振り出しに戻る
またまたお久しぶりです!
ギリギリ一か月以内に更新できました!
急いでの投稿なため、見直し不十分で誤字脱字があるかもですが、見つけ次第訂正いたします。
忙しさが去ったので、ちょこちょこと更新させていただこうかと思います。
私塾に通いだして早三週間経ちました。
ほんと、早いものです。
三人組とも仲良くなり、すっかり気分は学生に戻っております。
朝、ロベルトさんとともにお家を出て、塾でお勉強、ロベルトさんのお迎えで帰宅、たまに休日。
この流れの繰り返しなので、そろそろ退屈になってきました!
ちょっとイベントごとがおきないかな~と思う、今日この頃。
なんて思ったのがいけないのですね…
分不相応なことを考えず、おとなしく、新しい平和な日常を満喫していればよかったです…
ううぅぅ、またこのパターンですよ!
誰か…誰か…! 主にロベルトさん!
助けてくださーーーーい!!
***************
それはお勉強中、もうすぐお昼という時です。
突然オロナ先生は言いました。
「は~い皆さ~ん、注目してください~。」
んん? どうしたのでしょう。
いきなり先生が前方に移動し、注目を集めだしました。
注目を集めても、全員で4人しかいませんが…
それに、そんなに主張しなくても、あなたはいつでも注目の的です。
「マリアさんがこの私塾に通いだして、ある程度日数がたちました~。皆さんとの仲も深まり、先生は胸を撫でおろしてま~す」
あ、一応そのことも心配してくださってたのですね。
あまりにも自由すぎるので、放任主義だとばかり。
そうですよね、曲がりなりにも教師でいらっしゃるんですもの、生徒同士の仲は気になるでしょう。
大丈夫、ちゃんと上手くやっております! 仲良こよしです。
…6~7歳下のこと仲良くなれるなんて、私の精神年齢は低いのでしょうか?
いえいえ、童心を忘れないだけです。
うん、それだけです!
「毎日一つの部屋に閉じこもって、ひたすら勉学に頑張る皆さんに息抜きが必要かと思いまして~、提案があるのです」
「まぁ、勉強ばっかりで退屈してたところだしな~」
「そうだね。マリアさんもこっちに慣れてきたころだし、何かしてもいいかもしれません」
あ、どうもすみません。
こんなに年下の子に気を遣わせてしまいまして…
大人失格です! …いえ、まぁこちらではまだ大人ではない設定ですが。
「街の外へと遠足に行こうかと思うのですが、いかがでしょう~?」
遠足とな?
よくある新しいクラスになってからの最初のイベントですね。
こうやってさらに仲を深めていく…うん、学生の時そうでした。
ですがお弁当など用意しておりません。
もうすぐ楽しみのお昼御飯ですよ!
ご飯がない遠足など、断固拒否いたします!
そんな私の声が聞こえたのでしょうか?
いえ、きっと皆さん同じ気持ちだったのでしょう、先生へと質問をしてくださいました。
「先生、昼どうすんだよ」
「ああ、ご心配なく。皆さんの分の昼食は家内が用意してくれています~。なので、それを持って遠足に行きましょう。きっと楽しいですよ~」
はい、ちょっと待ったー!!!
家内!? 今家内って言いました!?
ええぇぇぇ、ご結婚されていたんですか!
いえ、年齢的にもご結婚されていておかしくないお歳ですけれど!
オロナ先生ですよ?
まぁ顔が良いのは認めますが、その他がコレのオロナ先生ですよ?
お嫁さんのフルネームを(たぶん)覚えられないオロナ先生ですよ?
こんな、色々な意味で愉快な人に嫁ぐなんて、強者ですね…
私にはとても無理です。
会うことがあれば、姐さんと呼ばせていただきたいと思います。
まだ短い付き合いですが、先生の性格はわかったつもりでしたので、このような人が既婚者だと知り衝撃が大きいです。
いえ、別に先生をバカにしているのではないんですよ?
ただ…ねぇ?
まぁこのことはもう深く考えないようにしましょう!
私の心の平穏のために!
「遠足か~、久しぶりね。先生の奥さん料理おいしいし、楽しみだわ」
「そうだね。じゃぁお昼はいつもの丘でいいかな? だったらもう出ないと、昼食を食べるには遅くなってしまうよ」
三人組は遠足に異存ないようです。
っていいますか、家内宣言にまったく動揺がありません。
料理がおいしいってことも知っているぐらいなので、会ったこともあるのでしょうか?
後でどんな人か聞きましょう!
今はそれより遠足ですよね。
んふふ、ちょっと退屈でしたので、嬉しい限りです。
あ! ロベルトさんに言っていませんが、大丈夫でしょうか?
一人で出歩くなって言ってましたが…でも複数ですから大丈夫ですかね?
ん~…
よし! ここは覚えたての文字を使ってお手紙を書きましょう!
それを第二騎士団の詰所に届けてもらえば、ロベルトさんも心配することもないはずです。
「オロナ先生、街を出ることをロベルトさんに伝えるため、手紙を書いていいですか?」
「あぁ、かまいませんよ~。ですが時間がないので、簡潔かつ迅速にお願いします~」
先生に簡潔や迅速という言葉を言われるのは不服ですが、確かに急がなければ。
でも私まだ文字を完璧に覚えられていないんですよね…
言っておきますが、三週間ちょいで覚えられる方がびっくりなので、私の物覚えが悪いわけじゃないですよ!
これでも覚えが早いと褒められてるんです!
まぁ言いたいことが伝われば、万事オッケーですよね?
片言の手紙ですが、お許しください。
えーと…
遠足に皆で行くこと、遅くなるかも、迎えはいらない、心配するな…
よし! こんな内容を入れておけば大丈夫。
折りたたんで封をしてっと!
あっどうやって届けよう?
「書けましたか? では知り合いに渡してもらうようにしますので、貸してください」
「あ、申し訳ありませんが、お願いします」
「は~い。では皆さんはそのまま正門で待っていてくださ~い。私もすぐに行きますので~」
「「「「は~い」」」」
うん、何だか息もあってきましたよ?
私もちゃんと仲間の一員になれて嬉しいです。
…精神年齢が後退してる感じがしますが、致し方ありません。
***************
「先生遅いな」
「そうね。私お腹すいたわ~…」
「まだそんなに待ってないよ。もう少し我慢して」
ははは、そうですね。
皆さん育ちざかりの年齢ですから、お腹もすきますよね。
待ったなしのお年頃です。
オレンジ君が一生懸命なだめていますが、あなたもお腹なってますよ?
「お待たせしました~。では出発しましょう~」
「先生遅い~! 早く早く!」
三人は先生が到着した途端、引っ張って街の外へと急ぎます。
時間にしたら15分ぐらいなので、あまり待ったうちには入らないのですが、皆さんお腹がすいて不満タラタラです。
いやはや、子供は素直でいいですね。
かく言う私も大変お腹をすかしているので、一緒に先生を外へと押しております。
だって私も今は子供ですもの!
***************
「のどかですね…」
「そうね…」
いつもの丘という所に来ております。
王都から出て20分ぐらいでしょいか?
そこは小高い土地、正しく丘と言って間違いないものがありました。
どうやら遠足と言えばここらしいです。
そして私は気づいていなかったのですが、護衛さんもついて来てくれておりました。
そうですよね、外には物騒な猛獣……ごほんっ失礼、お獣様がおいでですもの!
あの草原での恐怖体験は忘れておりませんよ。
護衛さん、お世話になります。
丘に着いてそうそう、皆でお弁当を広げました。
お料理が上手だと聞いていただけはあります!
色鮮やかで美味しそうな食べ物がこれでもか!ってほどいっぱいあります。
ちょっ姐さん! 本当に弟子入りさせてください!
これでロベルトさんの胃袋を鷲掴みにしますから!
「おいしー!」
「ははは~、家内の料理は絶品でしょう~? 私の自慢なのですよ~」
「はい! 味だけでなく、見た目も美しいです! はわゎゎ、食べるのが勿体ない!」
見てくださいこのおにぎり?っぽいの!
味の種類が豊富ですし、形や表情まで付けてありますよ!
キャラ弁みたいで可愛いです!
今は会えない実家のお母さん!
これですよ、これ! 私が学生の時このようなお弁当が欲しかったのです!
ギッシリ日の丸弁当なんて、ネタにしかならないものは遠慮したかったです!
皆モリモリ食べております。
この調子ですと、そうそうになくなってしまいますね。
…あ、護衛さんにも分けてあげた方がいいですかね?
一応守ってもらっているのですから。
私が作ったものではないので、差し上げていいのかはわかりませんが…まぁ良しとしましょう。
その分私が食べるのを控えます。
簡易皿に適当に食べ物をのせ、オロナ先生をチラっと見れば微笑まれました。
どうやら渡してもいいようです。良かった!
「なんかようか? 嬢ちゃん」
近づいていくと、先に声をかけられてしまいました。
無精ヒゲのいかにも、歴戦の猛者と言えば俺だ!っという男性と、俺に触ると凍傷するぜ!って感じのクールな青年でした。
この二人で護衛をしてくださっているようです。
明らかに邪魔という雰囲気を出されますが、私はへこたれませんよ!
逆に邪険にされてファイトが増しました!
「警護をありがとうございます。よろしければこちらを召し上がられませんか? 先生の奥さんの手料理でして、とても美味しいんです」
スマイル0円。
美味しいご飯0円。
若い娘の給仕0円。
どうです! これでも食いつかないのですか!?
「はは、あんがとよ。だが仕事中に食っちまうと集中力が下がるから、遠慮するよ」
「必要ない」
一刀両断!
バッサリやられました…無念。
これっぽっちも食いついてくださいません。
タダより高いものはないという心情なのでしょうか?
でも一口だけ! 私の苦労を労って一口だけでも~!
フォークにウィンナー?を刺して目の前でフラフラさせます。
貴方はだんだん食べたくな~る、食べたくな~る…
ですが、私の催眠術を見て、猛者さんには大笑いされました…
「だははははは! なんだいそりゃ! 見せつけてるのか? わかった、んじゃそれだけ食わせてもらおうかな」
あーんと口を大きく開けられました。
え? まさか食べさせろと? いえいえ、そこまでしたくありません。
私のあーんはロベルトさんに取っておくつもりなんです!
あ、駄目です。
この人も引く気はないようです。うーん、失敗しました…
仕方ありません…。
今回は私の誘導の仕方が悪かったのですから、覚悟を決めましょう!
よし、猛者さんの口にささっと入れれば終わりです。
今ですっ!
ソーーイッ!
「ぐはっ! じょ、嬢ちゃん…。手加減は大事だぜ…」
「あら、申し訳ありません」
へーんだ!
乙女のあーんは高いのです!
それをもタダで寄こせだなどと、これぐらいの報復で終わって感謝してほしいです。
「んじゃ、こいつにもよろしく!」
「えっ!?」
こちらの凍傷さんにもですか!?
ちょ、勘弁してください! 入れた途端切り捨てごめんにあいそうなのですが!
じっと凍傷さんを見てみます。
じっと見返されました。
どうしましょう!?
この目はあーんを求められているのか、それともすれば直ちに切る!っという眼差しなのでしょうか!?
クールすぎるお顔のせいで判断できません!
と、とりあえず、やるふりはしましょうか…?
から揚げ?を目の前に持っていき、ふらふら~ふらふら~…
あ! 口を少し開けました!
チャンス!
ソゥーーーイッ!!
「っつ!…」
勢いが付きすぎましたか!?
ごめんなさい! 切らないでくださいー!
ビクビクして様子を窺っておりましたが、そこまでお怒りの様ではありませんでした。
良かった! 辞世の句を言う覚悟までしましたが、まだ生きてます!
そう安心したのも束の間でした…
グワァァーーーーーンッ!!
「なんだッ!」
「え、え?」
突然の大きな叫び声らしきものに驚いていると、林から大きな獣が出てきました。
2~3匹でこちらに向かってきております!
あれが大型獣ってやつでしょうか!?
この展開、前にもありましたよ!
あの時は馬車の中にいましたし、ロベルトさんが片づけてくれましたけど。
どうしましょう!?
「くそ! どうしてまた大型がこんなところに! …おいお前ら! 反対側の林の中に行け!」
猛者さんが大声で言います。
その間に凍傷さんは剣を抜き、大型獣へと駆けていきました。
護衛さんの所にいたので、皆さんと少し離れている私は一人で林へと向かいました。
目の端で先生と三人が一緒に走っているのが見え、とりあえず逃げていたので安心です。
どうしてこんなことに!
楽しい遠足のはずでしたのに!
…そういえば以前ロベルトさんが、周りが物騒だと言っていたような気がします。
てっきりスリや喧嘩など、犯罪行為の物騒のことだと思っていたのですが……もしやお獣様のことだったのでしょうか?
失敗しましたー!
一人じゃないから大丈夫だと思い、調子に乗って外になど行くのではありませんでした!
そんなことを考えながら走って走って、ある程度したら、木のうろを見つけ入り込みます。
これならちょっとやそっとでは見えないでしょう。
心臓がバクバクいってます…
異世界に来ましたが、やはり私に冒険ファンタジーは無理です!
もう地球じゃなくていいので、街に…ロベルトさんの所に帰りたい…
ううぅぅ、ロベルトさん!
たーすーけーてーー!
登場人物が乱立していますが、ほぼ脇役さんですw
主要ではないので、今後もちょろっと出るぐらいだと思います。
…多分。…予定は未定?w




