ヨサナーンの怪我
ヨサナーンは仕事中に不注意で骨折してしまいました。
カナリンはそれを知らされて、ヨサナーンに金の延べ棒10枚を魔法で出してあげました。
ヨサナーンは目を丸くしました。そして、
「どうして今まで出してくれなかったんだ?」
と言いました。
ヨサナーンはカナリンに対して、「結婚しよう」とその三日後にプロポーズしました。カナリンは泣いて喜びました。木こりのヨサナーンが大好きだったのです。
結婚したヨサナーンは全く働かず、カナリンの魔法で金を得て暮らし始めました。
カノコはヨサナーンをキモイといい始めました。
「あんなに仲が良かったのに」
洗濯物を魔法で乾かすカナリンは悲しくなりました。
動かないで食べるヨサナーンは太って糖尿病になり、世話をカノコにさせました。どれだけカナリンが魔法で世話をするといっても、「真心がない」といって聞き入れませんでした。それでもカナリンはヨサナーンがまだ好きでした。そのうちカノコは学校でトップの成績を取りました。そしてカノコがいじめをしていると担任から連絡が入りました。カナリンはどうしてこんなにも思い通りにいかないんだろうとまた悲しくなりました。カノコに事情を聞くと「だって内申欄が悪くたって十分に高等学院に行ける成績はあるもの。ねえ、この社会科の教科書、全部頭に入れて」と、反省した様子もありません。カナリンは、ヨサナーンの身の回りの世話をする魔法を家の道具全体にかけて、黙って家を出ました。
その後、カノコは高等学院に上がれず、ヨサナーンは病院生活に入ったそうです。




