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豆のスープと受け継がれる光

作者:真冬
舞台は2100年、社会が崩壊し、国家の体を失った日本。かつて「平和国家」と呼ばれたこの国は、今や“分断指数”によって測られる壊れかけの地域共同体に成り果てていた。
物語の主人公は、レジスタンスに身を置く兄弟──優しく理想を捨てきれない兄・アキと、現実主義で怒りを力に変える弟・カナト。
ふたりは戦火の中で少数の仲間たちとともに活動していた。ある日、拠点の近くに現れた少年・ユーマをアキは連れていき、その選択がやがて物語のすべてを動かしていく。
敵国は“感情の連鎖”に反応する超エネルギー兵器《ホロウ・ウィング》を実戦投入。国の在り方を問うような“無言の裁き”を下す兵器により、争いの定義が変わっていく。
やがて明らかになる敵国の真の戦略。それは、国家の感情的崩壊=分断指数が一定値を超えた瞬間に作動する最終兵器《GLOAMING》による文明の消去だった。
この危機を前に、レジスタンスに潜んでいたスパイが摘発されるも、計画はすでに動いていた。
さらに物語は、大きな裏切りを迎える。かつての仲間・ツバサが敵と内通していたことが判明し、彼の銃口がアキを狙った瞬間、カナトが身を挺してそれを庇う。
命を落とした弟が残した遺言は、アキの心に深く刻まれる。
「日本を、未来にしてからこっちに来いよな。兄さん、約束だからな」
その言葉に突き動かされたアキは、国家の上層部を排し、「国を壊させない」という意志を言葉にして、人々へ呼びかける。
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