第13話 TS物といったらお風呂回では?
遅くなったくせに短い!(ごめんなさい)
ログアウトして現実世界に戻ってきた。
窓から空を見るとかなり日は傾き、空は暗くなり始めていた。
時計を見ると針は6時を指しており、晩御飯の準備をしなければいけない時間であった。
二階にある自室のベットからおり、一回のキッチンに向かう。
着いたら冷蔵庫を開け、中身を見る。
「カレイがあるから煮付けをつくって、あと玉ねぎの味噌汁と大根の麹漬けで完成にしよ。」
もちろんお米も炊飯器の中にある。
献立を決めてからすぐに作り出す。
30分程で完成したので、お皿に盛り付けてすぐに机に持っていく。
「いただきまーす。」
うん、今回も上手くできてる。
そう思いつつ箸を進め、一人の夕食を終えた。
そして、この後は…
「お風呂なんだけど…」
そう、お風呂。
実は昨日は入れてない。
なんというか…自分の生まれたままの姿を見るのは恥ずかしいのだ。
仕方がないだろう、年頃の(元)男子だ。
美少女(自分)の生まれたままの姿を見てしまうのが、なんというか、いろいろとアウトな気がして、捕まりそう。
「でもなぁ…」
明日は紫音と翔琉が合流することになるのだ。
そうなると入っておかないといけないだろう。
しかし、しかし…
「こうなったら…」
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目の前が真っ暗です。
そう、目を瞑っておけば見ることはない!
我ながら考えたものだ。
「石鹸は…」
物を手探りで探し出すことになるのが少々厄介ではあるが、自分の精神衛生は守られる。
この身体を洗っている時に身体を触っしまうのだが、とても滑らかで柔らかい。
髪の毛もサラサラとしている。
「これすごい…」
思わず呟くほどだ。
女の子の肌とか髪ってこんな感じなのか。
これを維持するためにやるスキンケアも大変そうだな。
そう思いつつ体を洗い終える。
ちなみに、男の時も両親(特に母親)からはスキンケアをしなさいと言われていたため、そこに困ることはなさそうだ。
ちなみに髪の毛が長くなったので、洗うの大変でした。
湯船に浸かるのはやはり気持ちいい。
お風呂の温度はややぬるめ。
そうして、この身体初のお風呂を無事終えるため、湯船から上がろうとした時だった。
足を滑らせてしまい、身体が倒れてしまった。
目を閉じていたのが悪かったのだろう。
「いたた…あ、」
無意識のうちに目を開けてしまっていて、自分の身体をみてしまった。
「っ〜」
顔を赤くしてそそくさと無事ではないが、お風呂を終えたのだった。
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しっかり髪を乾かしつつ櫛でとき、からまらないようにしてから自室へ向かう。
お風呂のことを忘れるためにも少し暴れたいからね。




