545_やるべきことを忘れないためにする3つのこと #行動 #日常
「19世紀ロシアの文豪を代表するレフ・トルストイは『よい人間とは、自分の罪をいつまでも忘れないで、自分の善行はすぐに忘れる者のことである。わるい人間とは、その反対に、自分の善行をいつまでも忘れないで、自分の罪はすぐに忘れる者のことである。自分を許すな。そうすれば、容易に他人を許すことができよう』と語っています。間違いを忘れない人間は成長します。前に進みたければミスを覚えておきましょう」
「やっほー、実用的な知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『やるべきことを忘れないためにする3つのこと』です。よろしくお願いします」
「読者様は物忘れはするほうですか?」
「この後にするべきことを忘れることはありませんか?」
「キッチンに行ったはいいけど、何が必要なのか忘れた」
「予定の時間を決めたのに、いつの間にか過ぎていた」
「買うものがあったのに、他のお店に入ってしまい、買い忘れた」
「読者様も、やるべきことを忘れてしまった経験はあると思います」
「このような、少し先に予定していることを覚えておくことをProspective Memoryといいます。日本語では、未来記憶や展望記憶と呼ばれます」
「今回は、やるべきことを忘れないための3つのテクニックを紹介したいと思います」
「物忘れが激しい読者様に必見な内容になること間違いなしです」
「参考文献はドイツのハイデルベルク大学の研究となります」
「研究者は250人の男女を集めました。平均年齢23歳、女性が211人でした」
「参加者には、5日間にわたって、未来記憶に関するメモを取ってもらいました」
「未来記憶をどれくらい使ったか、その際に何か使用したのか、どれくらい達成できたか、などをメモに残してもらいました」
「また、参加者にはビッグ5テストや作業記憶に関するテストを受けてもらい、性格や記憶力が関係しているのかも調査しました」
「そして、やるべきことを忘れない人の特徴を分析した結果、未来記憶を忘れない人には3つの特徴があることが判明しました」
「さて読者様、やるべきことを忘れないためには、何に気を付ければいいと思いますか?」
「シンプルに記憶力でしょうか?」
「単純に記憶力がいいなら、未来記憶でもアドバンテージを取れるのでしょうか?」
「頭の中で反芻することが大事なのでしょうか?」
「やるべきことを忘れないために、頭の中でそれを考え続けることができれば、忘れることはないです」
「それとも、記憶の定番、メモでしょうか?」
「物忘れの対策の定番、メモこそが最強なのでしょうか?」
「はたして、やるべきことを忘れない人はどんなことに気を使っているのでしょうか?」
「やるべきことを忘れない人の特徴とはーー」
「外部ツールを使う、意図の重要性を高める、社会的な価値に注目する、の3つでした」
「それぞれ詳しく説明しましょう」
「まず、外部ツールを使う、というのは読者様の想像通りだと思います」
「メモを残したり、リマインダーを設定します」
「やはり、目に見える形で情報を残すと、想起される回数が増えます。結果として、やるべきことを思い出すことができます。メモ最強」
「とりあえず忘れそうなことがあったらメモを使えばいいでしょう」
「次に、意図の重要性を高めるです」
「どうして、人はやらないといけないことを忘れてしまうのでしょうか?」
「それは、重要性が低いからです」
「忘れても問題ないと無意識で思っているから、忘れるのです」
「なので、「これは絶対にやらないといけない」と自分に言い聞かせることで、忘れなくすることが可能なんです」
「読者様も、ゴミ出しを忘れることはあっても、親友の結婚式を忘れることはないですよね?」
「この違いは、単に重要性の違いです」
「重要性が低いものは間単に忘れ、重要性が高いものは簡単には忘れない。ただ、それだけです」
「メモを取れない場合は、自分に強く言い聞かせましょう」
「最後に、社会的な価値です」
「社会的な価値とは、自分のためではなく、広く社会のためになる存在のことです」
「人は自分のためより、他人のためのほうが行動できる生き物です」
「なので、やるべきことに、「これをしたら誰かが喜ぶ」という価値を付加することができれば、忘れなくなるのです」
「誰かの役に立つと考えることができれば忘れなくなるのです」
「共用スペースの掃除を忘れないようにするには、「掃除をしたら皆が気持ちよく使ってくれる」と考えましょう。きっと忘れなくなりますよ」
「読者様も3つのポイントを覚えて、やるべきことを忘れないようにしましょう」
「ちなみに、記憶力は関係なかったです」
「作業記憶のテストを行っていましたが、やるべきことをやる人が特別記憶力がよかった、ということはありません」
「記憶力の有無に関わらず、3つのポイントを忘れなければ、未来記憶は達成できていました」
「読者様、まずは3つのポイントを重点的に覚えましょう。そうすれば、未来記憶で困ることはなくなるでしょう」
「それと、性格診断も行っていましたが、こちらも未来記憶とは関係ないことが判明しています。性格の違いでやるべきことを忘れることはありません」
「やるべきことを忘れるか、忘れないかに記憶力も性格も関係ありません。対策をしているかしていなかの違いです」
「読者様がド忘れしても、記憶力を言い訳にしないでくださいね。それは、単なる知識・対策不足なだけです」
「人生というのは地頭が悪くても、知識があれば、難題もクリアできるんですよ、という所で今回のまとめです」
「研究者は250人を集めて、未来記憶に関するメモを取ってもらったよ」
「すると、やるべきことを忘れない人の特徴が3つ判明したよ」
「外部ツールの使用、重要性を高める、社会的価値の3つだったよ」
「メモを取ったり、自分にとって大事なことだと認識したり、誰かの役に立つと考える、ことができれば、やるべきことを忘れなくなるよ」
「読者様、知識は力です」
「元々の頭が悪くても、正しい知識があれば、人生の苦労は減ります」
「頭が悪いからといって諦める必要はないのです」
「自分にとって必要な知識を知ることができれば、人生はイージーモードになりますよ」
「ということで、今回は『やるべきことを忘れないためにする3つのこと』でした。知識が増えましたか?」
「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」
「次回の『睡眠中の騒音はどれくらい悪影響があるの?』で、会いましょう! バイバイ」
参考文献
Prospective memories in the wild: Predicting memory for intentions in natural environments




