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勇者志望の俺が、ラスボス役になっちゃった  作者: マスカレード


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第一話 ゲームスタート

今日も会社で怒られっぱなしの一日が終わる。

特に頭の良くない大学を出て、これといって自慢できるような部分もない会社に入り、そんな会社でも使えない人間として働いている。

手取りは二十万いかないくらいで、一人暮らしはしたいからも、満足いくような暮らしは出来ない。

そんな俺は今日、会社を終えてある場所まで向かう。

それは近くのゲームショップだ。

今日、俺が楽しみにしていたパーフェクトシュミレーションゲームが発売される。

リアルシュミレーションゲームとは言わばゲームの世界に入り込めると言うもの。自分の好きなゲームで自分の好きなキャラクターになれる。その世界ではモテまくりの美少年にもなれるし、凄腕レーサーにだってなれる。

今、世の中では大人気のゲームジャンルだ。

俺は足早にショップまで行き、予約していたRPGリアルシュミレーションゲームを買った。

値段は十五万円。とても高いが、内容を考えれば安いもんだ。

急ぎ足で家に帰った俺は、手も洗わずにすぐさまゲームを開けた。

といってもハードとかもなく、ただのスマートフォンのようなものが入っているだけだ。

その機械の電源をつけ、ゲームの設定を決めていく。

まずはマップの作成だ。山や川、それから建物などありとあらゆるものを自分で決めることが出来る。ただ俺は早くゲームを始めたい思いと、知らないマップの方がワクワクするという思いでおまかせにする。

次にモード選択。自分がやめたい時にやめることができるモードとゲームをクリアするまでやめることが出来ないモードがある。パーフェクトシュミレーションゲームのすごいところは、ゲームプレイ中はどれだけやっても現実の時間では一秒も経っていないと言うことだ。つまり、時間を気にすることなくプレイできる。

そんなんだったら選ぶモードはクリアするまで辞められないモードだろう。

その後も一秒でも早くゲームをプレイしたいという気持ちから、説明書も見ずにほとんどおまかせで設定を進めていき、最後にキャラクター選択画面になった。

俺はもう楽しみな気持ちを抑えることは出来ない。キャラクター選択が終わったらとうとうゲームをプレイすることが出来る。

二年前のこのゲームの発表から俺は発売を待ち続けた。生活を切り詰めてお金を作り、やっと今日を迎えることが出来た。

感動から息は荒く、手は震えている。

もちろんキャラクターは勇者だ。それで世界を救ってやる。

俺は勇者を選んだ……が、間違えてその次のラスボスを選んでしまった。

「あっ」

と間違えてに気づいた時にはもう遅く、俺の手は決定ボタンを押していた。

「ちょっと待って」

俺の思いも虚しく、目の前には(ゲームの世界へ行ってらっしゃい)と言う文字が出ている。

焦る俺を気にせずに、ゲームの世界は俺を取り込んでしまった。


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