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526_ダイエットしたければ体重計にこまめに乗れ #ダイエット #やる気 #数字

「アメリカで文民に贈られる最高位の勲章・大統領自由勲章を受賞しているピーター・ドラッカーは『体重を五ポンド減らすほうが、体重を五ポンド増やさないようにするよりもはるかに難しい。コスト管理についても同じことがいえる』と言ってます。何事も付け足すのは簡単ですが、削ぎ落とすのは難しいということです」


「やっほー、人生を充実させる知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『ダイエットしたければ体重計にこまめに乗れ』です。よろしく」


「読者様はダイエットをしたのに思うように体重が減らなかった経験はありませんか?」


「え? 『いつも思う』ですか。もしかしたら、目標が高すぎたのかもしれませんね」


「そこで、今回はちょっとした工夫でダイエットを効果的にする方法を紹介したいと思います」


「思うように体重が減らなかった読者様の体重がぐんぐん減るようになれば幸いです」


「やり過ぎて、ガリガリにならないといいのですが……」


「参考文献はスペインのコルドバ大学の研究となります」


「研究者は、太り気味、もしくは肥満体型の男性を70人集めました。BMIは25から50、平均年齢は40歳です」


「参加者を二つのグループに分けました」


「一つ目のグループは、介入グループでして、スマホのアプリを使って、自由に体重を計測することができました」


「また、数日間体重を計測しないと通知が届いて、体重を計測するように催促されました」


「もう一つのグループは、コントロールグループです。指定されたタイミング以外では体重を計測することが禁止されました」


「すべての参加者は専門家から食事とダイエットに関するアドバイスを受け、6ヶ月にわたってダイエットに挑戦してもらいました」


「両グループの違いは、体重計に乗る回数です。体重計にたくさん乗った方が痩せるのか、それともあまり乗らないほうが痩せるのか調べた実験です」


「さて読者様、どちらのグループのほうが痩せていたと思いますか?」


「体重計に乗ると体重の変化を知ることができます」


「こまめに見ると、思ったより減っていないことに絶望して、やる気が失われるのでしょうか?」


「それとも、少しでも減っていると嬉しくなって、ダイエットを頑張るようになるのでしょうか?」


「体重計はあまり見ないほうがいいのでしょうか?」


「数字を見るとどうしても意識してしまいます。ダイエットが気になって、ストレスになります。当然、ストレスはダイエットの天敵です」


「なので、体重計には乗らないほうがいいのでしょうか?」


「はたして、ダイエットの効果を高めるには体重計に乗る方がいいのか、それとも乗らないほうがいいのか? どっちなんだい?」


「ダイエットに挑戦してもらった結果、ダイエットをより成功させていたのはーー」


「体重計にこまめに乗るグループでした!」


「参加した70人のうち、54人が最後まで完走することができました」


「この54人はいずれも体重が落ちていましたが、グループによって落ちている体重に違いがありました」


「そう、体重計に自由に乗れるグループのほうがより痩せていたのです」


「4週目まではどちらのグループも大きな差はありませんでした。しかし、4週目以降はどんどん差が広がっていくという結果でした」


「最終的には、コントロールグループが5.1キログラムの減量に成功し、介入グループが9.2キログラムの減量に成功しました」


「圧倒的に介入グループのほうが減量に成功していました」


「両グループの違いは体重計に乗る回数だけです。どちらのグループも専門家のアドバイスを受けたのにも関わらず」


「しかも、体脂肪率や内臓脂肪に関しても、同様の結果となっています」


「読者様、ダイエットをしたければ、こまめに体重計に乗りましょう。ほんの少しの工夫で大きな差が生まれます」


「人のやる気は前進を感じられることで湧いてきます」


「こまめに体重を計測することで、自分が痩せていることを確認できます。これが原動力となって、ダイエットにより一層励むことになったのでしょう」


「目標達成において、進捗の管理はとても大切です。昨日より今日のほうが進んでいることがモチベーションになります」


「ダイエットに限らず、達成したい目標があるなら、こまめに進捗を確認して進んでいることを確かめられるようにしましょう」


「三日坊主にならなくなりますよ」


「体重計に乗ると太っている現実を突きつけられると思うかもしれませんが、大丈夫です。少しでも痩せていればやる気になります」


「厳しい現実よりも、やる気が上回ります。むしろ、体重計に乗るのが怖いから遠ざけているほうが痩せずらくなります。苦しいのは最初だけです。進んでいる感覚を掴んだら、そこからはとんとん拍子です」


「何事も最初が肝心、という所で今回のまとめです」


「研究者は太っている男性を集めてダイエットをしてもらったよ」


「その際、体重計に自由に乗れるグループと、指定されたタイミングでしたか体重計に乗れないグループに分けたよ」


「すると、自由に体重計に乗れるグループのほうが圧倒的に痩せていたよ」


「ダイエットの強力な味方は体重計だよ。読者様も痩せたかったら、体重計に乗るようにしようね」


「ただ、体重計にどのくらいの頻度で乗ればいいのかは不明です。今回の研究では最低でも週に一回は計測していました」


「数日から一週間に一回は計測するほうがよさそうです」


「それと、一日の中でも体重の増減があります。正確に体重を計測したければ、同じ条件で計測することをオススメします」


「起床した際に、体重計に乗ると誤差が減ると思います。お昼や夕方だと食事をしたり、活動したりして数値がバラバラになる可能性があります」


「ダイエットが成功しているのか失敗しているのか、分かりにくくなるのでオススメできません」


「まあ、朝は忙しいので無理だけはしないようにしましょう」


「ダイエットをして、体を壊していたら主客転倒です」


「ちなみに私はダイエットをしたことがありません。断食をして、野菜や果物をたくさん食べる。お菓子、スイーツなどの砂糖が多い食べ物と揚げ物などの油の多い食べ物を食べない、加工食品も食べない、定期的に強度の高い運動をして、夜はたっぷり眠る生活をしていれば太ることはありません」


「普段から、食事、運動、睡眠に気を付けていれば、ダイエットとは無縁でいられますよ」


「ということで、今回は『ダイエットしたければ体重計にこまめに乗れ』でした。知識を実践して人生を変えましょう」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」


「次回の『読書中に音はあったほうがいいのか?』で、会いましょう! バイバイ」



参考文献

Effects of Self-Weighing During Weight Loss Treatment: A 6-Month Randomized Controlled Trial

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