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スケールの違いについて

「イオさん、ミミズクウサギって食べたことある?美味しいらしいんだけど」

「なにそれ?ないよ、というかウサギってあの小さいのでしょ?わたしが食べたことあると思う?」

「……無いと思う」

「せいか〜い、あんな小さいの一口分にもならないよ。もしかしたら獲物の中に入ってたかもだけど〜」

「そういうグロい系の話はいいです……」


ふと気になって実用的な動物図鑑に載っていたミミズクウサギについて訪ねたら、けっこう怖い答えが返ってきた。獲物の中に入ってたかもって、それ食物連鎖を丸ごと頂いてますよね……?

イオさんの本来の姿はとても大きく、なんというか生活のスケールが違うことが多々ある。


「世界を覆う竜ともなると食べ物からしてスケールが違うのかな……。ちなみにここに来る前は何食べてたの?」

「ん〜……ニカククジラとかカミナリドリとか?あれ、食べるとピリッとして美味しいんだよねぇ」

「ピリッと……」


イオさん。その「ピリッと」、もしかしてカミナリドリの得意技の電撃だったりしない?ヒトが浴びたら即死だから注意するようにってこの図鑑に書いてあるんだけど?


かろうじてそのツッコミを飲み込むことに成功した私は、紅茶を飲んで気を紛らわすのだった。


「……渋い」

「そう〜?」

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