みんなの単語帳~8時間目~
みんなの単語帳~時間目~
日直:ネビア・アネガメント
やぁ、諸君!みんな大好きネビアちゃんですよ!カシラ!え、そうでもない?そんなこと言ってられるのも今のうちよ、カシラ。登場して間もないからって甘く見ないことね、カシラ。これでもかってくらい、本編のこの先の展開でも活躍してやるんだから!カシラ!
まぁそれはそれとして、今回の単語帳の担当は私になったんだけど、正直私知ってることしか知らないからあんまり説明に自信ないのよね、カシラ。ホントはカンペ欲しいんだけど、さっき裏方に聞いたらカンペは普通無いんだってさ、カシラ。マジないわー、カシラ。よくやるわよね。まぁいいや、さあスタート!カシラ!
高総戦:さっそく来たわね高総戦、カシラ。これは本編でも触れた通り『高校総合魔法模擬戦大会』の略称ね、カシラ。高校総合体育大会の魔法あり模擬戦バージョンよ、カシラ。確かもう60年以上続いてるれっきとした一大イベントで、なかなか規模も大きくって凄いのよ?カシラ。全国大会にもなればテレビで試合の様子は全国に放送されるし、海外からも見に来る人がいるくらいなのよ、カシラ。こういった学生同士の試合を大々的に行うのは日本だけではないけど、西洋各国と比べると日本の学生の戦い方は力押し一辺倒ではなくて奇天烈なマジックアイテムを応用した頭脳派の選手が比較的多く出てくるのが特徴なの、カシラ。まぁ結局力押しの方が強いことがしばしばだからなんとも言えないんだけど、この奇想天外さを見たいファンが多いのよね、カシラ。もちろん海外にもそういう選手はいるんだけど、やっぱり絶対数が違うし、なんというかそれにかける情熱が違うというか、ね。
そんな高総戦だけど、開催されるのは5月中旬または下旬から6月の中旬で、最初に県大会を行って全国に出る選手を決めるの、カシラ。このとき個人戦はもちろん、「団体戦」の方も試合を行うんだけどこっちがなかなかコストがかかってね、カシラ。設備にまずちょっとした区画1つが必要で、その中に壊れてもいいビルとかなんだかとか、まさに1つの小さな街を作ってやらなきゃいけないもんだから、カシラ。そんなわけでなんだか恐いくらいお金がかかるのよ、カシラ。お金かかっておっかねー・・・ぷふっ・・・。おっと、失礼、カシラ。
そんなコスト問題を改善するために2,30年前くらいに建設されたのが、魔法戦専用都市、その名も学芸都市『のぞみ』!カシラ!なんで学芸なのかっていうと、データ収集から学会その他諸々の催しも開けるように設計されたからなのよ、カシラ。もう魔法戦専用ではないような気がするのは気のせいよ、カシラ。全国大会は毎年ここで行われるのよ、カシラ。場所は富士山を望めるY県のどっか。海外からも人が来るから日本らしさ、ってことで富士山見えるからここで良くね?みたいな感じだったんじゃないのかな、カシラ。高総戦以外にもよく使わるからホテルとかの宿泊施設とかショッピング関連も充実しててまさに都市ね、カシラ。まぁここでは『のぞみ』の話はこれでおしまいということで、カシラ。
そして、ここが一番のポイントよ、カシラ。みんなこれ所詮学生大会、とか思ってなめてたりするんじゃない?カシラ。ところがどっこい、学生の底力はなめたらアカンぜよ、カシラ。毎年この大会で優秀な成績を叩きだした選手にはプロの競技魔法戦団体からオファーがかかったり、IAMOからの優先採用権がもらえたりと良い感じなのよ、カシラ。それもこれもその選手がそれ相応に、つまりプロと同格かそれに期待のかかるレベルの実力が備わっているからこそ、カシラ。これからの世界を担う凄腕魔法士への道はもうここから始まっているのよ、カシラ。
団体戦:さて、ここで団体戦とは一体なにをするんだい、という素朴な疑問に答えていこうじゃないか、カシラ。個人戦はもう普通に分かると思うけど1対1で魔法ぶつけ合ってやる試合形式なんだけど、団体戦ってのはさっきも言ったけどそんなちんまりしたヤツじゃないのよ、カシラ。
団体戦ってのは、なんか魔法が普及してからちょっとして魔法が戦争に使われるようになってきた頃にどっかの国、うーん、ドイツとかフランスとか、その辺?のところが訓練で行った内容を、平和になった現代で競技にしてみたものなのよ、カシラ。国はうろ覚えだから信用しないで欲しい、カシラ。
試合内容は、基本的に入り組んだ市街地での敵地攻略、自陣防衛、物探し、モンスター退治とかね、カシラ。少人数のチームで頭と体を駆使して敵より有利にことを運ぶことが要求される、個人戦とは違うベクトルで難しい競技になっているの、カシラ。
ただ、普通ならどのチームも強力な選手同士が集まっていて結局地力は拮抗してしまうから、チームワークと精巧な作戦で勝利を掴むことが正攻法なんだけど、たまに一騎当千の化物選手が他3人のお飾りメンバーを連れてきて無双してしまうことがあるのよね、カシラ。大体そういう人が後々IAMOとか警察の魔法事件対策課とかに入って実動隊のそれなりな地位に就くわけなんだけど、やっぱりそういうヤツが出てくると面白いけど団体戦の面白さが損なわれるから、私は嫌いね、カシラ。
二個持ち:おっと、急に魔法戦関係じゃないのが来たわね、カシラ。『二個持ち』、かっこいい名前よね、カシラ。本編でも軽く説明はあったと思うけど、これは1つの肉体に2色の魔力を持つ人間のことを指す言葉ね、カシラ。一種の亜種魔力って考え方もあるけど、やっぱりそれとはまた違うのよ、カシラ。本来人間は1色しか魔力を宿せないけど、稀にこういった2色持ちが出てきて、戦力として重宝されるのよ、カシラ。やっぱ魔力が2属性分使えるとなると使える魔法も2倍どころか3倍くらいには増えるから。というのも、各属性単色での魔法を使用できるのはもちろん、上手い人ならその2つを混ぜて特殊な魔法を使用するらしいからね、カシラ。大概その魔法はかなり強力で、まだ日常的な利用はされていないけど戦闘に関してはかなり積極的に使用されているらしいわ、カシラ。これらの魔力制御パターンの研究も盛んで、特に兵器開発分野への応用に期待がかかってるらしいわ、カシラ。
ただ、一方でこの『二個持ち』の人はかなりIAMOとかからの勧誘が強いせいで将来の選択肢を狭められてしまうことが多いらしくて、社会問題にもなってるみたいよね、カシラ。可哀想に。強いっていうのも罪なのよね、カシラ。やっぱり『二個持ち』ならどの人も最低でもランク3くらいまではなにもせずともいっちゃうらしいし、カシラ。
というわけで、もう疲れたからここで終了よ、カシラ。大丈夫、渡されたリストの単語は全部出したからね、カシラ。あとカシラカシラってうるさいって思ったそこの君、私のキャラを否定するようなことは言ってはいけません!カシラ!それでは今回の単語帳はここまでとして、次回は誰がいらっしゃるのでしょーか!カシラ!シーユーネクストタイム、カシラ!