第5話 やっと(?)オープニングムービーを見ました
前回の話で、装備の名前を『紅龍のポンチョ』から『紅龍の貫頭衣』に変更しました。
え、理由? 何かポンチョより貫頭衣のほうがかっこよくなりませんか?
…と、とにかく変更したということだけです。
それでは本編をどうぞ!
「お、決めたか。 …なる程な、その装備なら…」
ボクとロさんは装備を選び、トゥさんと合流した。
トゥさんはボクの装備を見て、何か考え出した
「…セン、ナイフいるか?」
「え、刀があるし…いや、あった方が良いかもしれないですね。」
「わかった、刃渡りとか形に指定はあるか?」
「そうですね…一つは普通のナイフで、もう一つは投げナイフがあるとうれしいです。」
「また、変わった要望を…」
ボクの要望を聞いてトゥさんは苦笑いをしている。
隣のロさんも同じような顔をしているし、かなり変なのかな…牽制とかで使えると思うのだけれど…
「まあ良い。作っておこう。数はどれくらいが良いんだ?」
「そうですね…とりあえず10本でお願いします。」
「分かった。」
「それなら、入れ物もいるんじゃないかしら?」
「ホルスターはあったらありがたいですね。」
「それなら、今渡したものに追加でつけれるタイプがあったはずだから、それにしたら?
あとは、太もものところに付けるのもあるけど。」
うん、十六夜◯夜さんかな? そのタイプに憧れがないわけではないけれど…
「太もものところに付けるタイプって見せて貰宇古とって出来ますか?」
「全然良いわよ。ちょっと待っててね?」
そう言うとロさんは店の奥に入っていった。
「なら、私も久々にここに来たことだし、少し防具をみて回るとするよ。
センはどうする、ここで待つか?」
「そうですね。ボクはここで待ってます。」
そう会話をしたらトゥさんも離れていった。
そこでボクはオープニングムービーを見始める。
内容としては、旅人よ自由に冒険をして、自由にすごしていけ、というシンプルなもの。
この《自由》にはPK行為も含まれているようだった。
PK推奨ゲーって面白いよね。
ただ、マナーが悪い人もでてきやすくなるけど…
それよりも、少し気になるシーンもあった。
それは、この世界の歴史に関わりがある。
というもの、この世界は昔に戦乱があったらしく、国同士、そして龍種との戦いをしていたらしいのだ。
龍種、ボクは竜人で字が違うがそれでも不安に思える。
さらに、ボクは地域によっては信仰対象だとか… さすがに龍種≒竜人ではないよね。字が違うしね。うん。
とにかく、ボクの種族は隠しておいたほうがいいな。
「センちゃん、さっき言ってた太ももに付けるタイプのホルスターを持ってきたのだけれど、どうかしら?」
ロさんがホルスターを持って戻ってきた。
「つけてみても良いですか?」
「構わないわよ。」
「ありがとうございます。」
ボクはホルスターをつけてみた。
今はまだ、服装が初心者装備でズボンのためその上がつけている。
そのせいか、動きに支障が出てしまいそうだった。
「ズボンの上からだと少し動きにくそうですね…」
「そうでしょうね、ソレって本来は素肌に巻くものだからね。」
「やっぱり、この服装も変えないとだめかなぁ…」
いつまでも初心者装備だと機能面で心配になってしまう。
「でも、お金ないしなぁ…」
「さすがに私でも服までは作れないし、作れたとしてもさすがにお金取るわよ。」
「出発までは冒険者センターで依頼でもしています。」
「そうするのが無難ね。」
…そういえば出発は何時なんだろ?
「出発するのって何時ですかね?」
「そうね…ここの片付けとかしないといけないし、ちょっとわからないわ。終わったら教えるわね。
トゥは知らないけれど。」
「トゥさんは知らないですか… とにかく分かりました。毎日寄りますね。」
「よろしくね。」
その後トゥさんにも聞いたが、分からないと返されました。
トゥさんに関しては「センの投げナイフも打たなければいけない」と言ってましたし。 …何か申し訳ないです。
そうして二人との約束をしてから、ボクはログアウトしたのだった。
作者です。
更新遅くなってすみません…
忙しくて…(あと、アイデアが浮かばなゲフンゲフン)
それと、冒険者センターと言うワードがでてきましたので説明を。
冒険者センター
プレイヤー、NPC問わず冒険者の集う場所。
ここで冒険者登録をしていないと、エネミーなどは倒してはいけない。
上記のようになってます。