第1回 突撃!あなたのステータスは?
これは、二人と合流し、冒険者登録をした後の事…
「二人と連携するならステータスを共有しとかない?」
「じゃあまず俺から。」
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PN カゲ
種族 機械人形
HP 380
MP 120+10
STR 110+10
VIT 140+40
MND 150+40
固有能力
《ギリー》
弱点
電気ダメージ増加(中)
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機械人形という種族のイメージはメカメカしものだったが、カゲのスキンは人間のようだ。
「カゲって、本当に機械人形なの?
何というか、見た目がエルフみたいだけど…」
「機械人形だぞ。
この見た目は、比較的生物寄りの皮をかぶっているんだ。
俺はユカリがエルフを選ぶだろうと思って、寄せたんだ。」
なるほど、そうゆうことだったのか。
「というか、括弧でスナイパーってあるけど?」
「それはだな、スキャンをしてみたら出た。
固有能力の《ギリー》もそれだな。」
「《ギリー》てことは姿を隠す系の能力だよね。」
「そうだ。
使うと移動が一切できない代わりに、周囲と完全に同化してくれるんだ。」
完全にスナイパー向けの能力だった。
「カゲはいつも通りてことだね。
ユカリは?」
「私はカゲが言ったみたいにエルフだよ。」
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PN ユカリ
種族 ハイエルフ
HP 380
MP 150+50
STR 110+10
VIT 110+20
MND 110+20
固有能力
《魔力回生》
弱点
物理ダメージ増加(中)
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「エルフはエルフでもハイエルフじゃねえか。」
カゲがツッコミを入れている。
「エルフらしくMP多めだね。
固有能力の《魔力回生》て、どんなのかわかりにくいなぁ。」
「それは、なんか相手の魔法攻撃をパリィすると、MPが回復するんだよ。
しかも回復量は魔法の威力とか規模が大きいほど増えるんだからおいしいよね。」
「ぱっと見、地味そうだけど追い詰められた状態で使うと強いよ、これ。」
思わず口にした言葉にカゲも同意して言葉を続ける。
「ユカリ、タンクウィッチになったらどうだ?
防具で物理攻撃、魔法をパリィで防ぎ、俺らを魔法で支援する。
…自分で言ってみてあれだが、これ強いぞ。」
カゲの案にボクも賛成した。ただ、最終的にやるかどうかはユカリしだいだ。
「おもしろそうじゃん!
私、タンクウィッチやる!」
その言葉で三人の立ち回り方が決まったのだった。
ちなみに、この後ボクのステータスを見せたら、二人は呆れてました。解せない。
あとがきと言う名の補足をいくつか。
・センの弱点は竜特攻です。そりゃそうだ。
・双子の細かい容姿
ユカリ
金髪ロング、ただし左前だけ編んであります。
あと、まあまあスタイル良い。
カゲ
金髪リールショートで眼鏡。
なんか頭よさそう。目つきのせいで性格悪そうだけど(事実悪い)。
・弱点に関して
基本種族は(小)、レア種族になると(中)となってます。
バランス大事。
・MP少ない?(修正済み)
基本魔法の消費が一桁前半なのでセーフ。
頭悪いのでこうなってしまった…
今回はおまけのつもり。
だったのに(´・ω・`)




