冒険の準備
今俺は、雑貨屋にいる。そして、ミズナにこれ買ってこれ買ってと言われている。本当なら武器屋にいるはずだが。そのわけは…
『なぁ〜ガジル〜冒険に行こうぜ。』
『ハァー?死んだらどうなるかもわからない状況で行くかふつー。』
『いいじゃん。なにもしないよりはマシだろ。』
んん〜確かになにもしないのはやだな〜。
『行くにしても、メニューの開き方がわからないからな〜。アイテムが、ちゃんとあるかさえわからない。』
俺は、他の四人と一緒に考えた。ミズナが、
『コマンドを唱えないといけないのかな?』
コマンドかぁ〜。俺は、ひとまず適当に
『メニュー』
やはり、反応なし。
『メニューオープン。』
反応なし。
ちょっとやけくそに
『オープン。』
四角い半透明な物が突然目の前に現れた。
『あっ!開いた。』
『オープンでいいのかよww』
俺は、ひとまず、メニューウィンドウから、アイテムを選んだ。アイテムを全て見ると、どうやらアイテムは全てあるらしい。ただ、装備できる物が何もない。
『アイテムはあるが、装備がない。』
『じゃあ最初から揃えようよ。』
ミズナが言った。俺は、お金が、いくらあるか確認した。お金もどうやら全てあるらしい。俺は、ミズナの方をもう一度見ると、なぜか目が輝いてるように見える。
『必要な物だけ買うからな。』
『え〜。』
ミズナは、ガッカリしたようで、
『いいじゃん少しぐらい。』
『そう言いながら、要らない物たくさん買うだろ。』
俺は、文句を言ってるミズナを無視して、外に出た。俺は、左右を見てある事に気付いた。いつもなら左右には、山が見えるはずなのにそこには、壁があった。
また、起きて、外を見た時は、普通の家だった向かいの家は、ゲームの中の家になっていた。
『はぁ〜本当にゲームの中に入ったんだな』
俺は、そう思いながら、武器屋の場所をメニューのマップで確認した。武器屋に行く道中ミズナが、『ねぇ〜あの雑貨屋にいこー』と言い出してきた。俺は、嫌だと言おうとしてる時には、ミズナはとっくに雑貨屋の中だった。
それで今に至るわけだ。
『要らない。いいからもう行くぞ。』
『これだけでいいから。お願い』
『嫌だ。自分で買え!』
俺がそうゆうとミズナの目にひかる物が見えた。
『あ〜も分かったから。泣くな。』
本当にと言ってミズナはいきなり元気になった。俺は、買い物(無理やり買わされたのだが)を終え、武器屋に再度向かった。
やっと、俺達は、武器屋に着いた。俺達は、武器屋の中に入って、先に防具を揃えた。次は武器だが、このゲームには、コンバットナイフなどの短剣や、日本刀らしい物などの長剣、銃、弓、盾、ボム、槍、魔法の杖や本などある。俺はひとまず使い慣れている長剣、それに、ハンドガン、ボム、短剣を買った。今度は、スレインが、これを買ってくれと言ってきたが、スレインが、お金を大量に持っているのは俺は知っているので、断った。