1話
火曜日→月曜日に変更(11/2)
◆1
高校も2年生になって帰宅部だと、毎日、毎日、同じ退屈な日常のくり返し。
朝起きて、学校に行き、授業を受け、家に帰り、飯を食べ、風呂に入り、寝る。
休日はどこにも出かけないで、家でゴロゴロ。たまに、買い物に少し出るくらい。
多少の差はあるものの、同じ流れの退屈な日常のくり返し。
もし、学校を卒業して、就職しても、結局は同じ日々のくり返し。学校か会社かの違いくらいだろう。
そんな悶々とした感情が日々溜まり…
5月の連休も終わり、日常が戻ってきた月曜日に、帰り道の途中で、我慢が出来なくなり叫んでしまった。
「刺激が欲しい!ドキドキが、止まらないような、刺激が!」
(刺激が欲しいか?そんなに刺激が欲しいならくれてやろう。特異点を与える。刺激を楽しむがいい)
なんか後ろにいたおじいちゃんから背中を押された。なんなんだ?まぁいいや。
叫んで少しすっきりしたので、ちょっとコンビニに寄ろうと中に入ったら、フルフェイスのヘルメットを被ったままの人がレジの前にいる。
なんだ?この人?まさかコンビニ強盗なんかじゃないよな?
なんて思いながらそのヘルメットを被った人の、後ろを通ろうとしたら、突然その人に腕を掴まれてしまった。
「おい!ケガしたくなければ、じっとしてろ」
コンビニの店員を脅すための人質になってしまった。
コンバットナイフを持っているため、ヘタな抵抗は出来ない。
なんで人質になるのが俺なんだよ。どうにか逃げ出す隙はないものかと機会をうかがっていると、近くにいた勇敢な人達が強盗犯を取り押さえてくれた。
その衝撃で、コンバットナイフが床に落ちた。俺は体がフリーになったので、犯人がまたナイフを持たないように、床に転がってたナイフを拾いあげた。
そうしたら、誰かからの通報があったのか、警察が駆け寄ってきた。助かった。と思っていたら、警察の人が俺に気付き
「抵抗しないで持っているナイフを渡してくれないか」
と、警察の人が言ってきたので、抵抗する気なんか全くなく、犯人の凶器なのだからと、あっさりと渡したのだが、渡した途端に両側から警察の人二人に掴まれて
「君も強盗の仲間だね。一緒に署に来てもらうよ。」
うぇ?なんで?人質にされてたのに犯人扱い?なんで?おれ、近くの学校の制服を着てるじゃないか。
「違う!俺じゃない!俺は強盗なんてしてない!仲間なんかじゃない!」
強盗犯と同じ扱いなんて認められないから、警察の人と歩きながらずっと否定してたんだけど、結局は警察署に連れて行かれてしまった。
話は警察署に着いてから聞くからと言われ、パトカーの中では何も話をさせてもらえず、警察署に着き、改めて事情聴取を受ける事になった。
「被害のあったコンビニの店員から聞いた証言から、君の無実は分かってるんだけど、念の為に話を聞きたくてね。だから、気を楽にしていいよ」
良かった。変なドラマみたいにならなくて、自白を強要されてたら錯乱してたかもしれない。
警察の担当の人に当たり障りのないように話をした。大丈夫かとは思うが、主観的な内容なので、コンビニ店員がどういった話をしたのか分からないから、もし、食い違っていたらどうなるのかと、少しドキドキした。
結局、店内で犯人のナイフを拾い、持っていてしまったがために、強盗犯と間違えられたとか。どんな状況や理由であれ、強盗犯のナイフは、拾ったら駄目だと注意をされてしまった。
そして、コンビニ店員の証言と一致し、ちゃんと無実が証明された。
特異点
フィクションなどで用いられる場合は、本来起こり得ない事象や現象が起きている場所や起こしている存在に用いられる事が多い。
例としては、本来は起きない様な確率の事柄(奇跡の様なこと)を起こす主人公や、タイムトラベルを題材にした作品などで、本来の時間の流れでは起きるはずだったことが起きない、または起きないはずの事が起きている事
(知恵袋より抜粋)