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閑話 師匠との日々2

さあ皆さんも赤単最高と言いなさい。

胸が楽になりますよ。

この世界では、言葉なんて無力だ。何を言ったところで、憲兵に捕まる未来しかない。

この世界では、俺たちだって無力だ。どれだけ足掻こうと、結果は変わらない。

この世界では、正義すら無力だ。薄っぺらい理想で世界は救えない。

——だから、俺たちは決めた。

理不尽だらけの、このクソみたいな世界をぶっ壊すと。

弱者が虐げられ続けるだけの現状を、ひっくり返してやると。

俺たちの名はアウトレイジ。

たとえ、この身が朽ちようとも——進むだけだ。





俺と師匠は今、教会に来ていた。

ここに所属する者は、人の傷を“回復”できるらしい。


「どうも、()()()の神父をやっております。パパスです」


「お、おう」

「は、はあ」


古くて質素……いや、“歴史がある”と言ったほうがマシな部屋から出てきたのは、優しげな初老の男だった。

最近、この火文明にもオラクル教団っていう宗教が進出してきたせいか、彼はやたら“四龍教”を強調してくる。その圧に、俺と師匠は一歩引いてしまった。


「あの畜生どもは偉大なる四龍神様を崇めず、ゼニスなどという偽神を信じ、害獣なんかと馴れ合って民に慈愛を与えません! が、我らは違います!

少量のお布施さえいただければ、教徒でなくとも慈愛を授けましょう!」


めっちゃ早口で喋る。

俺と師匠は小声でヒソヒソ。


「こんなに仲悪かったんですか?、この二つの宗教……?」

「いや、同業だから良くはないけど、基本は“無干渉”だったと思うんだがなぁ……。特になんかあったとも聞かないし」

なるほど。彼、たぶん“過激派”だ。


「ゴホン、喋りすぎましたね。それで、どこを治せば?」

「こいつの右脇腹を頼む」

「ふむ……これは結構イカれてますね。よくさっきまで軽口が叩けましたね。では——十万マーニで」


……少量ってなんだっけ?


「その顔。“少し”の意味に疑問を抱いてますね?

しかし仕方ないのです。一度舐められたら、我々は職業柄、骨の髄までしゃぶられますからね。いや本当ですよ。なんです、その顔は」

この人やたら早口になってるぞ。

しかも地味に心を読んでくる。


「まあ、こいつ持ちだからいいけどな。悪いが、さっさと頼むわ」

「ええ、お布施がいただけるなら文句ありません」


なんで勝手に師匠と話がまとまってんだよ!?

……とか思っていると、神父が詠唱を始めた。

呪文みたいだなーなんて考えていると、不思議なマナが俺の体を包みはじめた。

透明なようで、色のない光のようで……なんとも言えない気配が漂う。

続いて——

ゴキッ、ボキッ!!

脇腹で何かが戻るような音がして、痛みがスッと引いていく。

……音が怖いんだが。


「よし、これで完了ですよ。さあ」


差し出された手に、金をスッと渡す。なんだこの流れ。

神父は重さを確認し、満足そうに二度うなずくと——


「またのご利用を!」


と言い放った。

なんてやつだ。





協会に戻り、事情説明をして小言を食らっていたのだが……俺と師匠は正直まったく聞いていなかった。

理由は簡単。


「あっ、やめて……ちょっ……そこは……やめて!!」

「いいじゃないの〜アガピちゃ〜ん、えへへ〜」


……こんな声が堂々と聞こえてくるからだ。

しかも結構な大音量。

周りの人もソワソワし始め、俺たちを怒っていた人も顔を赤くして妙なことを口走り出す。

……聞かなかったことにしよう。いいね?





それから数日。

俺と師匠は毎日のように森へ入っていた。

たまにクリーチャーに見つかって戦闘になることもあるが、以前よりずっと気づかれにくくなった。

必要のない戦闘は避けるべきだ。

もちろんクリーチャーの肉や骨、皮は価値があるが、森の中での戦闘はリスクが高い。

だから俺たちは、森に落ちているマナの染みた木や草、果実を採取していた。

自分でも分かるくらい、実力は順調に伸びている。

——この調子で行ければいい。

そう思っていた。

だが、人生とはそう甘くない。

その日、俺は“スタンピート”というものの恐ろしさを、初めて知った。

フミガルドってただの雑魚だと思うんですよ。あれのメリットって最初のクリーチャーの防御を破れるだけで、必ず二回は攻撃しないといけないじゃないですか。

それが攻撃できるなら我我我で良くないですか?あと前のターンもレッドアウト絡めて殴らないといけないのでもっとですよね。

それにクリーチャーのトリガーを防げるって言っても一回だけだし、そういうデッキって大体呪文だし、2枚以上シールドトリガーとか入ってるじゃないですか。

あれってただ環境が通りやすかっただけでフミガルド関係ないと思うんですよ。

そもそも赤単ってトリガー踏んでる時点で負けみたいなもんですし。

まあ、何が言いたいかというと我我我は最強で僕の最高のパートナーというわけです。

どちらが男で女かはご想像にお任せします。

p.s.最近追加されたイラストもかわいいね。

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