ボクっ娘エルフの闇
リーンさんは割と悪よりの人格です。今まで奪われてきたから...というリーンさんの過去もまたやります。
リーンside
その娘を見た時は運命だと思った。
血まみれで倒れていたから水で濡らしたタオルで拭いて治療しようとしたとき、あまりの可愛いさに手を止めてしまった。
実を言うとボクは女の人にしか興味が無い、何故あんなむさくるしい男という生物に恋をするのかがわからないからだ。話が逸れたが、とにかくカンナはボクが思い描いた『さいこうのおんなのこ』だったのだ。
とりあえず怪我の治療!と思い、惜しげも無く最高級ポーションを使い、怪我を治していく。
幸い、ボク以外はこの森に居ないのでポーションはたっぷり余っている、ドバドバ使ったら一番酷かった、足と肩の怪我は治ってきたようだ、傷跡を残さないようにいっぱい使わないとね。
起きたら何て言うだろうか、エルフであることに目をつけられ、利用されたりはしないだろうか。例え可愛くても性格まで良いとは限らない、充分注意して話しかけよう、最初は明るい感じでいこうかな…なんて思いつつ怪我の治療を終わらせる。
あとは寝かせるだけだ。ご飯はどうしようか…
口移しでしよう、そうしよう。それしか方法ないからしょうがないね!
めちゃくちゃ興奮しながら口移しした。
そんなことがあってから二日があったある日、森から声が聞こえた。
最大限まで警戒しつつ、木々の間から見ると、優男のイケメンと目が優しそうな金髪美人とあの娘と似てる目つきの鋭い子供が居た。全員強そうだね。
でも、あの娘の倒れていたところで全員泣いている、あの娘に似ている娘は泣き叫び半狂乱になっている。優男なイケメンは悔しそうに歯を食いしばって震えながら泣いている。金髪美人は青ざめた顔で泣きながら呆然としてる。全員悲しそうだ。
あれはおそらくあの娘の家族だろう、ボクがそう思い、声を掛けようとした。
しかし、ボクは、これはあの娘を独り占めにできるチャンスじゃないのか。と考えてしまう、そうだ、これは今までロクなことがなかった人生を送ってきたボクに対するプレゼントだ、とまで考えた。
ボクはあの娘が欲しい。だから、しょうがないよね!
カンナはボクが貰う、あの娘はボクのものだ。