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みんなの単語帳~6時間目~

    みんなの単語帳~6時間目~

             日直:焔煌熾(ほむらこうし)


 どうも、マンティオ学園2年生の焔煌熾です。名前が見づらいのは許してくれよ。ということで、今回は俺がこのコーナーを担当するんだが、俺の担当する単語は文章中で直接出てきてないのも入ってるから注意してくれよ?まぁちゃんとそれについては説明もするから多分すぐ分かるはずだ。それでは。


 二つ名:二つ名ってのはまぁみんなもなんとなくは分かってるだろうが、本名とは違う通称みたいなものだな。今のところは・・・・・・本文で二つ名が出てきたのは神代(みしろ)の父親である神代疾風(はやせ)さんと、あとはあいつにくっついていたあの女の子だったか。というか神代の周りに集まりすぎだろ。いや、二つ名持ちってのはそんなにたくさんはいないんだぞ?ここで言う二つ名というのはIAMOに登録されている魔法士の中でも特に際立って優秀な能力を持つ魔法士に与えられる称号みたいなものなんだ。一応お墨付きにさえなればランク1からでもあり得るんだが、まぁ普通はランク4くらいからちょっと出てきてランク5以上からよく二つ名が与えられるようになってくるようだな。

 ちなみに二つ名を作るのはIAMOでも作ってはいるが一般人や他の魔法士がそう呼ぶようになって自然と定着したものも多いらしいぞ。あと、二つ名を考える際に使う言語はその二つ名の持ち主の国籍に合わせてあるんだ。まぁこれは豆知識程度に知っておくといいぞ。外国人魔法士に会ったときに外見で何人か分からなくても二つ名で分かるかもしれないからな。


 モンスター名:この単語自体は文章中では出てきていないが、まぁ意味は分かるだろ。モンスターの名前だ。なのでここではモンスター名の付け方を説明していくぞ。モンスターというのは前の単語帳でも説明があったと思うが、異世界から、またはダンジョンから位相の歪みを通して俺達の世界に落ちてきてしまった異界の生命体のことだ。従って、中には、特にダンジョン産のモンスターに多いが、正式名称が分からないものが多い。ダンジョンからのやつなんかは独自に変化している場合も多いから、IAMOも頑張って名前を考えているらしいがモンスターの種類が多すぎてあまり浸透してないらしいな。だから基本的にモンスター名と言うと一般に呼ばれているあだ名みたいなものが多いかな。例えば『カマセイヌ』とかだな。神代が入学式で戦ったゴリラを『羽ゴリラ』と呼んでいたが、これも要はモンスター名と言っても問題ないしな。

 一方で異界産モンスターに関しては、あまり強くないモンスターは通称で呼ばれることが多いが危険種くらいになると正式名称がよく使われる。これは、まぁ危険ということでよく取り上げられてテレビとかで専門家が正式名称を使うからだろうな。異界産のモンスターはまずその世界で固有の名前を持っていて、それを発音だけ人間の字で表記して正式名称としている。まぁ当然と言えば当然かもしれないな。そうはいっても危険種とかはなかなか会わないから結局それほど知られてはいないことも多いんだけどな。


IAMO Portal Application:これも単語自体は初出だな。つまるところIAMOの公式アプリで、周辺地域のモンスター出現警報機能とか、IAMOのサーバーにアクセスするためのアプリなんだ。ライセンスを取得すると持っている携帯端末、まぁスマホとかiPotとかその辺のやつにインストールすることが義務付けられているんだが、一応一般の人でも使うことはできるようになっているみたいだな。ただのIAMOからのお知らせアプリにしかならないけども。このアプリではライセンスに与えられたパスワードやIDを入力してログインしておかないと大体の情報は利用できないようになっている。中にはかなり重大な情報やあまり出回るとパニックになりかねないような情報も出るから一般の人が見られないようにしてあるらしい。とはいえ情報にもランク付けがあってライセンスを持っていても指定ランクに到達していない魔法士が見ることのできない内容もあるそうなので、やはり出回っているにも関わらず非常に情報統制の厳しいアプリなんだがな。

 基本機能としては、住所として登録している地域やGPSで取得した位置情報から近辺のモンスター出現警報がまずあって、もう一つがIAMOからの最新のインフォメーションが見られるといったところだ。場合によっては個人や特定のパーティーに対する依頼の内容も届くようになっているらしい。俺に来たことはもちろんないけどな。そんなのが来るのは大概ランク6以上の個人とか高ランカーの多く所属するパーティーくらいだろうさ。・・・あぁ、パーティーっていうのは魔法士数人で登録しているグループのことな。このとき最低1人お墨付きがいればあとはライセンスがなくても加入できるんだが基本ライセンス持ち魔法士が中心の集団になるな。一央市にはギルドもあるから登録が楽だしそれなりにパーティーがあるんだ。・・・おっと、脱線したな。まぁ、とりあえずこのアプリは魔法士の情報共有用アプリってことだ。略称はIPAだ。


 とりあえず、俺の担当はここまでだ。これを覚えているといつか役に立つかもしれないぞ?保証はしないがな。ははは。それでは今回の単語帳のコーナーはここで終わり、またの機会にお目にかかるのを楽しみにしています。次回は誰が担当か、楽しみにしていてくれよ。

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