みんなの単語帳~7時間目~
ひっさしぶりに投稿。エタるつもりはありませんので、大丈夫。
みんなの単語帳~7時間目~
日直:志田真波
はーい、みんな着席ー。こんにちは、そしてお久しぶりですね!マンティオ学園1年3組担任の志田真波です!やっと私の出番、というか埋もれる寸前でしたねぇ……。しかし!教えると言えば教師の仕事、ビシバシいきますよー!
召喚魔法:まずは召喚魔法からですか。そういえばなんの解説もなかったですよねー。うん、魔法学者でもある私の本気の見せ所ですね!本編でも度々使用されている『召喚』ですが、その実別に亜空間とか異次元から呼び出してるわけじゃないんですよ?まぁ、その方が格好良くて面白そうなんですが。この召喚魔法の原理は、その呼び出したい道具など、まぁ非生物ならなんでも問題ないんですけど、それに召喚魔法の魔法陣を刷り込みます。すると、もう完了!あとはその魔法を使えばその道具のすぐ近くの空間と手元の空間が予め刷り込んでおいた陣と新しく開いた陣を通して魔力的に空間の連続性を無視して結合され、道具に手が届くってわけですね。これは同一の魔法陣が一元的に重なるように意識して魔法を展開することで起こせる、召喚系の運動を引き起こす魔法の基本知識です。でも基本と言ってもなかなか召喚魔法はコツが分かるまでが難しいんですよ?だから親御さんたちは子供に小さいうちから召喚魔法だけはなんとしてでも覚えさせるんです。なんでかって?だって便利ですからね。必須と言っても過言じゃないです。
ここで、召喚魔法に関する用語の追加説明です。まずは『契約』。これはつまり魔法陣を対象に刷り込む手順のことを言います。次に、『容量』ですけど、これは召喚魔法で契約可能な物の量です。これは本人の魔力量と正の相関があるんですけど、個人差もあるので今はそこについてもより詳細に研究されているところです。作者がそこまで考えていなかったわけじゃありません。まぁ、とにかく魔力量が大きければ大きいほど比例して容量も大きくなるんです、そういうこと。
ちなみにですが、呼び出した物が邪魔になって元に戻したい!そんなときの上手い方法があります。簡単なことで、絨毯とかマット、大きな箱みたいな物に契約しておけば、それを呼び出して空間をつなげてから、戻したい物を逆に魔法陣に突っ込んでそこに置けば良いんです。そしたらその置き場所から取ったり出したりできるんですよね。
永続式魔法:次はこちら。遊○王のパクりか?とか思ったあなたは負けです。このタイプの魔法は実は悪魔系、つまり魔界の技術をもとに作られた魔法なんですよ。これもなかなか知られていない内容ですね。若手の魔法学教師も意外とみなさん知らないようで私が間違っているのかと思った時期もありました。
本編では神代迅雷君にかかっていた『抑制』とかが代表例ですかね。でも実はこれ以外の永続式魔法はほぼ人間は使ってないんです。今彼に新しくかけられた『制限』、あれ私初めて聞きました。感動でしたよ!・・・と、すみません、話が逸れましたね。元々が人間の魔力に適さないフォーマットの魔法でしたからね、なかなか使えるものがないこととそもそも難易度が高いことからしてマイナーな魔法です。
一方で、その効力の強さと持続性からむやみに人に使うのはあまりに危険で、個人の自由と尊厳を奪ってしまいかねないので、国やIAMOからちゃんと認可を得ていないと使えないという制限もあるんですよ。だってケンカになったからって相手の魔力を封印なんてしたら今の社会の価値観的にはその人の職業とかによっては価値が一気に下がりかねないですしね。なので不当な永続式魔法の使用は法律で犯罪となっています。本人の許可があったり事後承諾があってもですからね、みなさんくれぐれも人に永続式魔法をかけるようなことはしないでくださいよ?
さて、その術式に起動条件ですけど、基本的には対象に触れて直接刷り込まなければならないこと以外は普通の魔法と変わりません。それはそうです、結局少し特殊でもただの魔法の一種ですからね。・・・なら、なぜ「永続式」なのでしょうか?答えは簡単です。打ち込んだ相手の魔力を吸い続けて効力を保ち続けるんです。発動する瞬間だけ術者が魔力を使う必要がありますが、それ以降は勝手に相手の魔力が術式を動かし続けてくれる・・・なかなかたちが悪いかもしれませんね。でもこのおかげで魔力過剰症の子供たちも命を保てるわけですし、影があれば光もあるってことですね。
魔力貯蓄器:よく高性能マジックウェポンに積まれているパーツですね。これがまたすごいんですよ。低めの品質のコンデンサーでも本体の体積の3倍くらいの魔力は入るらしいですよ。魔力の体積の概念がよく分からないなーと思いながらCM見てたんですけど。最近は武器とかじゃなく家庭用の要は充電池みたいな感じで使えるタイプとして開発も進んでるからたまにCMやってるんですよ。まだまだ高いですけど、今の最高性能コンデンサもあと5,6年もすれば家庭用で同等の性能のが出て価格も安くなったりするんじゃないかと思います。そしたら私も是非買いたいですね。停電時とかに私の場合雷属性なのでそれを貯めておいて非常用電池にしたり、ね。
さて、仕組みですけど、簡単に言えば魔力をよく通す金属やその他の素材を加工して逆に魔力を通さない素材で包んでるだけなんです。まぁ、その加工の段階や触媒になるものの工夫とかで開発競争が起きていて、新素材の開発も大事ですね。
今はまだまだレアな魔力貯蓄器で扱いも難しいようですが普及すれば今の生活もかなり豊かになると思います。一家に一台な時代が待ち遠しい♪
今回は以上ですね!しばらくぶりのこのコーナーだったですけど、どうでしたか?みなさんもなんだこの単語と思ったやつは遠慮せずに聞きに来てくださいね?なんといっても私、先生ですから!では今日はここでお別れとして、またね!次は誰かな?
さてさて、第7回と言うことでしたけど、私自身解説する単語とか実はメモったりしてないんですよね。質問とかあったらいつでもどうぞ、そろそろ夏休みなんで多分すぐに見られます。