第16話 またお風呂回!? & これ着けるの…
先日、気が付いたんですが、途中から話数に『第』を付けるのを忘れてました。
自分でも、「なんで気が付かんかった?」と不思議になりましたよ、ええ。
安心してください。修正してありますよ!(某芸人風)
因みに今回は2話分をまとめました。
次回からゲーム内に入りたいので。
普段から短い話しか書いてなかったので頭抱えました(笑)
『さて、まだまだ話したいけど、三人はそろそろ眠たくなってくる時間だろうし今日はここまでにしようか。』
「えぇ~」
早苗さんがそういったので時計を見ると、9時を回っていた。結局こんな時間まで話し込んでしまっていたみたいだ。
今日は木曜日。明日は金曜日。
ボクたち学生はまだいいが、世間一般は明日も平日なのだ。
紫音は不服そうだったが、早苗さんが言う通りにすることにしたのだった。
因みに、不服そうな紫音をなだめる役割は翔琉だった。
____
通話を終えお風呂を溜めている中、ボクたちは入る順番を決めているのだが…
「私は文ちゃん一緒に入るから、翔琉先に入って。」
「オイオイオイ、死んだわアイツ。」
紫音の暴走が始まっていた。
それより翔琉、ボクを助ける気はないの?
「ねえ紫音。」
「なに?」
「どうしてボクと一緒に入ろうとするの?」
「可愛いから。」
それを聞いて、翔琉に目線で助けを求める。
弟、この姉をどうにかして。
「諦めろ。」
「ちくせう。」
「ということで、俺は入るな。」
ちょっと待って、本当に助けて。
そうして、翔琉は行ってしまった。
「文ちゃん、可愛いのは維持できるようにしないといけないから、いろいろ教えてあげるね。」
「もしかして、そっちが本当の目的?」
「そうだよ。あと、響子さんが文ちゃんの下着を買うの忘れてたらしいから、大体の大きさを測るためにもね。さすがにこのことは翔琉に知られたくないでしょ?」
ボクの事をかなり考えてくれてたことを知って、見直した。
ただ、これが女子トークなのかと考えさせられるが。
…これから自分の生まれたままの姿を見られることを考えると恥ずかしくなってきた。
「アレの事もある程度は教えたほうがいいのかな?
…まぁ、今じゃなくてもいっか。」
一人で恥ずかしがっていたせいで、紫音のつぶやきにボクは気付けなかった。
____
翔琉がお風呂から上がり、ボクたちの番になったので脱衣場に向かう。
そこでボクは気付いた。いや、気付いてしまった。
うまr…もういちいち言うのめんどくさいから、素直に裸でいいや。
裸になるのはボクだけではないと。紫音もなのだ。
そして、現状脱衣場についている。
つまり、服を脱ぎ始めた紫音が!
因みに昨日みたいに目を閉じる暇もなかった。
「あの、紫音?」
「どうしたの?」
「ボク、一応男子だったんだよ?」
「それがどうしたの?」
あぁ、これあれだよ。ボクの事男子としてみていなかったパターンだよ。
…もういいや。ここまできてしまったんだから、目を閉じるの諦めよう。
「…やっぱり何でもない。」
「?」
そうして、ボクも服を脱ぎ始めた。
紫音はもう脱ぎ終わっている。
そこで目にした光景を見て、おもった。
…紫音って着やせするタイプだったのか。
「どうしたの、そんなにじろじろ見てきて。」
「あ、ご、ごめん。」
それにしても大きい。
明言するつもりはないので何がとは言わないが大きい。
しかも、全体的なバランスが整っているので違和感がない。
何のバランスとは言わないが。
今のボクの身長が158.2cm。同年代の平均身長より少し高いらしい。
それに対して、紫音は160cmほどはありそうだ。
そしてバランスがいい。なにこの理想みたいなの。
そんなことを考えていると、紫音もこちらを見て言った。
「文ちゃん、すご。」
何がとは言わなかったがボクもすごいらしい。
あ、湯船につかろ。
「見た感じ確実にBはあるよね、これ。」
アルファベットの意味がボクにはわからないなぁ。(すっとぼけ)
メルセデス・ベンツのクラス分けかな?
「因みに私はそろそろCになりそうだよ。」
「それってどうなの?」
「う~ん、高校生ってBカップが多いらしいけど、実際はわからないよ?」
あ、言っちゃった。もう隠せないね。
…そもそもなんで、隠そうとしてたんだろう?
まいっか。体洗おう。
「先体洗うけど、いい?」
「いいよ~。」
そうして体を洗い始める…前に髪をぬるま湯で予洗い。ここから本番。
ボクは固形石鹼派なので、手元で泡立ててから肌をなでるようにして洗っていく。強く擦ると肌を傷つけてしまうので注意する。
全身を洗えたら、一度泡を流す。この時、流し忘れが無いようにする。
そしてシャンプー。先に泡立ててから髪につける。ガシガシと掻くのはNGで、指の腹でマッサージするようにしてやる。
ちなみに、ブラッシングは翔琉を待っている間にやりました。
そしてまた、シャンプーが残らないように洗い流す。
最後にトリートメント。これは髪につけるだけ。そしてまたまた残らないように流す。
おっと、洗顔を忘れていた。洗顔材をつけて顔に広げる。そして洗い流す。
「完璧すぎて教えることないじゃん…」
これには、紫音さんも太鼓判。
昔からやってたから、ね?
というか、こういうのをあなたに教えたのボクですよ?
そんなことがありつつお風呂済ませたボクたちでした。
保湿もしっかりやりました。
____
次の日の午前中、ボクたちは近くのショッピングセンターに買い物をしに来ました。
ただなぜか、薄着です。
そして向かった先は服屋さん。ボクの下着とかを買いに来たんです。
しかし、ボクと翔琉はどうすればいいかわかりません。わかったら相当やばい人だけど。
「いらっしゃいm…」
え、定員さんがこっち見て固まったんだけど…
え、何?
「すみません、この子の下着を買いに来たんですけど、初めてなのでサイズとかを測ってもらえませんか。」
「…あ、は、はい。わかりました。」
「てことで、翔琉は少しどこか行ってて。」
「どっかって…わかった。」
紫音に言われ、翔琉はこの場を去った。
「では、こちらへどうぞ。」
「あ、はい。」
こうして、店員さんに案内された先はちょっとした個室だった。
「それではスリーサイズを計測しますね。」
あ、このために薄着にしたのね。
そうして、店員さんはメジャーを取り出した。そして胸周り、お腹周り、腰周りを図っていく。
「バストがトップ93.3のアンダー80.2なのでBカップになります。そして、
ウエストが64.0、ヒップ81.8です。
高校生の平均より少し大きいぐらいですかね。」
「あ、ありがとうございます。」
「このまま、見繕いいたしましょうか?」
「いえ、大丈夫です。」
そうして、測定も終わり部屋を後にし、下着エリアへ向かう。
「いろいろデザインがあるけど、気になるものある?」
着いてから紫音がサイズを見ながら、聞いてくるが…
なんか悪いことしている気がしてならない。
別にそんなことないのはわかっているが、心配になって頭に入ってこない。
「反応ないなら、私が勝手に選ぶよ?」
「それはダメ。」
紫音に選ばせるとなんかすごいことになりそうだったので、それだけは阻止した。
これをきっかけに、覚悟を決めて周囲にある商品を見ていく。
こうして見ていると、いろいろなものがあるのだと思う。
…なんか奥にすごいのが見えた気がするけど気のせいだろう。
でも、向こうにはいかなくていいかな。
そんなことを考えながら見ていると、ふと目に留まったものがあった。
「どうしたの? あぁ~これは似合いそうだね。」
シンプルな黒いものだった。
なぜか目に留まった。
心のどこかで似合いそうとか考えていたのだろうか?
「これにしようか。じゃあ、これを4セットかな。」
紫音がボクの顔を見て提案してきたのでうなずき返す。
それを確認してから、かごに4セット入れた。
「さて、こんどはおしゃれ用の服だね。」
「まだあるの…」
女子の買い物は長いって聞いたことあったけど、なんでかわかった気がする。
あ、紫音が翔琉を呼び戻してる。荷物持ちにさせられるんだろうなぁ。
後ボクは、着せ替え人形になるのかな?
そう思いながら、連れられて行くのだった。
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さて、今度は普通にレディースエリア。予想通り着せ替え人形化してます。
因みに、今はゆったりしたジーンズのズボンに薄手の長袖です。
「文ちゃん、今度はこっち着て。」
「いえ、お客様ならこちらでしょう。」
いつの間にか増えてる。
…え、増えてる!?
って、店員さん!? しかも、何人もいる!?
「文、大変そうだな…」
翔琉が同情の目線を送ってきた。
もう、いいや。勝手にやってください…
またしても諦めてされるがままになった。
昨日から、諦めっぱなしだなぁ(遠い目)
____
「お、終わった…」
「お疲れ。」
服屋さんを後にしたボクたちは、時間もちょうどいいということでフードコートに来ている。
もう注文も済ませており、待っているのが現状だ。
「キツネ♪うどん♪」
紫音が戻ってきた。手にはキツネうどんがある。
そう、丸い亀のうどん屋さんのだ。
テレレ♪テレレ♪
「わるい、文。俺も取ってくる。」
翔琉も取りに行った。ちなみに翔琉は某Mのハンバーガーチェーンだ。
ピピピッ♪
あ、ボクも出来たみたい。
「紫音、ボクも行ってくるね。」
「は~い」
そんな一幕がありつつ、買い物を済ませるボクたちなのだった。
さて、帰ったらSBOに入るとしますか。
長かった…
いや分かってはいますよ? ほかの方々と比べると短いの。
さらに言うと、何このコメディ多め?
今までの話の雰囲気とだいぶ違ってるのよ。自分でも書いていて、「あれ、こんな作風だっけ?」と思ってしまったほどですよ。
因みに途中に出たメルセデス・ベンツのクラス分けについて簡単に説明を。
下からA、B、C、E、S、G、Vとなっています。
基本的には上に行くほどボディーサイズが大きく、そして高価になります。
ただ、例外的なのが含まれてまして。
それがGとVになります。この二つのクラスはSまでとは違い独立しているので、ややこしいんですよ。
もし、ベンツの購入を検討されている方がいれば参考に。
…なんでこんなことを書いてるんだろ?




