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491_SNSに投稿する画像で鬱かどうか判断できる #SNS #メンタル

「日本近代詩の父と称される詩人の萩原朔太郎は『「真面目になる」ということは、しばしば「憂鬱になる」ということの外の、何のいい意味でもありはしない』と言ってます。真面目が必ずしも利益になるとは限らないようです」


「やっほー、実用的な知識を伝える世界一の美女サクラです! 今回は『SNSに投稿する画像で鬱かどうか判断できる』です。お願いします」


「読者様はSNSを使っていますか?」


「情報を集めるため、インフルエンサーの投稿を見るため、自分の情報を発信するために利用しているかと思います」


「そんな現代では必須のツールなんですが、投稿している内容によって、その投稿主がうつ病になっているか判断できることが判明しました」


「どうやらうつ病の人は無意識にSNSであることをしてしまうみたいです」


「今回はSNSの投稿とうつ病の関係についてお話ししたいと思います」


「読者様も自分がうつ病患者と同じ行動をしていないか、自分の投稿を今一度確認してください」


「参考文献はアメリカのバーモント大学の研究となります」


「研究者はまず166人のSNSユーザーを集めました。その中の71人はうつ病と診断されていました」


「次に参加者がSNSに投稿した写真を調べました」


「合計43950枚の写真があり、写真を分析して、健康な人とうつ病な人が投稿する写真の特徴を調べました」


「その結果、うつ病の人が投稿する写真には特徴があることが判明しました」


「さて読者様、うつ病の人はどんな写真を投稿していると思いますか?」


「うつ病の人は、気分が落ち込んでいたり、やる気のない人が多いです。こだわりの感じられない適当な写真が増えたり、どんよりした写真が多くなるのでしょうか?」


「それとも反対に、自分は弱っていないと主張するために、殊更にはっちゃけている写真を投稿するようになるのでしょうか?」


「もしくは、変な写真が増えるのでしょうか? メンタルが病んでいるので、誰にも理解できないような不可思議な写真を投稿するようになるのでしょうか?」


「はたして、うつ病の人はどのような写真を投稿するのでしょうか?」


「分析の結果、うつ病の人がSNSに投稿する写真はーー」


「明るさが失われていました!」


「明るさといっても、表情のことではありません。この明るさとは彩度のことです」


「うつ病の人の写真には3つの特徴がありました」


「一つ目は、色相が高い。全体的に青っぽい写真になっていました」


「二つ目は、彩度が低い。全体的にグレーがかっている写真が多くなっていました」


「三つ目は、輝度が低い。写真の明るさがなく、暗いものとなっていました」


「要するに、カラフルな写真が減って、モノクロの写真が増えていたということです。ちなみに、いいねをされる数も減っていました」


「読者様は大丈夫ですか? 昔に比べて、暗い写真の投稿が増えていませんか?」


「もし増えているようなら、それはうつ病のサインかもしれません。気を付けてください」


「また、明るいフィルターを使わなくなる傾向も確認されたそうです」


「撮影した写真は手軽に加工できます。元々明るい写真をさらに明るくすることもできます。しかし、うつ病の人は明るくなるようなフィルターを使うことはありません」


「明るい写真を投稿していても、明るいフィルターを使っていないのも危ないですよ。覚えておいてください」


「その他にも、写真に写っている人数にも影響が出ていました」


「うつ病の人は、一人で写っている写真の投稿が増える傾向が確認されました」


「複数人で撮った写真を投稿していない場合も、うつ病の危険性があります」


「うつ病になると、他人と交流するのが億劫になるのかもしれません」


「読者様も、SNSを見ていて、暗い写真の投稿が増えたり、一人で写っている写真を多く投稿しているユーザーがいたら、その人はうつ病かもしれません」


「うつ病は専門の医師でも診断が難しい症状です。もしかしたら今後、うつ病の診断は医師が行うのではなく、AIがSNSの投稿を分析して診断する未来がやってくるかもしれませんね」


「ちなみに、投稿されている写真の感情については関係がないそうです」


「楽しい写真や悲しい写真のように、写っている人の感情が表現されていることとうつ病には関係がないそうです」


「だから、悲しそうな写真をたくさん投稿していても、その人はうつ病ではないようです。シンプルに悲しんでいるだけだと思います」


「一見感情って関係がありそうだけど、関係ないんだよ、って所で今回のまとめです」


「研究者は健康な人とうつ病の人を集めて、SNSに投稿されている写真を分析したよ」


「すると、はっきり違いが出たよ」


「うつ病の人は、青っぽくて、暗くて、灰色がかっている写真をたくさん投稿するようになっていたよ」


「全体的に暗い写真が多くなったら、それはうつ病のサインかもしれないよ。覚えておこうね」


「それと、対象者が少ない研究でした。読者様も内容を鵜呑みせずに、自分でしっかりと考えください」


「誰かの意見をそのまま真に受けていたら、痛い目を見ますよ」


「知識はあくまで知識です。知識を知恵に昇華できるかは読者様次第ですよ」


「ということで、今回は『SNSに投稿する画像で鬱かどうか判断できる』でした。役に立ちましたか?」


「ありがとうございました。高評価、コメント、リクエスト待ってます」


「次回の『相手の心を読みたければ顔を見るのではなく声を聞け!』で、会いましょう! バイバイ」



参考文献

Instagram photos reveal predictive markers of depression

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