ホイミですら
闘い方がまずかったと今からして思う
スライムだからといって甘く見過ぎていた、奴だって厳しい自然の中を生き抜いて来たモンスター…油断は禁物である
「…よし」
闘いにおいて素手という訳にも行かないので、武器を持っていく事にした 考えてみればドラクエの主人公だって装備ありきのあの力だ
「武器屋行くか…」
ありったけの夢とてぃんぽいをかき集め武器屋へと足を運んだ
ーーーーー
絶望だった…
この街の武器屋は野菜しか売っていなかったのだ…
「そんな…」
仕方なく家の近くで拾ったひのきのぼうを武器に使うことにする
こんなので本当にスライムに勝てるのだろうか……もぅふぁんでぃっぱぃ!!
シュゴゥゥウゥゥゥ
バシュゥゥウゥゥウゥゥ
外街へ到着するなり、スライムは俺の目の前に立っていた
力強く…優雅に…その場に立っていたのだ。
「さっそくお出ましかよ?」
ひのきのぼうを片手に持ち、スライムに向かって勢いよく突っ込む
「この前のようには行かないぜ!俺はもう油断はしねぇぐぁぁあぁぁあぁぁあぁあぁ」
ワンパンで倒れこんだ
ピッ ピッ ピッ ピッ
気がつくと、そこは総合学科施設要因背徳棄権支援館であった
「俺は…また…」
平原で倒れている俺を、川に洗濯へ行ったおばちゃんの足元に落ちていたうんこをした犬の飼い主の家の隣近所の竹内さんの前にあるスーパーのレジをやっているおじさんの孫の娘の子どもが俺を見つけ、ここまで運んで来てくれたらしい。
「くっそ…」
悲しんでいる暇などない、俺はすぐさま病院をあとにした
それにしても流石に自分が弱い気がしてきたので、ここでステータスを見てみることにする
名前 ペニー
性別 男
職業 果実探す人
ちから 3
まもり 4
すばやさ 7
ゆうき 3
かしこさ 2
HP 2
MP 0
え………そんな……え……
HPとMP……ホイミも出来ないじゃん…