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修行の始まりだ


「リーン!強化魔法のやり方教えて!」







私はついに自分の能力を伸ばすことに決めた。いつまでも普通の魔法が使えない...って落ち込んでてもどうにもならないからね!それに今思えばあの魔法強そうだし、強化魔法で自分強化して最強!っていうのもカッコイイしね!






そして、修行が終わったら家族に会いに行く...こんなに強くなったよって言うんだ!






「な、何でかな?」







「強くなりたいから!」






「何か来たらボクが守ってあげるし、狩りもボクが行ってあげるよ?」






「そうじゃなくて!私は強くなりたいの!あと、リーンの役に立ちたいから!」






「今でも充分役に立ってるよ」







「でも...料理もリーンの方が美味しいし...」







「ボク、カンナの料理好きだよ?」






「そう?ありがとう!...じゃなくて!」







「わかったよ...教えてあげるよ」







「え!?いいの!?やったぁー!」






「でも五年後にね」






「え?」






何で?リーンは私が落ちこぼれの欠陥品だって言いたいのかな…だからこんなこと言うのかな...







「ああ!泣かないで泣かないで!ごめんね...今のカンナじゃ強化魔法は使えても身体が壊れちゃうから...カンナに怪我させたくないし…」











そういう事だったのか、確かにちょっと蹴っただけで足が折れてたしな…このままだと危険だろう。







「こっちこそごめんね、勝手に勘違いして」








「大丈夫、大丈夫、ボクはカンナのこと馬鹿になんてしないから!」







「うん、ありがとう...」







「じゃあ体づくりからだね、まずは基礎体力をつけることからかな、ボクと一緒に狩りに行こうか」








「うん!」







一時間後




「ハァッハァッヒィッ」






「カンナ、大丈夫?」






「大...丈...夫」






「ごめんね、ちょっと速かったかな…」







私は首を横に振る、私の体力がリーンより貧弱なだけだ、リーンは何も悪くない。







「まだ身長が小さいときにあんまり筋トレはしない方が良いからね、辛かったらやめても良いんだよ?」







「...大丈夫!だって強くなるってきめたんだ!」







そうだ、決めたことは最後までやりきろう。早く家族に私の姿を見せられるようにね。







「応援するよ、カンナ」






「ありがとう!リーン!」







私は最高の友達に出会えて幸せでいっぱいです。






「じゃあもうちょっと頑張ろうか」






「う、うん!!」






頑張るぞー!!






そこからは毎日が修行だった、エルフであるリーンは魔法が得意なので座学をしてもらったり、格闘術を教えてもらったり、忍耐力としてリーンの寝技を耐え続けるものなどがあった。






毎日毎日修行を続けるとふと思った。

「あれ?強化魔法最強じゃね?」と。

そうだ強化魔法とはその魔法自体に強さがある訳では無い、その強化魔法を使うために修行をすることで強くなるということだったんだ...






強化魔法に耐えられるように限界を超え、身体能力を向上させていく、筋肉の力の前では魔法など無意味!と全然筋肉のつかない身体を逸らしながら高笑いする。





一応力はついた、試したことないから分からないけど、今なら鹿ぐらいなら素手で軽く狩れるんじゃないかと思う。






「ハーッハッハッハ!」






「どうしたの?カンナ」






「いや、どんどん力がついてくるのが嬉しくて...」






「いや、流石にカンナおかしくない...?」






「え?何で?」






「だってまだ修行始めて半年も経ってないよ…何でそんなに強くなってるのさ…熊でも倒せるんじゃ...」






「まだ熊は無理だよ〜、鹿が限界」






「ええ...?」






頑張ったからね!結果が出ただけの話だよ!





「これなら早く強化魔法教えても大丈夫かな?」






「ほんと!?」






「うん、カンナの成長速度凄いし」







よしよし!いい調子だ!頑張るぞー!!

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