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492_相手の心を読みたければ顔を見るのではなく声を聞け! #人間関係 #言葉

「『君子は交わり絶ゆとも悪声を出さず』という言葉があります。意味は、徳のある人は、相手と仲違いしても決して相手の悪口は言わない、ということです。悪口を言っている人は、徳のない人です」


「やっほー、役立つ知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『相手の心を読みたければ顔を見るのではなく声を聞け!』です。よろしくお願いします」


「読者様は他人の心を読みたい・知りたい、と考えたことはありませんか?」


「え? 『たまに思う』ですか。そうですよね、時には相手の考えていることを知りたいですよね」


「でも、相手の考えていることを当てるのなんて不可能、とも思っていませんか?」


「え? 『思っている』ですか。やっぱり、そうですよね。他人の心を知りたくても、私たちのような素人では、決して知ることはできません」


「……と、諦めていませんか?」


「読者様、諦める必要はありません。実は、相手の心を読む方法は存在するのです」


「今回は、相手の心を読む方法についてお話ししたいと思います」


「お手軽にできますので、是非、試してみてください」


「参考文献はアメリカのイェール大学の研究となります」


「研究者は5つの実験を行って、心を読む方法を探りました」


「実験の内容としましては、二人が会話している様子をチェックしてもらい、登場人物がどのような感情を抱いているのか評価してもらいました」


「ただし、参加者には、映像だけを見せる(声は聞こえない)、声だけを聞かせる(映像は見えない)、映像と声を聞かせる、の3つのどれかで行ってもらいました」


「相手の心を読むのに、顔が大事なのか、声が大事なのか、顔と声の両方が大事なのか調べたのです」


「5つの実験を行っていますが、基本的に内容は同じです。バリエーションが違っているだけです」


「5つの実験で、合計1772人に参加者してもらい、相手の心を読むには何が大切なのか分析しました」


「さて読者様、相手の心を読むのに必要なのは何だと思いますか?」


「顔でしょうか? 感情というのは表情に表れます。表情を見ていれば、相手の心を理解することができるのでしょうか?」


「大事なのは声でしょうか? 言葉には感情が乗ります。声に注目すると相手の考えていることが判明するのでしょうか?」


「それとも、顔だけでも声だけでもダメなのでしょうか? 表情と声が一体になって初めて相手の心が読めるのでしょうか?」


「もし、顔と声が大事だとしたら、つまない結果になりそうです」


「はたして、相手の心を理解するのに大切なのは何なのでしょうか?」


「分析の結果、相手の心を読むのに大切なのはーー」


「声でした!」


「声だけを聞いて、相手のことを判断したグループは他のグループに比べて、圧倒的に正確に見抜いていました」


「読者様、相手の考えていることを正確に理解したければ、目を使ってはいけません」


「相手の顔を見ないようにしましょう」


「ただし、相手が正面にいるのに、目を瞑っていたら失礼になります」


「横に座るか、電話を使うなど、自然と相手の顔を見ない状況で実践しましょう」


「読者様も、同じ空間で会話をしていると相手の考えていることがわからないけど、電話でなら何となく理解できた、という経験はありませんか?」


「それは、声だけのほうが相手の内面をより理解できるからだったんです」


「相手が怒っていて何を考えているのか分からない、口数が少ないので何を考えているのか分からない、そんな相手とは電話を通してコミュニケーションを取りましょう。きっと、対面するより、相手のことを理解できると思います」


「また、自分が口下手で感情を伝えるのが下手だと思うのなら、相手に顔を見せないようにしましょう」


「電話でのコミュニケーションを積極的に活用しましょう。無意識のうちに感情を伝えるのです」


「もし対面する必要があるのなら、マスクをしましょう」


「花粉症だから、といえば相手も深くは言及してきません。少しでも顔を隠すといいでしょう」


「サングラスもありですね」


「つまり、顔出しをしていない動画配信者は視聴者に心を読まれやすい、ということですね」


「読者様も、動画配信をするなら、気にかけましょう。感情を隠したいのなら顔出しして、感情を知ってほしいのなら顔出しを控えましょう」


「ちなみに、顔を見ると、相手の心が読めない理由は、情報が多すぎるから、みたいです」


「表情には様々な情報が含まれています。筋肉の動き、口の動き、眉の動き、他にもシワ、シミ、化粧」


「情報が多すぎて、情報に振り回されてしまうので、相手の心にまで理解が及ばなくなります」


「なので、声だけに情報を絞ることで、相手の心が理解できるみたいです」


「まあ、何だかんだ言って声には様々な感情が乗っかります。声に集中すれば、相手の心を理解できるのです」


「思っている以上に声には感情が含まれているよ、という所で今回のまとめです」


「研究者は参加者を集めて、会話している様子をみてもらったよ」


「その時、声だけ聞く、映像だけ見る、声と映像の両方を見る、の3つのパターンで実験を行ったよ」


「すると、声だけを聞いたグループが一番相手のことを理解していたよ」


「声だけに集中することで、相手の内面がより深く理解できるみたい」


「読者様も何を考えているのか分からない相手がいたら、声だけに集中しようね」


「表情を見るより理解できるに違いないよ」


「あの声で蜥蜴食らうか時鳥、という言葉があるように、人は見かけでは判断しがたいです」


「読者様も顔だけで相手を判断しないでくださいね」


「ということで、今回は『相手の心を読みたければ顔を見るのではなく声を聞け!』でした。知識の足しになれば幸いです」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト、お願いします」


「次回の『スタンディングデスクを導入することで得られるメリット』で、会おうね! 目指せ、知識の完全制覇。バイバイ」



参考文献

Voice-only communication enhances empathic accuracy

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