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みんなの単語帳~3時間目~

       

            みんなの単語帳~3時間目~

                   日直:千影


 やっほーい!ついにボクの出番だね!まったくメインヒロインであるはずのボクを名前すら出さずにここまで引き延ばすとかなに考えてるんだろうね!そんなわけで今日は張り切っていくよ-!

 今日は4つくらい解説してくね。まずはこちら!


 詠唱:まあ、つまり魔法を使うときの補助動作のことだね。別にやらなくても魔法は展開できまーす。でも、やっぱり唱えてる方が魔法のキレはいいよねー。あと、複合詠唱(マルチ・スペリング)については、前に解説したからいいよね!一応内容としては同時に複数の魔法を発動するスキルだよ。

 そしてここからが大事なところ!さっき言ったけど魔法は詠唱なしでも使えるんだ。それはなんでかって言うとね?まーこれも本編で触れたけど頭の中のイメージがあれば魔法は作れるからだね。ということはだよ?実は魔法の名前なんて言っちゃえば別に本人のイメージと合っていればなんでもいいんだよ。例えば、なんかかっこいい名前でも、漢字にカタカナでルビを振ってても、はたまた下ネタみたいな名前でも大丈夫なのさ!おんなじ現象を起こす魔法でも人によって名前が違うことが良くあるんだよ。ただ、イメージによって微少な誤差があるのも確からしいけどね-。


 魔法陣:なんでこんなのを説明するのかって?んー、なんでだろ。まあいくよー!魔法陣というのはね、魔法を展開したときのエフェクトであり魔法発生の基底となる空間に浮かぶ魔力エネルギーの塊だよ。それ自体の意味は薄いけど、魔法を唱えて魔法陣が出来るだけじゃなく、その逆、つまりは魔法陣を描いて魔法を発動するのも可能だからたまにやってる人もいるね。ちなみに剣技魔法とか銃魔法とかでは魔力を練りこんだ攻撃の(あと)で簡略化した魔法陣を作って魔法を撃つっていうのも常套手段(じょうとうしゅだん)だね!

 あと、これは裏技的な使い方だけど、魔力には一定以上圧縮すると実体性を持つようになる性質があって、それを利用した技を使う人もいるんだけど、魔法陣はさっき言ったとおり魔力エネルギーの塊で、魔力の込め方次第ではかなりの密度になって、壁みたいになることがあるんだよ。結界魔法とか使えなくてもこれを覚えてたらいざというときの防御はバッチリ(?)だね!

 そしてもう一つ!魔法の強さについてなんだけど、これは魔法陣の大きさで判断されるんだ。具体的には魔法陣の円の半径、円形じゃなかったらその図形の外接円の半径の大きさで見てるらしいね!この魔法陣型魔法の強さの区別としては小魔法、中魔法、大魔法、特大魔法、巨魔法の5段階!具体的な数値区分はしらない!見て大体分かればそれでいいじゃん!魔法陣については以上だよー。


 魔法事件・魔力事故:まんまだよね!魔法事件は意図的に起こされた魔法がらみの犯罪とかのことで、魔力事故は位相間の魔力干渉とかのことで、それに伴うモンスターが出てくるとかいったことも含めて言ったものだよ。魔法事故に関しては数の量では個人による物が多いけど、中には魔法で武力を確保しているヤクザとかマフィアとかその他の犯罪集団もあるんだよ!特に大きな集団としてはマジックマフィアの「アプリーレ」とかがこの世界では有名だったね。日本にも世界に名を馳せるグループがあってね、いろいろやってるんだよー!


 

 モンスター:さっきからモンスターモンスターっていってるけどモンスターってどんな生き物かって?あぁ、そういえばテキトーにしか扱ってなかったのか-。作者が気の利かないヤツでごめんねー?(おい!やめろ、出番削られるぞ!)あれ?とっしーまた来てたの?暇なの?それに言うことははっきり言わないとダメだよ?(だーかーらー!……中略)

 ちぇっ、これだから現代社会っていうのは。

 コホン、でゎ改めていくよ!モンスターっていうのは異世界に生息する生物がボクたちのいるこの世界にトリップしてしまって、さらに人間に危害を加える可能性が高い個体の呼び方だよ。だから、モンスターで一括りにはしてるけどボクたちの世界にはいろんな世界からいろんな生き物が漏れてきてるってことだね。人への害を押さえるのと生態系の保護のためにこれらの駆除をする、というのはIAMOの前身だった組織が各異世界とのそういう協定を結んだからできてるんだってさ。ちなみに一番よく現れるのは位相間空間、つまりどこの世界にも属さないダンジョンからのモンスターだから実はあんまり遠慮せずにやっつけれるんだけどね。

 さらに!モンスターの定義から外れる異世界からのお客さんについても説明するよ!どの世界にもなぜか人型、またはそれに限りなく近い高い知能を持った種族がいるんだけど、そういったのはまあ、あんまりこっちの世界には来ないんだけど来るときはちゃんとした手段で来るのが大体で待遇もお客さんみたいだね。ただ、中には人間に攻撃を仕掛けるためにやって来る連中もいるらしいんだけど、その場合はやっぱり戦って退けるなりなんなりしなきゃなんだよね。例えば、んーっと、悪魔族とか、修羅(しゅら)族とかは人間と友好的とは言えないかな。


 と、いうわけで第3回も無事終了だねー。しゃべりすぎて疲れたよ-!ではでは、次回は誰がやるのかなー?




(はいカットー。お疲れさまでーす。)


 「ふひー、疲れた疲れた-。久しぶりにいろんな知識を引っ張り出すと大変だよねー」

 「千影の頭の中にそれだけの知識があったことに驚愕してるんだけど」

 「ひどい!?ボクだっていろいろ知ってるんだからね!たとえば、あんなことやこんなことや……」

 「はいストーップ!」

 「そうだ、とっしー、帰りにギルドに寄ってって小遣い稼ぎにでも行こーよ!」

 「お前疲れてたんじゃねえのかよ!つか、俺はライセンスないからほとんどなんも受けるクエスト無いんだけど!」

 「ボクが計らうからさ、ほら、いこーよー!」

 「いい加減おとなしくしてくれ・・・・・・」

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