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564_健康そうなのに紫外線のダメージを悪化させちゃう最悪な食べ物 #食べ物 #美容

「著作が発禁処分されてしまったイギリス出身の小説家デーヴィッド・ハーバート・ローレンスは『将来のことを考えていると憂鬱になったので、そんなことはやめてマーマレードを作ることにした。オレンジを刻んだり、床を磨いたりするうちに、気分が明るくなっていくのには全くびっくりする』と言ってます。考えても答えが出ない問題で悩み続けるのはバカらしいです。悩むくらいなら家事に従事する方が有益でしょう」


「やっほー、人生を変える知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『健康そうなのに紫外線のダメージを悪化させちゃう最悪な食べ物』です。よろしく」


「読者様には前回、前々回と紫外線対策になる食べ物を紹介しました」


「ザクロとダークチョコレートですね」


「ならば、逆も気になりませんか?」


「紫外線対策の食べ物があるなら、紫外線のダメージを悪化させる食べ物があってもおかしくないと思いませんか?」


「ということで、今回は紫外線のダメージを悪化させてしまう食べ物を紹介したいと思います」


「加工食品だとか、油の多い食事などのような不健康で当たり前の食べ物ではないです。結構、意外な食べ物かもしれませんよ」


「参考文献はアメリカのインディアナ大学の研究となります」


「研究者はイギリスのバイオバンクデータを使ってメラノーマについて分析しました」


「メラノーマとは皮膚ガンの一種です。黒色のシミが瘤となって皮膚の表面に出てくるのが特徴です。輪郭がギザギザしていたり、色むらがあったり、大きさが6mm以上などの特徴もあります」


「白人に多く発症する病気で、日本人では発症する人は少ないです」


「皮膚ガンの一番の原因は紫外線です。皮膚ガンのリスクを調べることで、紫外線の影響が判明します」


「で、どのような分析を行ったのかと言いますと、食事です」


「1592例のメラノーマの症状と対照群197372例の食事を分析しました」


「その結果、ある食べ物でメラノーマのリスクが上昇することが判明したのです」


「さて読者様、皮膚ガンのリスクを上昇させる食べ物とは何だと思いますか?」


「お肉でしょうか?」


「お肉には発ガン性の物質が含まれている、なんて言われたりします。皮膚ガンのリスクも上げてしまうのでしょうか?」


「お魚でしょうか?」


「お魚は食物連鎖の過程で化学物質が濃縮される現象があります。その化学物質によって皮膚ガンのリスクを上げてしまうのでしょうか?」


「それとも、野菜でしょうか?」


「健康の代名詞ともいえる野菜が、実は危険だったりするのでしょうか?」


「はたして、皮膚ガンのリスクを上げてしまう食べ物とは何なのでしょうか?」


「メラノーマの症例を調べた結果、メラノーマのリスクが上がっていた食べ物はーー」


「柑橘類でした!」


「柑橘類をたくさん食べている人は、皮膚ガンのリスクが上がっていたのです。およそ36%のリスクの増加が確認されました」


「フルーツも健康的な食材として有名ですが、残念なことに柑橘類のフルーツをたくさん食べていると紫外線に弱い体になってしまうのです」


「読者様、紫外線のダメージが気になるなら、柑橘類は控えた方がいいかもしれません」


「ちなみに、柑橘類をたくさん食べる人の特徴も判明しています。年齢が高い、男性、教育レベルが高い、収入が高い、タバコを吸わない、定期的に運動をしている、でした」


「生活が充実していて、健康的な生活を送っている人が柑橘類の摂取が多くなるみたいです」


「それと、柑橘類の種類にもよって、リスクの上昇幅は変わってきます」


「特にオレンジは皮膚ガンのリスクを上昇させます。オレンジで79%、オレンジジュースで54%のリスク上昇です」


「毎朝、オレンジジュースを飲んでいる読者様もいらっしゃるかもしれません。紫外線のダメージが蓄積していないか確認しましょう」


「一方でグレープフルーツでは皮膚ガンのリスクの上昇は確認されませんでした」


「紫外線のダメージが気になる読者様はグレープフルーツを食べるといいでしょう」


「柑橘類を食べると皮膚ガンのリスクが上がる理由はソラレンが関係しています」


「ソラレンは紫外線の吸収を高めたり、肌の炎症や色素沈着を引き起こす働きがあります。このような物質を光毒性物質といい、柑橘類に多く含まれています」


「なので、柑橘類をたくさん食べると紫外線に弱くなっちゃうのです」


「ソラレンを多く含む食材は柑橘類以外にもありまして、香りが強いハーブや野菜などです」


「パセリ、パクチー、春菊、セロリなどもソラレンを多く含みます。紫外線が気になるかたは食べるのを控えめにしたほうがいいかもしれません」


「それでもソラレンを含む食材を食べたい方は夕方以降に食べるといいでしょう」


「ソラレンを摂取すると2時間ほどで体内に行き渡ります。そして、7時間ほど光毒性物質としての効果を発揮します」


「ですので、朝食に柑橘類を食べると日中に浴びる紫外線をより吸収してしまいます」


「しかし、夕方以降に食べれば、紫外線が弱まっていますし、自宅にいます。紫外線を浴びないので、ソラレンの効果も発揮されません」


「柑橘類が好きな読者様は夕方以降に食べるようにしましょう」


「タイミング次第で食べ物は薬にも毒にもなると、という所で今回のまとめです」


「研究者はイギリスのバイオバンクのデータを使って、柑橘類と皮膚ガンの関係を調べたよ」


「すると、柑橘類をたくさん食べている人は皮膚ガンのリスクが上昇していたよ」


「特にオレンジとオレンジジュースがリスクを増加させていたよ」


「読者様も紫外線のダメージが気になるなら、柑橘類は控えようね」


「ただ、皮膚ガンのリスクは肌が白い人のほうが大きいです」


「色素が関係しており、今回の研究でも肌が白いほうがリスクが大きくなると出ています」


「そのため、白人と日本人では柑橘類を食べた際のリスクの上昇が同じとは限りません」


「それでも、日中を外で過ごすことが多い人は柑橘類は控えめにしたほうがいいでしょう。特に朝食に食べることはやめておきましょう」


「ということで、今回は『健康そうなのに紫外線のダメージを悪化させちゃう最悪な食べ物』でした。知識を実践して人生を充実させましょう」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」


「次は『服装を変えればお金が2倍以上集まる』で、会いましょう! バイバイ」



参考文献

The association between citrus consumption and melanoma risk in the UK Biobank

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