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デック
一旦長老の家に入りました。
「おお、デック」
長老の家のランプの後ろに三歳くらいの男の子がいました。
「そうだ。この子を連れていけ」
「どうして?」
「どうして、は、なしじゃ」
そして長老は手書きで地図を描いてくれました。
とても精密で丁寧な地図でした。
「ここへ行け。ここに」
地図で描かれた道のてっぺんの王宮の印に私は胸高鳴らせました。
「金はあるか?」
「魔法で出せます」
「おお、そうか。じゃあ、少しの食べ物だけ恵んでやるから今すぐいけ」
「はい」
私とデックは出発しました。




