538_すっきりした朝を迎えるための4つの要素 #睡眠
「五賢帝最後の皇帝マルクス・アウレリウスは『朝目覚めたら、生きること、考えること、楽しむこと、愛することの特権について思いを馳せよ』と申しています。当たり前のことを自覚できるのは、ありがたいことです」
「やっほー、人生が楽しいに違いない読者様。悩み解決請負人の世界一の美女サクラです! 今回は『すっきりした朝を迎えるための4つの要素』のお話です」
「では、よろしくお願いします」
「読者様は朝、すっきりした目覚めを迎えることができますか?」
「え? 『いつも眠い目をこすっている』ですか。それは大変ですね」
「現代人の多くがすっきりした朝を迎えていないことでしょう」
「すっきりした朝を迎えたくないですか?」
「ということで、今回はすっきりした朝を迎えるための方法が4つあるので、それを紹介したいと思います」
「朝にすっきり起きれないだけで、先進国は年間に4000億ドルの損失を被っているそうですよ」
「参考文献はアメリカのカリフォルニア大学バークレー校の研究となります」
「研究者はPREDICT1という研究データを用いて、朝の目覚めをすっきりさせる方法を探しました」
「PREDICT1とは、健康な成人1000人以上の食事の時間、食事の内容、睡眠時間、運動量などを2週間にわたって調査した研究です。生活スタイルから朝の目覚めの原因を調査しました」
「また、この研究には多くの双子が含まれており、遺伝子の違いによる影響を極力排除できた、と研究者は申しています」
「さて読者様、朝の目覚めをすっきりさせる要素は何だと思いますか?」
「やはり、健康的な生活は欠かせないのでしょうか?」
「早寝早起きが朝の目覚めをすっきりさせるのでしょうか?」
「それとも食事でしょうか?」
「人の体は食べたものからできています。いいものを食べれば、それだけいい生活ができるのでしょうか?」
「また、運動も健康には欠かせません。運動をすることで、すっきりした朝を迎えることができるのでしょうか?」
「はたして、すっきりした朝を迎えるために必要なこととは何なのでしょうか?」
「分析の結果、朝の目覚めに必要な要素はーー」
「睡眠時間、運動量、朝食の炭水化物、血糖値の4つでした!」
「まあ、これだけ言われても理解できないと思いますので、順番に説明したいと思います」
「まず、睡眠時間です」
「通常の睡眠時間より、長い睡眠を取っていた場合、朝の目覚めがすっきりしていました」
「いつもより遅い時間に起床している場合でも、朝の目覚めがすっきりしていることが確認されました」
「睡眠時間が長くなれば、朝の目覚めがすっきりするみたいです。読者様も、朝起きてダラダラ過ごすくらいなら、起床時刻を遅くして、テキパキ行動したほうが効率的かもしれません」
「次に運動量です」
「前日の運動量が多いほうが翌日の朝の目覚めをすっきりさせることが判明しました」
「その上、寝ている間の身体活動レベルが低いことも明らかとなりました。リラックスして、ぐっすり眠れていたのです」
「ただし、運動する時間には注意しないといけません」
「夜に運動した場合、逆に朝の目覚めが悪くなっていました」
「運動をする場合は、朝もしくはお昼にしましょう。少なくとも夕方までには終わらせるといいと思います」
「恋人がいる人は夜の運動には気を付けましょう」
「次に、朝食の炭水化物です」
「朝食に炭水化物をきちんと摂取している人は、朝の目覚めがすっきりしていました」
「ご飯やパンなどの主食、イモやフルーツに多く含まれています」
「一方で朝食に摂ってはいけない栄養も判明しています。それは、タンパク質です」
「同じカロリーでもタンパク質の多い朝食を摂取している場合、朝の覚醒度が低くなっていました。すっきりした朝を迎えたいのなら、朝からタンパク質を摂取するのはご法度です」
「お肉、お魚、卵、大豆、乳製品は控えましょう」
「最後に血糖値です」
「朝食にブドウ糖液糖を含むドリンクを飲んだ場合、血糖値が急激に上がってしまい、朝の覚醒度が多いに低下しており、集中力が低下していることが判明しました」
「朝に砂糖が入ったジュースを飲んでいませんか?」
「それ、ダメですよ。朝のだるい感じがずっと続くことになります。午前中を棒に振るのと同じです」
「朝に飲むのは、やはり水がオススメです」
「その他に、お茶やコーヒーもいいでしょう。ただし、コーヒーは目覚めてから1時間半以上は経過してから飲みましょう。起き抜けのコーヒーは体に悪いです」
「読者様も4つのポイントに気を付けて、朝の目覚めをすっきりさせましょう」
「ちなみに私の朝の目覚めはかなりいいです。朝起きて、5分後には、運動をしているくらいです」
「ベッドの中でスマホを触って時間を潰す、なんてことはありません」
「念のため言っておきますが、朝起きてすぐの運動はオススメしません。体が覚醒していない状態での運動は怪我の原因になります。それに、コルチゾールも多くなります」
「真似しないで下さいね、という所で今回のまとめです」
「研究者は、食事や運動のデータを用いて、朝の目覚めをすっきりさせる要素を探ったよ」
「すると、4つの要素が分かったよ。睡眠時間、運動量、朝食の炭水化物、血糖値だったよ」
「読者様も、朝の目覚めをすっきりさせたければ、これらに気を付けるといいよ」
「当然ですが、朝の目覚めというのは、年齢や性別、気分、生活スタイルにも左右されます」
「しかし、今回の研究では、本人の努力次第で解決できる要素に絞っています」
「4つのポイントに気を付ければ誰でも朝の目覚めが改善する可能性があります」
「朝のダルい感じが嫌なら努力するしかありません」
「ということで、今回は『すっきりした朝を迎えるための4つの要素』のお話でした。読者様の人生の潤いになれば嬉しいです」
「最後まで、ありがとうございました。高評価、コメント、お願いします」
「読者様の『あれが知りたい』というリクエストも受け付けてます!」
「次回の『【笑い事ではない】冗談がスベるとどうなるのか?』で、会いましょう!」
「いくぜ、知識の宝物殿。バイバイ」
参考文献
How people wake up is associated with previous night’s sleep together with physical activity and food intake




