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＃006「鯖江ゼミナール」
＃006「鯖江ゼミナール」
経済学部では、ゼミナール間の交流を促すため、各ゼミナール十分の持ち時間で研究成果を発表する、ゼミナール交流会なるイベントがある。
鯖江ゼミでは経済演劇を披露するのが定番で、前半三分間の会話寸劇と後半七分間のスライド発表の二部構成にすることが多い。発表終了後には三分間の講評と七分間の質疑応答の時間が設けられているので、いい加減なことは出来ない。
短いようで長く、長いようで短い、何とも中途半端な設定時間だ。
とりあえず経験者として、この合計二十分間は一瞬たりとも気が抜けないので、体力面でも精神面でも酷く疲労することを伝えておいた。
