中年戦士とツンデレ賢者の凸凹漫遊記~外伝~
始めまして松風と言います。
この物語は「カクヨミ」さんの「中年戦士とツンデレ賢者の凸凹漫遊記」の外伝であります。
内容は下ネタ満載のドタバタコメディ異世界冒険となっていますので
楽しんで読んで下さい。
とある大陸にラブダッシュ王国がある。
其処は愛情第一主義の元、穏やかなで暮らしていたが、
ある日、
ラブダッシュ王国の王都バブリーの王城にある謁見の間でエレン=ラブル国王と宰相のリック=ベック公爵、防衛大臣のロバート=エンジェル公爵。農林水産大臣ヘレン=エンジェル公爵夫人他主な主要人物が国の政策の状況報告と今後の方針を相談している時、近衛騎士が謁見の間に飛び込んで。
「た、大変です。」
「どうしたのだ?」
宰相のベック公爵が訪ねた。
「エリス森林にて、魔物の大量発生を確認しました。」
「なんだと! 状況はどうなっている?」
「はい。エリス森林周辺の村が全滅して魔物の軍勢は、要塞都市エロールに向かっています。魔物の数は約5000匹であります。」
「国王陛下。すぐさま応援部隊はどうしますか?」
と宰相は国王にどうするのかを聞いた。
「国王陛下に申し上げます。」
「防衛大臣。何か意見があるのか?」
「はい。今、エロールにはダイス辺境伯が統治しています。ダイス辺境伯の騎士団は約1000名いますので5000の魔物軍勢なら問題ないかと思います。」
「騎士兵士よ。魔物軍勢のリーダー的存在はいたのか?」
「そこはわかりませんがいないと報告が入っています。」
「なら、ダイス辺境伯の軍勢で問題ありませんな。」
と国王が言った。
「皆の者よ。この魔物の大量発生の件は、ダイス伯爵伯に対処する事とする。防衛大臣よ。この事をダイス辺境伯に報告する早馬を出せ。」
「はい。わかりました手配します。」
と防衛大臣が答えて騎士兵士に指示をした。
「まあ。問題ないな。では会議を終了する。もしも緊急時があれば直ぐにワシの所に報告せよ。」
「「「わかりました。」」」
と会議は終了して各自の部屋に戻っていく。
ーしかし、この魔物大量発生の件はまだ序章に過ぎなく、この国の最大危機になるとは、誰もわからなかった。
その頃、エロール街から南に200キロ程にあるレイス山脈に1組の家族が登っていたのだった。
男女のカップルと女の子が二人。
「ねえ。パパとママ。頂上はまだあ?」
と歳が10代前半で黒色で肩まで髪を垂らし眼はエメラルドグリーンの幼児体型であるが胸はメロン見たいにデカい少女名前はグリンが両親に訪ねた。
「グリンちゃん。まだまだでありますです。」
代わりにもう一人の少女でグリンと同じ年齢で青色でポニーテール風の髪で眼はアイスブルーで胸がカボチャサイズの胸を揺らしながら飛び跳ねる少女名前はフィルが答えた。
「そうよ。まだ途中でしょう?」
と男の妻で名はリリアンヌと言い、歳は25歳ぐらいで赤色のボブカットの髪で眼は青色の眼をした美女がである。
「そうだな後1時間ぐらいかな?」
と男はの名はハリソンと言い歳は40歳ぐらいでイケメン筋肉マッチョで銀色の髪で眼はグリーンの美中年である。
彼ら家族は、もう20年ぐらい旅をしている。
「パパ。お腹空いたよ。ご飯まだあ?」
とグリン。
「ボクもお腹空きましたです。」
とフィル。
「おーい。お前ら1時間前にオークの肉をたらふく食べていただろうが?」
「そうよ。食べ過ぎはダメ。二人とも。」
「「だって~。」」
と子供達は跳び跳ねる。しかもメロンとカボチャを揺らしながら。それをハリソンはマジマジと眺める。
なんちゅう胸をしているんだ?
リリなんか胸がねえ!と顔がニヤニヤしているそれを見たリリアンヌは阿修羅のような顔をして
「何で娘達の胸を見てニヤニヤしている。このエロ・ロリコン親父が!」
「何を言っている。この子達の胸の嫌、成長を見て喜んでいただけだ。」
「あんた。一瞬胸のデカさを言いそうになったでしょう? どうせ私はぺちゃんこですよ!」
「おーい。そんなにひねくれるな。」
「えーん。ママを泣かした。ママ、ブレス放っていい?」
「おい。グリン。それしたら俺が黒焦げになる。」
「ならボクは嵐を出そうか?」
「それもダメ。俺が異次元に飛ばされる。」
バカ家族はコントをしながら山頂に着いた。
山頂を見渡すと何もない。村があるって聞いたのに村もないあるのは大きなクレーターが残っていた。
「村があるって聞いたのに何故ないんだ?」
「パパ。」
「どうした。グリン?」
「これドラゴンブレスでクレーターになっているみたい。」
「この村はドラゴンに消滅したのか?」
「うん。」
「パパ。ママ。見て」
とフィルが言った。
「どうしたのフィルちゃん。」
「ママ。あそこ煙が出ている。」
「どれどれ。本当だ。煙が出ているね。」
「どうしたリリ? これは。村が燃えているじゃないのか?」
「マジっすか?」
「マジっす。」
「おいグリン。変身だ。直ぐにあの村に向かうぞ。」
「アイアイサー。」
とグリンは龍になる。残りの3人を乗せて燃えている村に着いた約1分で。
「グリンちゃん。秒速は止めてねマジで。」
「ホイサッサー」
マジでわかっているのか?この天然ドラゴンめ。
村ではオーガの軍勢が約200匹程暴れていた。
「全員オーガを全滅するぞ。但し建物を壊すなよ。いいな。」
「「「イエッサー!」」」
....なんで軍隊見たいな返事をするのだ?...
この家族の女子はマジで天然が多すぎると思いながら全員は別れてオーガの討伐していく。
ハリーは大剣を振り回し、リリは氷魔法でオーガを串刺し、グリンは小さなブレス、フィルは風で吹き飛ばす。10分後オーガの軍勢は全滅したのだった。
「助かりました。私はこのベリー村の村長です。」
「私はハリーで隣は全員私の家族です。何でオーガが襲って来たのだ?」
「実は魔の森で魔物の大量発生があって南の集落が次々と全滅されて、この先の要塞都市に向かっているのです。」
「ヤバイと思うがその要塞都市って。」
「多分大丈夫だと思いますが。それより今日はお疲れでしょう。私の家で寝て下さい。来客用の部屋がありますので。」
「助かりました。有難く使われていただきます。」
とハリーはお礼を言ってハリー家族は村長が用意した来客用の部屋に行って寝るのだった。
しかし、ハリーとリリはいつもの激しい運動を10回もして寝るのだった。
....いつもながら、よくやるよな? このバカ夫婦....。
△△△△△△△△
その夜、城塞都市エロールでは魔物大量発生の為、街全体に注意警報が発令してダイス辺境伯の近衛兵が巡回に回っている。
城壁にいる近衛兵が、
「魔物軍勢が多数こちらに来ます。」
「分かった。ダイス様に報告する。」
ダイス宅にて
ダイスは自分の部屋に2人のメイドと裸の付き合いをしていた。
「お前は中々いい胸をしているな。そっちのお前は小さいがワシが大きくする秘術を施してやろうぞ。」
「ダイス様。お願いです。この胸を大きくして欲しいです。」
「貴方、余りデカ過ぎると私見たいに肩が凝りますよ。」
「それいくぞ!」
「「イヤん♥️」」
とイチャイチャしている最中。
上空から隕石みたいな物が丁度ダイスの部屋上に落ちていく。
ゴオオオオオオオオ!
「なんじゃあ。騒がしいのう。」
とダイスが言った最後の言葉であった。
近衛兵がダイス宅に着くとそこには大きなクレーターになっていた。上空を見上げると金色のドラゴンが飛んでいて口から城壁に向かって火の玉を数発放って城壁が壊され、壊された所から大量の魔物の軍勢が襲って来たのだ。
「助けてくれい。」
「住民の方、近くにある地下シェルターに駆け込んで下さい。目印は近衛騎士と冒険者がいます。」
と騎士団と冒険者達が住民宛に拡声器で指示を出す。
ダイスの近衛騎士団長は直ぐ様、王都に通信魔法具でこの襲撃を報告する。
「緊急事態! 今エロールが魔物に襲われています! その数約2万! 多分ですが首謀者は金色のドラゴンです。ワアアアアア!」
と近衛騎士団長の声が消えた。
王都では、エロール壊滅の報告を受けていた。
「国王陛下。エロールが壊滅状態になってしまいました。」
「なんだと! あの城塞都市のエロールが....。頑丈な都市が壊滅だと...。そうなると、次はここに来る可能性が高い。」
「王都の兵士全員に、魔物軍勢を討伐する準備をしろ。対戦場所はこことエロールの中間のラブリーヒール平原で行う。」
「わかりました。」
「ラブリーヒルにはおよそ2日かかると思われるいいか絶対に阻止しろいいな。では解散。」
と言って王都防衛の準備に入ったのだった。
△△△△△△△△
次の日、ベリー村にて
ハリー夫婦の激しい夜の営みせいで村全体が不眠になっている頃、
村長の家に急報が入った。
「村長! 王都から緊急事態です。城塞都市エロールが壊滅されました。」
「なんだと。」
村長は驚く。
「俺達が見ていこうか? どっちみち王都に行くので問題ないよ。」
「よろしくお願いする。」
そして村人全員はこう思ったそうだ。
....やっとあの地獄から抜け出される....。
村人達の白い目を見ながら、ハリー一家は村を出てエロールに向かって歩いていく。
「あのね。村人達どうしたの?」
「さあて。俺にもわからん。」
ハリーが言うと
「私にもわからないわ。」
リリも同意見で言うのであったのだ。
....お前らバカ夫婦のせいで寝不足になっているのだって!...
そんな村人達の心の声を無視してリリがハリーに尋ねる。
「ねえ。貴方? この魔物の軍勢は村長から聞いた金色ドラゴンが指揮しているのかな?」
「いや違うと思うぞ?」
「ボクもお同じですです。」
「あたしも同じだよ。ママ。」
「まあ、行けば分かるだろう。行くぞ!」
「「「イエッサー・パム!」」」
「なあ聞いていいか? 何でイエッサーパムなんだ?」
「それはねえ。」
「それはです。」
「それはマムがママでパムはパパと言うことだよ」
「いつもながら安直に言うな?お前ら。」
ハリーは中ば諦める。
約2時間後にエロールに着いた。
エロールは街全体に破壊の跡が酷かった。
周りを見れいると人の男がハリーに声をかけてきた。
「おーい。そこのバカ夫婦。何でここにいるの?」
「おお生きていたのか?ハゲオカマのイリア。」
話しかけて来た男はロワールの冒険ギルドの受付のお姉のイリアである。約10年ぶりの再会であったのだ。
「あらイリアちゃんお久しぶり。」
「お姉ちゃんがハゲになっているよ。」
「本当だ。ハゲオネエさんなのです。」
「もう。ハゲとか、お姉とかオカマとか言わないで。これでもロワール支部のギルドマスターになったのよん。」
「「「「マジっすか?」」」」
全員驚く。
「そのハゲおカマのギルドマスターが何故ここにいるのだ?」
「ハゲとかオカマとか言わない! もう、実はこの国の王都に用があってここに一泊して行こうと思ったけど、来てみたらこの有様でそこにいるこの国の近衛騎士団に付き合って住民の避難とか怪我人の介護とか色々していたのよ。」
「それで近衛騎士団にいいお前の好みの男はいたのか?」
「とーってもいい男がいたわよって何言っているのよ! この非常事態に。」
「お前なら唾をつけているかと思っていたのだが? まあそのハゲなら誰も来ないか。」
「ハゲと言わない! ハゲって! この頭は修道女を真似をしたのだから。」
「おい。修道女は頭にベールで覆っているのだが? お前のは明らかにスルーしているだろうが!」
「いつもながらキツイ言い方ね。リリちゃんからも言ってよ。」
「いやあ。それはちょっと.....。」
「私もフォローできましぇん。」
「ボクも同じくでありますのです。」
「まったく...この家族は....。」
「詳しい内容を聞きたい。教えろハゲ。」
「だから...ハゲとか言うな! このバカ家族!」
イリアは悲鳴を上げながらハリー達に今の状況を説明していった。
イリアは住民から聞いた話を説明していくと、
内容は突然上空からゴールドドラゴンが領主宅に巨大な炎の塊を放って領主宅はクレーターになった後、約1万の魔物の軍勢が街に雪崩れ込んで来て住民を襲ったのだった。街の冒険者と領主の兵士が撃退に努めたが数で押し切られて生き残ったのが1割程になっていたのだった。
「これは瀕死状態から回復した冒険者から聞いた話だとゴールドドラゴンに魔族が一人乗っていてドラゴンの傍にその魔族の部下が4人いたって言っていたわ。」
「そうなると、ドラゴンに乗っていた奴が魔物の軍勢のボスだろうな。」
「そういう事になるわね。」
「イリア。この街が襲撃した日は?」
「確か昨日の昼間よ。そうだ。これは最新情報だけど、王都の騎士団約2000人と冒険者200人がここと王都の中間地点のラブリーヒル平原にあるラブーン砦で迎え撃つって言っていたわ。恐らく明日には激突するかと思うわ。」
「中間地点までの距離は?」
「ここから王都までなら馬車で約4日だから中間地点の砦まで約2日ってとこね。」
「そうなるとグリン。お前が飛んだら何日で中間地点に着くか?」
「明日の朝に出たら十分間に合うよ。パパ。」
「決定だな。明日の朝にここを出発するぞ。その間は俺のテントで休むか?」
「そうね。その方がいいかと。」
「賛成だよ。グリン疲れちゃったから。」
「ボクもその方がいいかと思いますのです。」
「ここではテント出せないから来る前に森があったからそこにテントを出して野宿だ。」
「わーい。グリンはパパとママと一緒に寝るよ。」
「ボクも一緒に寝ますです。」
「リリは俺の隣で寝るぞ? もちろんあ・れ付きで。」
「いやん。って! それは子供に悪い習慣になるでしょうが! この変態親父!」
リリは照れながら怒っていった。つまりツンデレである。
「こいつらは寝たら「アイスストーン」を頭上から落ちしても起きん。」
「分かったわよ。優しくしてね。あ・な・た。」
「優しくより激しいのが良いに決まっているだろうが。」
とこの家族は一体なんなのだって思うイリアであったのだ。
その後、ハリー達は街に来る途中の森の中でテントと言うより屋敷みたいな簡易住居を取り出して、リリが作った料理を食べて全員でお風呂に入りそして寝るのだった。バカ夫婦だけは激しい夜の運動して寝るのだった。(本当に毎日夜の営みばっかして大丈夫なのか?)
次の日。
家族全員が起きて朝食を食べた後、ハリー達は砦に向って旅立った。
グリンが龍になって飛ぶのは秒速につき全員が酔ってしまうので今日はフィルがフェンリルとなって残りのメンバーを背中に乗せて走っていく。フィルの場合は時速200キロで走るのでグリンのマッハ以下の速さなので安心して進んで行く。
...それでも普通の人はグッタリとなるのだが?...
砦には10分程で着こうとした時、砦から煙が出ていた。
ハリーは全員に声をかける。
「全員魔物退治の準備しろよ。着き次第に攻撃する。」
「「「イエッサー・パム!」」」
その頃、砦では王国騎士団と冒険者合わせて2200人と約3万体の魔物の軍勢との闘いが始まっていたのだった。上空にはゴールドドラゴンとそれに乗っている魔族が一人、地上には部下の魔族が3人いた。
ゴラゴンに乗っている魔物は4人の魔族に
「お前ら速攻にここを叩くぞ。ボカードはゴブリン隊2万で突入。ベコンはコボルト隊5千で相手を攪乱ししろ。マーサはオーク部隊5千で後方で待機でいくぞ。我ベリアールは上空で指揮する。」
「「「了解!」」」
「やっぽー。先陣は俺だ。いくぞ!ゴブリン達よ。」
ゴブリンキングであるボカードは叫んで突入する。
「俺たちはあいつらの攪乱だ行くぞ。コボルト達!」
ギガンデスのベコンはそういって攪乱に入って行く
「まあ。しゃあないわね。私達オーク部隊は後方支援だよ。」
オーククイーンのマーサは言った。
戦いはゴブリン軍が冒険者と戦って、コボルト軍は騎士団を翻弄していく。
「こっちに応援を!ぎゃああああ!」
「ここで絶対に通すな! ぐはあああ!」
30分経過して防衛隊はほぼ壊滅状態になっていったのだ。
騎士団長は
「状況確認を教えろ! すぐにだ!」
「団長! 冒険者達は残り20人。騎士団は50人しかいません。相手はまだ2万ぐらいいます。」
「くそお!ここまでか。全員よ。死を覚悟して戦え!」
騎士団長は激励を出したが次々と団員が倒れていく。
「キャハ! お前達降伏しろ。そうしたら家畜として保護してやる。」
「降伏は絶対にしない!」
「なら全軍突撃しろ!」
魔物の軍勢が突撃しようとした時、騎士団の前に男女と子供2人が立ちふさがった。
「またせたな騎士団の皆さん。応援に来たって騎士団長って美人じゃないの?」
ハリーは騎士団長が女性でしかもスタイルバツグンでデカい胸をしていた。
リリは阿修羅の顔になって
「あ.な.たあああああ!」
「冗談に決まっているだろうが!」
「パパ。冗談には聞こえないけど。」
「ボクもそう思いますのです。」
「グリンはゴブリン達をフィルはコボルト達を。リリはオーク達を俺は上空の奴を倒す行くぞ!」
「「「アイアイサー!」」」
ハリー達は分散して戦いに出た。
胸のデカイ女性の騎士団長はハリーに
「お前達その人数ではスズメの涙しか出てこない。こっちに来て一緒に....」
「いらん! 余計な事をするな! そっちは生き残りを探して回復に努めろ! 分かったか! このデデカスイカ騎士さんよ!」
「あ・な・たあああああああ!」
リリが激しい雄たけびを上げていく。
「お前さ。夜の営みをしたいのだろう?」
「分かった居るわよ! 絶対に今夜寝させないから!」
リリは照れながら吠える。
...戦いの最中に今夜の営みの話をするバカ夫婦....
すると最初にグリンがゴブリン達と対戦する。
「いくよ! 破滅の吐息!」
グリンの口から黒い煙をゴブリン達に放った。ゴブリン達は一瞬に灰になっていく。
わずか5分でボカード以外は全滅になっていた。
「なんだああ。このガキは。ガキはお仕置きしないとな。」
「ガキではないよ。グリンだよ。キモイおじさん。」
「キモイだとおお! いくぞ。このクソガキ!」
ボカードはグリンに向って行く。
「キモイから、これで終わりだよ。『破滅彗星』!」
グリンの口から巨大な炎の塊がボカードに向って放った。
ボカード避けようとしたが炎の塊はボカードを追いかけていく。まるで追尾ミサイルみたいに。
そして、炎の塊がボガードに命中。
「ぎゃあああああああああ! なんでこのクソガキにやられるのだあああ!」
「クソガキじゃないもん。破滅龍のグリンちゃんだよ。」
「なんだそれええええ!」
ボガードは灰になって消滅した。
「灰になちゃった。まあいいかな?」
きょとんとしたグリンが立っているのであった。
続いてフィルがギガンデスのベコンが隊長のコボルト隊と遭遇する。
「オチビちゃん。其処をどかないと痛い目にあるぞ。」
「オチビじゃないのです。ボクはフィルなのです。」
「それじゃあ。コボルト隊。突撃!」
ベコンの発令でコドルト隊がフィルに襲い掛かるとフィルは、
「もうめんどくさいなのです。「ハリケーン」!」
フィルはコボルト隊を巻き込む大嵐を出してコボルト隊は全員1000メートルまで拭き取んで行き、そして1000メートルから落下していったのだった。
コボルト隊全員地面に落ちて全員血しぶきになったのだ。ギガンデスのベコンだけ、斧を地面に突き刺して難を逃れていたのだった。
「オチビちゃん。やるじゃないかああああ!」
ベコンは真っ赤になってフィルに襲い掛かる。
するとフィルは変身して狼になった。その姿は神狼フェンリルのようになったのだった。
「お前! フェンリル?」
驚くベコン。
「そうだよ。ボクはフェンリルなのです。じゃあおしまいなのです。「嵐牙」!」
フィルは爪でベコンを切り裂く!
「ぎゃああああああああ!」
ベコンは細切れになって消えたのだった。
「これで良し。ボク偉いなのです。」
フィルを飛び跳ねていたのだった。
「あら、私の相手はペッタンコの人間じゃないの?」
とオーククイーンのマーサがリリに挑発をかけていた。
「何がペッタンコよ! このブタ女が!」
「ブタとはなによ! 私見たいに綺麗な魔族はこの世にはいないのよ。このペチャパイ女!」
「何が綺麗なのよ。あんたより、レイナの方がまだましだわ。」
「そのレイナって誰なの?」
「ハゲでデブでオカマな男だよ!」
「きいいいいいいいい! あんた達、このペンタンコを犯していいわよ。」
「私を犯していいのは私の旦那だけよ! このデブ・ブタ・オーク!」
マーサの配下オーク達がリリに襲い掛かる。
リリは襲う前にすでに魔法陣を引いていたのだった。
「デブ嫌いだから、これで終わりよ! 「ファイヤーアローボム」!」
リリの魔法陣から炎の槍が無数出てオークの軍勢に向って飛んでいく。オーク達は逃げようとしたが、
炎の槍はオークに近づくと爆弾の様に爆発していった。
オークの軍政は壊滅するのであった。
「なんなのよ! あんたは!」
「死ぬ前に教えてあげるわ。私はリリ。ハリーの妻で賢者よ。」
リリはすぐさま魔法陣を出して
「アイス・バリケード」
そう唱えるとマーサが立っている地面から氷の槍がマーザを囲んでいった。
「これで最後よ。「インエルノ・ボム」!」
マーサの頭上から隕石が落ちて爆発した。
「ぎょえええええええ!」
マーサは煙となって消えていったのだった。
「ふん。ブタにはお似合いの結末っだわ。あなた~。いっぱいしてね~」
と天使の顔になるリリであった。
ハリーはゴールデンドラゴンに乗っている魔族に話をかけていった。
「そこのドラゴンに乗っているバカ? 何が目的であるのか?」
「バカとはなんじゃあ! 我こそは大魔王様の側近であるベルトーコンーベアと言うのだ。わかったか! このおっさん!」
「なあ。その恰好、あんたもおっさんに見えるぞ?」
「うるさいわ! ゴールデンゴラゴンよ。ブレスでそのバカを黒焦げにしなさい!」
ゴールデンドラゴンはブレスを放ったが...ハリーの前で消えて行った。
「何をしたんだ?」
「いやあ。ただ剣を振り回しただけだぞ? それよりそのドラゴンは大丈夫なの?」
ハリーはそう言うと
「え?」
ゴールドドラゴンに両翼が切り落とされていたのだった。
ゴールドドラゴンが落ちてきた。
「ぎょええええええ!」
「しゃあないな。それ!」
ハリーが剣を振るうとゴールドゴラゴンは粉々になったのだった。
「よくもゴールドドラゴンを。」
それがベルトーコンーベアの最後の言葉になったのだった。
「無双剣」
ベルトーコンーベアは粉々になったのだった。
「こんなもんか。後はリリを犯して腰を立たないようにするか。」
....おい、変態おっさん!....
そして、魔物の軍勢はハリー達に面滅されられたのだった。
ハリー家族が全員揃った時、女性騎士団長がやって来た。
「なんなのですか? 貴方達は?」
「俺はハリーだ。」
「私はリリよ。」
「グリンだよ。」
「フィルなのです。」
「そう言っているのじゃない!」
「「「「どういう事?」」」」
ハリー一家はコーラスをした。
「冗談は置いといて、俺達は冒険者だ。」
「それにしても、魔族を倒す冒険者がいるとは思わなかったです。是非王都に来てください。国王から褒美を頂けるかと思います。」
「あなた。どうする?」
「パパ。どうするの?」
「パパ。どうしますのです?」
「そうだな...。今お金が少ないから行くか。王都へ。」
「「「イエッサー!」」」
...お前ら本当に軍隊なのね.....。
そしてハリー達は騎士団の馬車に乗って王都に向って行ったのだった。
途中野宿をしてなのだが....。
野宿した後の朝、ハリー達以外の女性騎士団長他、騎士団の生き残り約20名と冒険者の生き残り約10名の眼はやはり不眠症で眼がトロリとなっていたのだった。
「パパ。あの人達おかしいよ?」
「パパ。あの人達おかしいのです。」
「貴方? 騎士団の人達顔色が悪いわ? どうしたのかしら?」
「俺にもわからん。」
ハリー達が各自そう言うと
「「「お前ら夫婦のせいだあああああああ!」」」
つまり....野宿でリリの喘ぎ声で騎士団達は興奮して眠れなかった....。
しかも、あの女性騎士団長も...興奮して自分でしたと思うのだった...。
色々ありながら王都に着いた一行は、国王の謁見の間に案内されるのだった。
「私がラブダッシュ王国の国王エレン=ラブリーと申す。そなた達があの魔族を倒した冒険者であるのか?」
「パパ。この人誰? カー〇ル=サン〇ーズ?」
「パパ。このおじいちゃん誰なのですか?」
「あなた。このキモイ爺は誰?」
「俺にもわからん。」
「「「この国の国王だ!」」」
その場にいた全員が叫んでいた。
「お主、私にそんな事を言うのは初めてだ。おい、このバカ一家を捕らえよ!」
「あんた、俺達を捕まえるだと? 此処が無くなってもいいのか?」
「貴方、此処を更地にするの?」
「パパ。ブレスかけていい?」
「パパ。大嵐出していい?」
子供達は無邪気にエグイ事を言うのであった。
「グリンちゃん。フィルちゃん。此処を壊滅させたらだ・め!」
リリが阿修羅の顔になると
「「イエッサー・マム!」」
「あんたも、そこの女性騎士団長の胸を見ない! い・い・わ・ね?」
「アイアイサー!」
「よろしい。それでそこのデブ爺は私達と戦うの?」
「デブ爺ではない....言っているだろうがああああ!」
「まあまあ。その辺でしようぜ。血圧が高くなるよ?」
「お前の連れが言っているのじゃあああ!」
「なら、俺達の本当の名前を言うか?」
「早く言ってみろおおおおお!」
喚くデブ爺。いや、国王だった。
「俺はロイド王国の国王の叔父でジョージ=ハリソン=フォン=ラインハイト侯爵だ。」
「私は、その妻のリリアンヌ=ハリソン=ラインハイト。」
「グリンは、グリン=ハリソン=ラインハイトだよ。」
「ボクは、フィル=ハリソン=ラインハイトなのです。」
「又の名を永久Sランク冒険者パーティ『天使の翼』だ!」
すると、その場にいた全員が
「「マジ?」」
「「「「マジっす!」」」」
「まさか....伝説の冒険者だったとは.....。」
「それで報酬は? 早くおくれ。」
「大臣を報酬を『天使の翼』に渡すのだ。」
「はい。....報酬は白金貨100万枚でございます。」
ハリーは大臣から白金貨100万枚を受け取ってリリの収納魔法に入れた。
「それじゃあ。帰るよ。ブタ爺。」
すると、1人の人物がハリーに声をかけたのだった。
それは...あの女性騎士団長である。
「あのう...ハリー様にお話があります。」
「あんたは、騎士団長だったよな?」
「はい。私の名はラブダッシュ王国のエレン=ラブリーの娘、チェリーパイ=ラブリーと言います。
お願いがあります!」
「なんだ?」
「私を嫁にして下さい!」
「?」
首を傾けるハリー。リリは再び阿修羅の顔になっていく。
「隣にいる方と別れて私と一緒になって下さい!」
「何言っているのよ!」
「あの方より。ほれ胸がデカいでしょ? 揉み心地は良いかと思いますよ?」
「きいいいい! あんた、私とやろうとするの?」
「貴方より、私の方がスタイルバツグンですわよ? 胸なしさん(ニヤリ)。」
「胸なしって言ったわねえええ。私は昨日胸を計ったら83から85になったわよ!」
「それ本当か?リリ。」
「やっとBからCになったわよ? あ・な・た。 それとあの胸を見ない!」
「ママ。パパにブレスしていい?」
....グリンよ。俺を黒焦げにするつもりか?
「ママ。パパに嵐を出していいなのですか?」
...フィルよ。俺を大気圏外に飛ばすつもりか?
「ハリーさまああああ!」
抱き着こうとするチェリーパイ王女。
それを阻止するリリ他女性3人。
なんだかんだあってラブダッシュ王国からでるハリー達であったのだった。
△△△△△△△△
「ねえ。あなた?」
「なんだ?」
「あの乳デカ王女に惚れたの?」
「いいや。俺はお前だけだよ。」
「いやん。バカ....。」
照れるリリだが...このリリは言うまでもなくツンデレなのだ...。
「パパ。聞いていい?」
グリンはハリーに尋ねる。
「グリン。言ってみろよ?」
「あのねえ。パパの股間の大きな物って、いつも朝に大きくなっているの?」
「「え?」」
ハリー夫婦はビックリする。
「それ、ボクも聞きたいなのです!」
「それはなあ.....。」
「グリンちゃん。フィルちゃん。それはねえ..。ママが一番好きな物だからだよ? い・い?」
リリは阿修羅になって答えると
「「イエッサー・マム!」」
2人の子供は背筋をピンとして答えた。
「よろしい。二人とも。」
「じゃあ。それでは行くとするか。当てはないが出当たりばったりでいくぞ!」
「「「おー!」」」
こうしてハリーとリリのおバカ変態夫婦と二人の子供の旅が再び始まるのだった...。
~完~
どうでしたか?
この小説での反応を見てからオリジナルを掲載しようと思っています。
オリジナルを少し変更して「小説家になろう」版として掲載をしようと思っています。
読んでいただいた皆さんのアイデアとかあれば是非教えて下さい。
参考にしようと思っています。