たける…
陽は沈み、外へ出ると街中はすっかり暗くなっていた。
「たける、歩けるか?」
乳首の激痛に耐えながら、たけるはゆっくりと頷く どうやらティクビヌスン.ゼアノールは呼吸器官まで新色しているようで、喘息にも似たひゅーひゅーという荒い息をしている
「…肩かすよ…」
たけるの体を支え、俺たちは病院へと足を運んだ。
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ティ首 グランティアノス
大都市からは掛け離れた広大な平原にこの街は位置する。
1962年に形成された街であり、レンガで積み上げられた建物が一面に広がっている
テコの原理を利用した設計であり、大昔に作られた街とは言え これがまた丈夫である、現代の建物にも負けない強度をほこる。
都会人からはヌルんティンポイ アースなどと言われている
意味は 昔の人は頭がよい…という意味らしい
まったく…これだからティンポイブレイヴは困るね
そして、その中心部に位置するのがブレインティ区ビーム総合構成大三研究薄給名称
つまり病院である。
そう…病院…ネパール…てぃんぽい
ティンぽいの東側の右斜め…
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「もう少しだ…もう少しだぞたける…」
たけるを担ぎながらオーバーレイを繰り返す
たけるは唸り声をあげながら乳首を回転させていた。
……間に合わないのかもしれない
いや…初めからわかっていた…無駄な事だって事は
けれども、乳首が分解していく友を…戦友を…俺は見捨てることが出来なかった
たとえそれが無駄な事だとしても…
たける…俺はーーー