ山?』って聞いたんだよ。そしたらオマエらが何か聞き間違えてさ、『岡山!』『岡山!』って言い出しただけだよ。何となく言えなかったよ、童貞パワーと勢いにドン引きで。何で岡山来たんだろうねプププ」

「え~マジっすか~!?」「そん、え、そんな、マジっすか~……!?」

「うん。だからさ、帰ろっか」


 え~、と言って天を仰ぐ2人。でも。


「でも、よかったっすわ。お姉さんがちょっとでも元気になって」「それよな!」


 2人はそう言って、嬉しそうな、ちょっと泣きそうな顔で、私を見て笑ったんだ。そして。


「もう眠気限界っす。運転、お姉さんに任します」「俺は免許ないす」


 何で私が折り返しの運転して、童貞2人が寝るんだよ。マジかよコイツら。しばくぞコラ。


 ……私の地元の県に入る手前で2人は起きた。私は目が冴えたままでまだまだ運転出来たけども、2人に会った場所がどこなのかを知らない。だから運転はユウキに代わった。マコトは「もうお姉さんは大丈夫」と言って、助手席に移った。後部座席に座っていたのは、マコトなりの気遣いだったらしい。よくわかんない気遣いだったけども、一緒に座っていたことで、救われた部分は確かにあった。ユウキの運転で元いた山に入ると、途中、道幅が膨らんだスペースに、私の車が停まっていた。記憶が飛んだ状態でも、気遣い抜群の停車はさすが私であった。


「あっ私の車!」

「マジすか……?」「お別れっすかね……?」

「そうだね……!」


 私たちは車を降りた。私は自分の車に歩く。途中で振り返り、2人と向かい合った。陽光に照らされて、2人の顔は何ともいいものに見えた。少し疲れた笑顔の2人から、名残惜しい気持ちが伝わってきた。私も名残惜しい気持ちになった。だから私は彼らの方に何歩か歩み寄りながら笑顔で言った。「楽しかった、ありがとう。今、2人と同じ気持ちだよ」と。


 すると2人は「マジすか!」「あざっす!」と言って泣き出し、ピタリと声を揃えて言った。


「「俺らの童貞、奪ってもらっていいっすか!」」


 一瞬の沈黙。そして私は吼えた。


「オマエら、そんなんだから童貞なんだよ!!!!! お断りだバーカ!!!!!」

「「エエー!?」」


 私はきびすを返して自分の車に素早く飛び乗り、すぐさまエンジンをかけると走り去った。おバカだけど真っ直ぐな2人との一部始終が頭を駆け巡り、何だか泣き笑いで、ずっと笑顔のまま。すると会社から電話が来た。私はハンズフリーで着信を受け、満面の笑みのまままた吼えた。


「もう行かねーよ!!!!! お断りだバーカ!!!!!」


 そして電話を切ると、家路についた。とんだクリスマスになったぜ、全くよぉ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ