表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/30

(一)

 二〇二三年六月二八日水曜日一〇時頃。

 平等(たいら)汎人(ひろと)大路(おおじ)秀美(ひでみ)が運転するレンタカーで崎玉県西部にある土岐川(ときがわ)村の山道を走っていた。

 この日は深夜からずっとシトシトとした雨が降っていた。車で走ることに支障はなかったが、小雨というほど弱い雨ではなかった。

 鉄道駅もある村の中心部には南北に県道が走っていた。昔、鎌倉街道と呼ばれていた通り道だ。汎人たちが乗る車はその道から山の方へ向かう道に入っていった。

 県道も比較的高低差のある道ではあったが、山へ向かう道は、しばらくはごく普通の田舎道であったものの、橋を渡り谷を進んで行くにつれてカーブがきつくなっていった。勾配も急になり、車のギアを落とさなければスピードが出なくなるほどだった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ