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明日で待ってる

作者: 菜の花


きみはぼくを置いていった

どこへ行くときも

隣で笑っていてくれたのに

きみはひとりでどこかへ消えた


「昨日を迎えにいく」


机の上のメモに

そう残されていた

裏返せば買い物のメモ

千切られた端はガタガタで

きみを見つけるための

地図みたいだった


宝のありかは

誰も知らない

きみもきっとまだ知らない


角を曲がればいいのか

真っ直ぐ進んでいいのか

それとも

引き返すべきなのか


どこにも描いていないから

靴音をたよりに進む

踏み出すたびに

地図の端が擦れて

ガタガタの線が

どんどん丸くなってゆく


きみが昨日を迎えにいくなら

ぼくは先に明日で待っているよ

そうしたら

きみが帰ってきたときに

いちばんにおかえりを言えるでしょ?

ご覧いただきありがとうございました。


いちばんにおかえりを言えるように。


誰かに届きますように。

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