535_日焼けから肌を守るには何をすればいいのか? #美容 #見た目
「アメリカの哲学者ウィリアム・ジェームズは『水泳は冬の間に上達し、スケートは夏の間に上手になる』と言ってます。オフシーズンの過ごし方で差がつくのです」
「やっほー、人生を充実させる知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『日焼けから肌を守るには何をすればいいのか?』です。よろしく」
「読者様は夏が好きですか?」
「え? 『大好き!』ですか。いいと思います。私も好きですよ」
「でも、夏って、問題がありますよね」
「そう、日焼けです」
「直射日光に長時間晒されると皮膚が赤くなったり、日焼けしてしまいます」
「日焼けするので、夏が嫌い、という読者様もいらっしゃるでしょう」
「そこで、日焼けから肌を守るためには何をすればいいのか、についてお話ししようかと思います」
「しっかり、日焼け対策をして夏を乗りきりましょう」
「参考文献はアメリカのジョンソンエンドジョンソン社の研究となります」
「研究者は健康な81人の男女を集めました。男性が25人、女性が56人、平均年齢は41歳となっています」
「参加者を二つのグループに分けて、夏の炎天下の中で過ごしてもらいました。場所はテキサス州のルイスビル湖のそばです。気温は24℃から32℃の夏真っ盛り」
「一つ目は、日焼け止めクリームを塗るグループ。SPF100のクリームを使用しました」
「SPFとは、Sun protebtion Factorの略称でして、どのくらい紫外線から守ってくれるか示した数値です」
「SPF100だと、何もしなかった場合に比べて、日焼けを100分の1に抑えてくれるという意味です。ざっくりですが」
「もう一つのグループは、ビーチパラソルを使用して、ビーチパラソルの日陰で過ごしてもらいました」
「ビーチパラソルは丸型のものを使用、直径は203cmで、高さは190cmです」
「炎天下の中にいる時間は4時間。ずっと夏の日差しを受けるのは危ないので、30分の休憩がありました」
「その後、全身の日焼け具合をチェックして、日焼け止めクリームとビーチパラソルの効果を比べました」
「要するに、日焼け止めとビーチパラソルのどちらが日焼けから守ってくれるのか調べた研究です」
「さて読者様、どちらのグループに軍配が上がったと思いますか?」
「やはり日焼け止めクリームが強いのでしょうか?」
「名前の通り、日焼けを防ぐことを目的としてます。効果があって当たり前です」
「それとも、ビーチパラソルのほうが強いのでしょうか?」
「日差しを防ぐことで、日焼けも防げるのでしょうか?」
「はたして、日焼けしにくいのはどっちでしょうか?」
「日焼け止めとビーチパラソルを比べた結果、日焼けを防いでいたのはーー」
「日焼け止めクリームでした!」
「……まあ、予想通りですかね」
「両グループとも日焼けは確認されたのですが、日焼けの量には圧倒的な差がありました」
「日焼け止めを塗ったグループは参加者の25%の人が日焼けしていおり、ビーチパラソルグループは78%の人が日焼けをしていました」
「日焼けを確認した部位は、顔、首の後ろ、胸の上部、両腕、両足です」
「日焼けグループの日焼けは17ヵ所だったのに対し、ビーチパラソルグループの日焼けは142カ所も確認されました。全身満遍なく日焼けをしていました」
「読者様、日焼けをしたくなければ、素直に日焼け止めクリームを塗りましょう」
「ただし、注意点があります。日焼け止めクリームを塗っても、顔の日焼けには効果が薄かったです」
「顔に塗る日焼け止めクリームの量が少なかったのかもしれません。顔はデリケートですので、知らず知らずのうちに使用量を控えたのかもしれません」
「また、汗が関係していた可能性もあります。汗によって日焼け止めの成分が流れ落ちたと考えられます」
「それと、参加者はこまめに日焼け止めクリームを塗り直していました。製品の注意事項に従って、最低でも2時間が経過すると塗り直していました」
「日焼けを防ぐにはこまめに塗り直す必要もあります」
「顔を日焼けしたくない読者様は気にかけましょう」
「ビーチパラソルで日焼けを防げないのは、反射した紫外線を防げないからです」
「ビーチパラソルは直射日光には滅法強いです。しかし、紫外線は地面に当たると反射したり、散乱します」
「ビーチパラソルは上からの攻撃には持ち前の防御力を発揮してくれますが、横からの攻撃には無防備です」
「そのため、日焼けしてしまうようです」
「読者様、ビーチパラソルで日焼けを防ぎたかったら、上だけでなく前後左右にも配置する必要があります」
「まあ、全体にビーチパラソルを配置するくらいなら、素直に日焼け止めクリームを塗りましょう」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は日焼け止めクリームとビーチパラソルのどちらが日焼けを防げるのか比べたよ」
「すると、日焼け止めクリームの圧勝だったよ」
「でも、顔はそこそこ日焼けしていたよ。塗る量が足りなかったのかも」
「日焼けをしたくないなら、素直に日焼け止めクリームを使うのがいいよ」
「効果があるからといって、必要以上に塗る真似はしないでください。肌トラブルを起こさないためにも、薬は用法用量を守って使用しましょう」
「それと、今回の実験ではSPF100の日焼け止めクリームを使用しました」
「SPFは30を越えたあたりから、効果が横ばいになる、という研究もあります」
「わざわざSPF100の日焼け止めクリームを使用する必要はないと思います」
「数値が高いから効果が高い、というものではありません。それに、強力な成分が含まれていると副作用も気になります」
「読者様は自分の体質に合った日焼け止めを使いましょう」
「今回の研究では水の中には入っていません。水の中に入る場合は、水中に対応している日焼け止めを選ぶことも忘れないようにしましょう」
「最後に、日焼け止めクリームとビーチパラソルは併用できます。ビーチパラソルにも日焼け止め効果があります」
「日焼けをしたくない場合は複数の日焼け対策をしましょう。一つに絞る必要はないですよ」
「ということで、今回は『日焼けから肌を守るには何をすればいいのか?』でした。知識を実践して人生を変えましょう」
「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」
「次回の『脈絡のない単語を思い浮かべられる人はアイデアも思いつきやすい』で、会いましょう! バイバイ」
参考文献
Sun Protection by Beach Umbrella vs Sunscreen With a High Sun Protection Factor: A Randomized Clinical Trial




